●依頼No.579 依頼者:さるウキウキさん

「エイダ」「ビイ」「シーラ」というキャラが出てくるパラレルワールドの話について

佐々木淳子さんの作品だったと思うのですが、ある少年が迷い込んだ家にはエイダ、ビイ、シーラといったアルファベットにひっかけた名前の4〜5人の姉妹が住んでいるのですが、実はこの女性たちは同一人物であったというものです。シーラが成長するとビイに、ビイはエイダにと、年をとると自分の姉の記憶をひきついでその人物になってしまうのです。このパラレルワールドを断ち切るためにシーラは自殺を図るのですが、ビイは以前シーラの人格だったときに同じことをしており、風呂場で手首を切っている自分を発見します。少年は「このままシーラが死んでしまえばパラレルワールドから逃れられる」と言うのですが、結局ビイはシーラを見殺しにはできません。ラストがどうなったのかは覚えていません。20年以上前の読みきりでした。

佐々木淳子さんの初期作品『リディアの住む時に・・・』ですね。’78年の「少コミ増刊」掲載だそうです。『Who!』(東京三世社)という作品集には入ってますが、他はどうかなあ?ラストは・・・、時間が過ぎて少女たちは元のところに戻り、主人公は一人取り残される・・というものです。(FUMIKOさん・03/05/25)

●FUMIKOさん、すばやいご回答、本当にありがとうございます!
BOOK OFFで『那由他』や『ブレーメン5』に収録されていないかとチェックしていたのですが載っておらず、記憶違いかと途方にくれていましたが、やはり佐々木淳子さんでしたか…!東京三世社ですね。マイナーな出版社からの刊行ですが頑張って探します。どうもありがとうございました。(さるウキウキさん・03/05/25)

●はじめまして。私はこの作品が大好きです。『Who!』は1993年にフロム出版から復刻されています。でも、東京三世社とフロム出版は住所が同じなので、同じ会社かも知れません。(Watosonさん・03/05/26)

●皆様いろいろありがとうございました。『Who!』を手に入れました!実はダンナに「前持ってたよ、処分したけど」と言われ、ネット販売で発見、在庫の確認メールを送ったその日に近所の古本屋で発見したというのが顛末です。なんだか不思議ですね。 『リディア…』は細かい部分がちょっと間違ってましたが(ビイとシーラが逆でしたね)、ほぼ記憶どおりで嬉しくなりました。ほんとうにありがとうございました。(さるウキウキさん・03/05/31)