●依頼No.577 依頼者:なおさん

父親が少女のために桐の木を植える話について

25年位前の、おそらく付録に掲載された作品だと思います。

主人公の少女は両親と小さな町に暮らしています。お父さんは少女が生まれた時に桐の木を植えます。少女はある朝、湯たんぽのお湯がもれて足に小さなやけどをおい、小さな痕が残ります。明るく育つ少女に幼なじみの男の子は恋心をを覚えます。ある大雨の日、その男の子とお金持ちで意地悪な男の子が土手を歩いていると、少女のお父さんがやってきて土砂崩れが起きるから早く帰りなさい、と言いますがお金持ちの男の子はそれを聞かず、石を触り土砂崩れが起きてしまい、男の子達をかばったお父さんは生き埋めになって亡くなってしまいます。お金持ちの男の子は怖くなって逃げ出し、自分が原因だとは言い出しませんでした。
後年、成長した少女と幼なじみの男の子は結婚することになり、少女はお父さんが植えてくれた桐でタンスを作り、白無垢姿でお墓に報告している場面で完だったと思います。

タイトルも作者も不明で、付録掲載だったと思うのでご記憶の方が少ないかもしれませんが、どうぞ宜しくお願い致します。

●なおさんへ

お尋ねの作品は、大山和栄先生の『桐子の四季』です。

>25年位前の、おそらく付録に掲載された作品だと思います。
なおさんの仰るとおり、1979年頃?の小学館発行月刊「ちゃお」の付録冊子での掲載作品となります。物語のあらすじもなおさんのご記憶通りです。

大山先生の著書の中にこの作品が、収録されているのかは不明です。以前、大山先生の単行本リストを閲覧した事があるのですが・・・見当たらなかった記憶があるので ご参考になれば(べらさんさん・03/05/30)

●べらさん、こんなに早くに返信をどうもありがとうございました!!ずっと心にかかっていた靄がスッキリ晴れました。単行本はないかもしれないというのは残念ですが、いつかまた巡り合いたいです。本当にどうもありがとうございました。 (なおさん・03/05/31)