●依頼No.613 依頼者:にゃんこ3世さん

スポーツバッグの中に子供の腐乱死体が入っている話について

1980年代半ばの作品だと思います。1984年かな?心理サスペンスもので、ある女性(母親?)が男の子を殺すのですが、それを無意識に忘れていて、不安と幻臭に悩まされている。最後には、自分が殺人をしたことに気づき、野原に置かれたスポーツバッグの中にすでに腐乱した子供の死体が・・・というようなストーリーだったと思います。細部は自信ないです。

成毛厚子さんか宮脇明子さんのような気もします。「ミミ」とか「ヤング○○」みたいな、若い主婦層も読むような雰囲気の掲載誌だったという印象があります。タイトル、作者などおわかりになる方、よろしくお願いします。

●少し内容が異なりますが似たような話が、成毛厚子さんの『水迷宮』の中にありました。何巻に収録されていたかは覚えてないけど、ただ殺したのは青年でかばんの中に入っているのは、その青年にいたずらされてから殺された少女でした。スポーツバッグで野原・・・と言うのは同じですので、参考になれば嬉しいです。水迷宮は全巻持っていたので間違いないと思いますが。私は残念ながら手放してしまいました・・ (るんるんさん・03/03/02)

●るんるんさん、ありがとうございました。 『水迷宮』の方で探してみることにします♪

私は雑誌で読んだので・・・。今正確に思い出すと、1984年の春だったと思います。高校入試が終わってから行った耳鼻科の待合室でした。(トシがばれますね)(にゃんこ3世さん・03/03/04)

●るんるんさんのいうとおり、『水迷宮』の文庫の2巻に『生贄』というタイトルの作品があり、私の探している作品とほぼ同じ内容でした。ただ、直感的にこの作品ではなかったような気が・・・。

なにぶん昔のことで、だんだん自信がなくなってきましたが、「生贄」雑誌掲載時期が一致していれば、コレだったのかもしれません。いずれにしても、るんるんさん、情報ありがとうございました。(にゃんこ3世さん・03/03/09)

●スポーツバッグに腐乱死体という内容に覚えがあったので、一応カキコに来ましたが・・・全文読んでみると、内容がまったく違うようなので自信がないのですが、宮脇明子さんも最後に子供の腐乱死体が出てくる話を「セブンティーン」で書いていました。タイトルが思い出せないのですが、優等生の主人公が実は殺人犯か何かで、最後のシーンでは、主人公が歩いていると道行く人が皆ギョッとしたような顔で避けていき、実は本人は気付いていないけれど、バッグから赤ん坊の腐乱死体がぶら下がっている・・・というようなものでした。内容もタイトルもイマイチ思い出せなくて、こんな中途半端な情報ですみません。^^; 作品リストを調べたところ、もしかしたら『蒼い十字路』だったかな・・・?とも思うのですが、短編だった気がするので、宮脇さんのホラーベストの方に収録されているのではないかと思います。全然違ってたらごめんなさい。^^;(かぢたろーさん・03/04/15)

●かぢたろーさん、情報ありがとうございます。宮脇さんの方で、できたら調べてみます。情けないことに私自身の記憶もアイマイで・・・。半ばミイラ化した子供の死体にハエが「ワーン」といやあな感じでたかっていた、という描写は覚えてるんですが。でもこれもよくあるパターンですよね。いずれにせよ、ありがとうございました。(にゃんこ3世さん・03/05/16)

宮脇明子さんの『引き裂かれたカルテ』だと思います。1981年「週刊セブンティーン」に掲載されたようです。

優等生で病院の一人娘の主人公が、夜中にバイクを飛ばしていて、そのときに赤ちゃんを抱いた女性をひき逃げしてしまいます。その親子は主人公の病院に搬送されますが死亡してしまいます。そこから主人公の周りで奇妙なことが起こりはじめるのです。ラストはかぢたろーさんのおっしゃるとおりです。わたしが持っているのは角川ホラー文庫の『ナービー(死霊の館)〜宮脇明子怪奇ロマン劇場〜』で、それに収録されています。

ただ、「殺したことを忘れて」というところにひっかかってしまいます。それだと微妙にニュアンスがちがうんですが、同じ宮脇明子さんの『夢見るように眠りたい』を連想するんですけど。ちなみにこちらは集英社文庫『宮脇明子サスペンスホラー名作選2バースディプレゼント』に収録されてます。(いちごさん・07/07/19)