●依頼No.621 依頼者:プリシラさん

髪の毛をスープに入れて食べる話について

20年〜30年くらい前に読んだ怖いマンガです。タイトルも作者も分かりません。
主人公の女の子が叔母の家に引き取られます。その家には叔母の息子がいます。食事のスープに髪の毛が入っていることを主人公の女の子が叔母に言うと、野菜を細く切ったものだといわれるが、その後やはり髪の毛だと判明する。ストーリーはこれくらいしか覚えていませんが、どうしてももう1度読みたくて探しています。どなたかご存知でしょうか?

●その作品はイケスミチエコ先生作の『黒髪狩り』です。「なかよし」1973年11月号に掲載されました。

主人公の礼奈は母の言いつけで小さい頃から髪の毛を茶色に染めていました。その母もなくなり、母の姉である「鬼頭家」で暮らすことに。鎌倉時代、鬼頭家の当主の奥方が当主の愛人の黒く豊かな髪を妬んで殺してしまった。その娘の怨念で代々のその家の女は、黒髪を食べないでは生きていけなくなってしまった。そして黒髪を食べつづけた鬼頭家の女は「鬼」へと変貌していく。母の姉によって、礼奈も鬼頭家の女としての儀式を受けさせられそうになるところを、その家の息子に助けられ、最後は叔母といとこである息子は鬼頭家ともども炎につつまれて、黒髪ののろいはとけるというストーリで〜す。コミック化はされていないと思います。(ちばっちさん・03/09/21)

●ちばっち様こんなに早く答えが分かるなんで大感激です。ありがとうございます。知りたいこと全て教えていただき感謝・感謝です。早速「なかよし」1973年11月号を探して読んでみます。(プリシラさん・03/09/21)

●ちばっち様!大正解です!!30年ぶりに頭の片隅にひっかかていたシーンを見ることができ大満足です。スッキリしました。スープに入っているのは野菜ではなく「海草の一種でかたいので髪の毛のようにほそくきってあるのよ。」とおばさまが言ってましたね。ありがとうございました。(プリシラさん・03/10/03)