●依頼No.550 依頼者:teke6teke7さん

和田慎二・兄が妹の復讐をする話について

はじめて、このコーナーに参加します。

私が探してるのは、古い作品で男性が主人公で、妹の復讐をするような話だったと思います・・・違うかもしれません、兄妹の話なのは確かです。長野県のある喫茶店に置いてあってほとんど読めずにそこを去ることになってしまい、しかも15年ぐらい前の話でどんどん忘れてしまって思いだそうとしてもとりとめなくて表現できません。ごめんなさい。

ご存知の方、ぜひ教えてください。

●和田慎二さんの『緑色の砂時計』ではないかと思います。

妹を襲ったチンピラ達を相手に、兄が乱闘事件を起こすというシーンがあります。 (実際に絵になっているのは1コマだけなんですが)

講談社 KCmimi 1975年12月 新書判
大都社 Stコミックス 1993年12月 B6判

以上2回出版されています。(ままあずきさん・02/08/31)

●>ままあずき様
すごい速さで情報有難うございます。さっそく確認してみよう思っています。確認できたら、ご連絡します。(teke6teke7さん・02/09/05)

依頼者:けろここさん

和田慎二・内側にとげの付いた鎧が出てくる話について

えっと、20年以上前でしょうか、まだ和田慎二がマーガレットに書いていた頃だと思います。

掲載誌は、時期的に当然「マーガレット」。 読みきり、だと思います。

あらすじ。
仲のいい兄と妹がいます。
ところがある日、妹が強姦されます。
兄は守ってやれなかったことに苦悩します。
実は兄は妹に対して禁じられた愛を抱いています。
その事を友人に告白するとき、内側にとげの生えた鎧(仮面)をかぶって見せます。それは中世で近親相姦者を罰するために使用された鎧なのでした。

幼い私には衝撃の強かったこのおはなし。題名は勿論、この後の内容も気になっているのですが、思い出せないのです(>_<)何度か立ち読みしたはずなのに〜。

どなたか詳しく教えてくださいませんか?お願いします!


●けろここさんへ

>20年以上前でしょうか、まだ和田慎二がマーガレットに書いていた頃だと思います。

お尋ねの作品は、『緑色の砂時計』です。
講談社発行「月刊mimi」(現在、廃刊)で掲載されました。

講談社発行KCmimiから同名タイトルの単行本が出版されています。

けろここさんのご記憶の通り、衝撃的な作品です。

ご参考になれば(べらさん・ 03/03/20)

●べらさん、ありがとうございます。

『緑色の砂時計』ですか。和田慎二の作品リストで、この題名は発見していたのですが、あの衝撃の内容とはつながらなくて。。。(^_^;)

ところで、詳しい内容はご存知でしょうか? ずうずうしいお願いですが、出来れば最初から最後までのあらすじを教えてくださいませんか?特に、兄の愛がどうなったかが知りたくて。。。無理にとは申しませんが。。。お願いします。(けろここさん・03/03/22)

●>出来れば最初から最後までのあらすじを教えてくださいませんか?

随分と前に、この単行本を処分してしまったので少々記憶違いがあるかもしれませんが・・。

#雄二と耀子は、仲の良い兄妹。ですが、文武両道と評判の高い雄二は些細な事で繁華街で乱闘事件を起こし、学校側から謹慎処分を受けてしまいます。その処分に黙って従い、大好きだった剣道部も退部してしまいます。しかし、普段と変わらないこの兄妹の生活態度に周囲の人々の中には疑惑の眼差しを注いでいる人物もいました。乱闘事件を起こしてから雄二は人知れず医師、藤野を頼るようになります。藤野医師と頻繁に会う事に、複雑な胸中な耀子。雄二、耀子、そして藤野には生涯誰にも話さないと誓いあった秘密がありました。その封印した自分の秘密を守るために、藤野の前で中世の拷問道具である鎧の仮面を被る雄二。耀子もまた砂時計に自分の秘密を封印するのです。しかし、家路に戻る途中の耀子姿を見たひとりのホームレスが耀子を捕まえ、封印していたはずの秘密を話し出します。恐怖に怯える耀子を救ったのは、雄二の好敵手。若王子高校の剣道部の主将でした。彼女の秘密、ひいては雄二の乱闘事件の真相を知った彼は耀子の心を解きほぐすことに成功します。丁度、その場面を目撃した雄二は激しい怒りの炎に身を焦がします。雄二は、妹を愛する女性としてみていたのです。二人の両親が、外泊した雷雨の夜。思い余って、耀子を陵辱しようとする雄二。雄二の眼差しが以前、自分を辱めた男達と同じだと錯覚した耀子は、激しく拒絶して雄二を絶望させます。我に返った雄二は雨の夜道をさ迷い歩き、藤野に助け出されます。藤野から連絡を受けた耀子は、雄二にあうことを拒否します。けれども、雄二が砂時計を持っていたと藤野から聞かされた耀子は自分だけが傷ついていた訳ではなかったと悟ります。そして、兄と自分がこんなに惹かれあったのは、あの悲しい出来事を無意識に癒したかったのだといことも……。意識が回復した雄二も同時に、耀子と思いにたどり着きもう一度やり直してみようと決心するのです。

乱文ですが『緑色の砂時計』はこのようなお話です。
尚、登場人物の名前と漢字は正確ではないことを記しておきます。
ご参考になれば(べらさん・03/03/24)

●こ、こんなに詳しく教えてくださるなんて、感激です。おかげさまで記憶がくっきり戻りました。なかなかハードな展開ですね。でも、結局、兄弟は兄弟というところに落ち着いたようで、よかったよかった。べらさん、本当にありがとうございました♪(けろここさん・03/03/25)