●依頼No.633 依頼者:けろここさん
『ダフィーの風車』について
内容はすごくはっきりと覚えているのですが、作者が思い出せないマンガがあります。
掲載誌・・多分「なかよし」←ちょっとうろ覚え。
時期・・25年くらい前
題名・・『ダフィーの風車』
内容・・ある村に都会から越してきた少女がいます。少女は村八分のようにされているダフィーという足の悪い少年を気にかけます。何故ダフィーが村八分になってるのか…。彼の母親が無実の罪で死刑になったのですが、その執行人が父親であったという血なまぐさい過去があるためです。父親は涙を飲んで妻を死刑にしたのですが、真犯人が見つかったことによって荒れ、暴れた拍子に息子の片足を斧で叩き切ってしまいました。そして酔っ払ったあげくの事故(川への転落?)で死んでしまいます。そんな事情のあるダフィーに少女は優しく接します。ところが何か新しく事件があって、ダフィーは追い詰められ、いつも身を寄せていた、動かない風車に助けを求めます。そこで奇跡が起こり、ダフィーは風車と一体化し、壊れていた風車が動き出すのです。みんなは、ダフィーが消え、風車が動いたことに不思議がるばかりなのですが、少女だけは「ダフィーは風車になったんだわ」と思うのです。
・・・・かなり暗い話ですね。ダフィーの事情がかなり強烈でした。もう一度読みたいのですが、この題名で検索してもヒットしませんでした。コミックスになってないのかもしれません。作者とコミックス収録の有無をご存知の方はいらっしゃいませんでしょうか。よろしくお願いします。
●作者はイケスミチエコ先生です。「なかよし」1974年3月号に掲載されています。よく覚えていましたねー!だいたいストーリーはあっています。
ただダフィーの父親は転落死したのではなく、「人のためになることをすれば望みが叶うって言うわ」と少女のクリスチーヌに言われ、村の子ども達に聞いたところ、「おまえのおやじが死ねば、村の者は大喜びさ」と一言。そこで、人のためになるならとダフィー自らの手で眠っている父親に斧を振りかざして殺してしまいます。「人殺しー!」と村の連中に追いかけられたダフィーは水車に助けを求めます。するとダフィーは水車に巻き込まれ十年近くも動かなかった水車が動くといった展開です。
ただ70年代のなかよしの雑誌はなかなか入手するのが難しいかもしれませんね。ネットオークションなんかで気長に探してみてください。ちなみにコミック化はされていないと思います。(ちばさん・03/11/01)
●この作品は、秋田書店プリンセスコミックスの『蒼い炎』の2巻目に収録されていたと思います。ちなみに『蒼い炎』は全3巻です。秋田書店の単行本なので(なかなか絶版にしないので有名)入手できるんじゃないでしょうか?古本屋でも割とよく見かけます。(蛮千代さん・03/11/03)
●ちばさん、蛮千代さん、ありがとうございます!そうでした、ダフィーは父親殺しを犯してしまうのでしたね。思い出しました〜。
『蒼い炎』の二巻目ですか。いろいろ探してみようと思います。どうしてももう一度読みたかったので、手がかりを教えて頂けて本当に嬉しいです。どうもありがとうございました♪(けろここさん・03/11/03)