●依頼No.575 依頼者:KANA さん

 『ドリアングレイの肖像』が原作の少女マンガについて

こんにちは、はじめまして。解決できずに気になって気になって‥どなたかご存知ないでしょうか?

今から20年ほど前に読んだ(書かれた時期はまだ古いかも知れません‥)、オスカーワイルドの小説『ドリアングレイの肖像』を原作とした少女マンガを描かれた作者を知りたいのです。今まで『里中満智子さん』だとばかり勘違いし続けていた曖昧な記憶ですが(苦笑)、出版社は『講談社』だったような……。どうYahoo!!検索しても引っかからなくて……。それだけ古い作品と言うことなのでしょうか‥。

因みに(ある場所から得られた情報です)『まつざきあけみさん』にそう言う作品があったと思う‥と教えていただいたのですが、過去の作品名に『ドリアングレイ〜』がなくて……もしかするとタイトルは違うのかもしれません。ですが、絵柄は里中さんやまつざきさんタイプでした。宜しくお願いします。

※備考1※(原作の)粗筋→美貌の青年ドリアンはある画家にモデルを頼まれ承知する。青年は無垢な心の持ち主であったが画家の快楽主義者な友人に感化され、その生活は次第に背徳のものとなってゆく‥――。青年の重ねる罪悪はすべて�その肖像�に現れて、最後には醜い姿の肖像と成り果てた。
変わり果てた肖像画が人目に触れることとその醜さに耐え切れなくなった青年は、自身の肖像にナイフを突き立てる。――翌日人々が見たのは、若く美しい青年の肖像と、老けやつれた男の死骸であった――。
※備考2※同時に得られた情報→『魔太郎が来る』ではありません(少女マンガでしたから‥笑)

●はじめまして。
とても情報とはいえない曖昧な記憶なのですが、確かに私も読んだことがあります。 姉が持っていた本でしたので、おそらく27〜8年前ではないかと。私の記憶の中では里中さんよりもっと線の太いイメージがあります。同じシリーズでルナールの『にんじん』も読みました。巻末の案内で、ポオの『モルグ街の殺人』なども出ていたと思いますので、世界の名作を複数の作家でマンガ化したシリーズだと思います。
お求めの情報にはそぐわないとかとは思いましたが、とりあえずお知らせします。(さっちゃんはね♪さん・02/11/24)

●>さっちゃんはね♪さんへ
はじめまして。そうして貴重な情報を下さり、ありがとうございました。そぐわないなどと言う事はありません!中々情報が得られない日々に『もしかすると読んだのは、夢でだったのかもしれない……(TT-TT)』と思い始めていたのですから(笑‥)。
さっちゃん♪さんの情報は、そんなわたしにまた一筋の希望の光を届けてくれました(笑)。本当に、ありがとうございます。

上の依頼文には書き忘れましたが、まつざきさん情報を下さった方が【肖像シリーズ゙】の1つだったと思う……とも言われていました。【【シリーズもの】】どうやらキーワードのようですね(笑)。
これからちょっと(笑)『ルナール』『にんじん』『ポオ』『モルグ街の殺人』をカギに加え、また検索してみます。本当に、ありがとうございました。(KANAさん・02/11/24)

●『ドリアン・グレイの肖像』のマンガ化作品といえば、つづき佳子さんのものがあります。出版社は今は無き曙出版曙コミックスです。世界文学漫画全集というシリーズの1冊で、『にんじん』『モルグ街の殺人』も出ていますので、さっちゃんさんが書かれていらっしゃる情報も、同じものではないでしょうか?
ストーリーは原作ものですのでもちろん同一です(笑 。私が所持しているものは1970年の発行になっています。 (カウカウ大臣さん・02/12/01)

●>カウカウ大臣さん
レス、ありがとうございます。さっちゃんはね♪さんからいただいた情報から検索した結果報告と再情報求む(笑)をカキコミに来たところでした(笑)。

つづき桂子さん…そう言えば…この方の名前も同じく寄せられた情報の中にありました‥ι――‥ですが全くその名の記憶がなくて……。←何もかもがウロオボエですね…(苦笑)。
確かこの情報についてはGoogleで検索しました。ですがキャッシュに残っていなくて、なにも確認できませんでした。単行本なりの画像でもあればと思ったのですが………。
『今は無き曙出版曙コミックス』ですか…トホホ…。でも古本と言う手がありますね(それにネットでgetと言う手も…)。つづき桂子さんに興味も湧いてきたことと(笑)他にも手に入れたい�懐かしの�コミック(笑)もありますし、違っていても構わないので(笑)一度コミックを手にしてみます。(あればですけれど…苦笑) (KANAさん・02/12/01)

●時間が経過しているので、もう解決されているかもしれませんが、久々に遊びにきて見ていたら、懐かしい話を思い出しましたので一言言わせてください。

 25年くらい前になりますが、別マで市川ジュン先生が『風を追う人』という話を描かれました。多分80ページくらいの長編読みきりだったと思いますが、その中で『ドリアン・グレイの肖像』が劇中劇として使われていて、主人公は新人の舞台女優でした。
 
 主人公は『ドリアン・グレイの肖像』中でドリアンを愛するシヴィル役を演じていて、事故が元で演劇生命が絶たれてしまいます。『ドリアン・グレイの肖像』中でもシヴィルは破滅へと向かうので、二人の人生を一部なぞらえて話を進めていました。最後には主人公は「シヴィル」にはならずに『嵐が丘』のキャサリンのように強く前向きに生きていくところで終わります。

 まるっきり『ドリアン・グレイの肖像』という話ではないですが、ちょっとご参考までに。。。失礼しました。(花散里さん・03/03/02)