●依頼No.605 依頼者:SAYAPONさん

火事になった建物の中に思い出の絵を取りに入る話について

20年くらい前読んでずっと気になっていたマンガがあり、いろいろ検索してみたところ、柿崎普美さんの『恋に気づいたの!?』というタイトルが近い気がしています。主人公の名前、簡単なあらすじなど少しのヒントでかまいません。お願いします。

●こんばんは。
この作品、大昔ですが読みました。内容は

ヒロインの名前は森さぎり、通称サリー。 学校でサッカー部のマネージャーをしている。サッカー部には洸(←ごめんなさい「洸」の名前は記憶が曖昧で、もしかしたら違っているかも)という
エース選手がいて、女の子たちに人気があり騒がれている。ある日、サリーのクラスに転入生がやってくる。彼の名前は怜。洸にそっくりな顔立ちの怜は洸の双子の兄だが体が弱く、病気で留年したため洸の下級生であるサリーのクラスに編入してきたのだった。席が隣同士ということもあって怜と親しくなり、ある日彼に「好きだ」と告白されるサリーだが、その瞬間、怜が洸に見えて急に怖くなり逃げ出してしまう。だがその後、洸からも告白され、自分が好きなのは洸のほうだったのだと気づく。サリーに側にいてほしくて、洸はマネージャー選びの際(希望者が多くてくじ引き抽選で選んだ)、彼女がマネージャーに決まるよう抽選箱に細工したのだと打ち明ける。さらに彼の話からサリーは、洸と怜が実は双子ではなく二卵性の三つ子で妹がいたこと、その妹は先天的に虚弱体質で数年前に亡くなったこと、その亡くなった妹とサリーがよく似ていること、などを知る。この前後で洸がケガをしたり多少の紆余曲折の末、結局サリーと洸はめでたくハッピーエンド。

といったストーリーでした。上手くまとまっていなくてすみません。ご参考になれば嬉しいです。
コミックスは初版が1978年ごろマーガレットレインボーコミックスにて発行されたようです。(ころさん・03/08/18)

●私が探しているマンガ、『恋に気づいたの!?』ではないようです。20年位前のマンガで『緑の風』というタイトルのものはないでしょうか?何せあいまいな記憶なので申し訳ないのですが。 主人公はレオという男の子と幸という女の子。最終話の一話前に、幸が火事になった建物の中に思い出の絵を取りに入る。レオは幸を助けに火に入る。絵を運び出す途中柱が崩れて幸は下敷きに。「私はいいからレオは絵を持って逃げて。」っていうところで次号に続くだったと思います。
タイトルはもしかしたら違うかもしれませんが話の大筋はあっていると思います。 ご存知でしたら、タイトル、結末等教えてください。20年間気になってます。(SAYAPONさん・03/08/23)

●こんにちは、花散里と申します。柿崎普美さんのこの作品確かに憶えています。題名も『緑の風』でよかったと思いますが、違ったらごめんなさい。最終回では、礼生(レオってこんな字だったと思うんですが)は、思い出よりも生きている幸の方が大切だと気づき、「さようなら」と絵の妹に別れを告げます。実はこの絵はレオを唯一愛してくれた妹を描いたものでした。その妹をレオは溺愛していましたし、妹もレオをとても愛してくれていましたが、レオのせいで死んでしまいます(事故死?)。レオの本当の両親はとうになく、妹の両親はレオとは実は血がつながらないため、妹を死なせたことで、レオを憎みました。それ以来、レオは人間に対して心を閉ざすように生きてきましたが、叔父さんが唯一の理解者としてレオを支えてくれます。レオは叔父さん以外、身よりのない孤独な身の上でした。

 さて、火事の中で、レオは思い出に決別し、絵を盾にして炎の中を幸を助け出します。結局、絵は燃えてしまいますが、レオと幸は助かります。レオは火事で燃えてしまったため、トレードマークのようだった長髪(混血児のため明るい茶色に近い金髪?だった)を切り、真面目に生きる宣言を幸にします。幸のお母さん(教師をしていてお堅い)にも交際を許してもらい、めでたしめでたしで終わったと記憶しています。いかがでしょうか? (花散里さん・03/08/31)

●ありがとうございました。いろいろ検索しても見当たらないので、私の記憶違いかと思ってあきらめかけていました。ラストがハッピーエンドでよかったです。20年来のもやもやを解決してくださってありがとうございました。感謝感激です!(SAYAPONさん・03/09/01)