●依頼No.532 依頼者:うさこさん

幼い姉弟が棺に入れられて脱出する話について

30年程前の作品だと思います。彼らが主役かどうかもわかりません。フランス大革命のような雰囲気の状況で、幼い姉弟が亡くなったおばあさまと一緒に棺の中に入り、脱出します。弟は血友病で、棺の中でケガをします。棺は埋められていて出られません。息苦しく、弟の血は止まらない。救出してくれる人間がなかなか来ない…というところまでを記憶しています。その後、どうなったのか気になって仕方がありません。よろしくお願いします。

美内すずえ『ジュリエッタの嵐』ですね。「別冊マーガレット」1973年1〜2月号に掲載されました。同名の単行本がマーガレットコミックスから出ていた他、白泉社文庫の『燃える虹』に収録されています。

革命の嵐の中、王女ジュリエッタと弟ヘンリーは、棺に隠れて脱出します。後で掘り出してもらう手はずだったんですが手違いで埋められたままになってしまい、棺の中では血友病のヘンリーが出血し、というピンチに陥るところまでが前編です。後編では、なんとか2人とも無事に地上に出られて、革命のヒーロー「黒い狼」と知り合う事になりますが、詳細は文庫を読まれるのがよろしいかと。(島本。さん・03/01/26)

●さっそくの回答ありがとうございました。やはりちょうど30年経っているのですね。ピアノ教室での待ち時間に細切れで読んでいたようです。 美内すずえさんは好きな作家ですが、この文庫は買っていませんでした。本屋さんへ直行いたします。(うさこさん・03/01/26)