●依頼No.589 依頼者:かぢたろーさん

両親の仇討ちの為に仇の従者となる話について

いつ頃読んだのか、雑誌名も思い出せないのですが、連載ではなく読み切りでした。単行本になったら購入したいと思っていたのですが、タイトルも作者も忘れてしまいました。もしご存知の方いましたら、ぜひ教えてください!
あらすじは、常に王子の側にいる内に互いにかけがえのない存在になるのですが、ある日崖(地面の割れ目?)から落ちそうになった王子を助けようと手を伸ばした時、両親が殺された時の姿が頭をよぎり一瞬迷ってしまい、彼の気持ちを察した王子は寂しそうに笑って落ちてしまいます。一人残された主人公は、絶望してその後行方不明(自殺?)に。というお話です。

●はじめまして。楽といいます。お探しの作品は橘皆無さんの書かれた学研、ノーラコミックスの『カ・ビネ・サガ レトルト』に収録されている『ユダ』ではないでしょうか。

内容はほぼ、かぢたろーさんの書かれている通りです。ただ両親の姿が頭をよぎるのは物語の真ん中あたりで、作品は王の方の視点で物語が描かれています。王の名前はロムール、王の父に滅ぼされた国の王子だった従者の名前はレムスです。レムスはロムールの妹と結婚し、敵国との戦で出陣した二人は戦には勝ったものの、制圧した城に仕掛けられていた爆弾によって、城が崩れ、それに巻き込まれたロムールがレムスに手を差しのばしますがレムスはわざと手をずらし、それを見たロムスは悲しそうに笑って墜落します。レムスはその後行方不明になり、レムスの妻のお腹の中にいた子供が国を継ぎます。その子供の名前がユダです。

この本は1993年6月に出版されていますが、この作品が掲載された雑誌「CAIN」が数年前に休刊となっており、今も書店でこの本が購入できるかどうかよくわかりません。しかし、新古書店でたまに見かけるのでわりと早く入手できると思います。(楽さん・03/05/04)

●楽さん、ありがとうございます!!おそらくその作品だと思います。妹の存在が頭から消えていて、まったく思い出せないのですが、その他のあらすじは同じなので間違いないと思います。さっそく書店orネットで探してみます。本当にありがとうございます♪ (かぢたろーさん・03/05/06)