●依頼No.640 依頼者:すぅーさん

もとやま礼子・雨に降られたのが元で主人公が死んでしまう話について

いつ頃か不明ですが、たしか「別冊少女コミック」掲載の作品で、タイトルは不明ですが、作者は「もとやま礼子」さんでした。
高校生ぐらいの女の子が主人公で、彼とデートした帰り雨に降られ、帰宅後お母さんにお風呂に入るよう言われるのですが入らず、結局それが元で死んでしまいます。お葬式の遺影のシーンをすごく覚えているのですが、それ以降の肝心のストーリーが全く記憶にありません。とにかく単純だった子ども心に、”雨に濡れてお風呂に入らなかったら死ぬんだ!”(笑)と思いこんでしまった部分が印象的でした。

こんな断片的な内容のみですが、ご記憶の方、タイトルとあらすじ、単行本化の有無などを是非おしえてください。

『わたしの愛はメランコリー』でしょう。フラワーコミックスの『燃えよ!孔雀学園』(もとやま礼子傑作集8)に収録されました。「別冊少女コミック」1974年12月号掲載らしいです。

秀雄とのデートの帰りに雨に降られた妙子は、急性肺炎で死んでしまいますが、幽霊になって戻ってきます。妙子の姿を見ることができるのは秀雄だけなので、他の人たちには秀雄がおかしくなったとか霊が憑いているように思え、悪霊祓いの人を呼んできたりのドタバタが続きます。(ここらへんのドタバタが、もとやまさんらしかったりして) 結局妙子は、黄泉の国の決まりに従って、別の誰かに生まれ変わるために去ることになります(ちょっと、しんみり)。

最後のページで、秀雄や妙子の家族に新しく赤ちゃんが生まれるんですが、だからといって妙子が生ま
れ変わったわけではないというのが興味深くもあります。(島本。さん・03/11/07)

●島本。さま、早速のレスありがとうございます〜!20年以上も引っ掛かっていたことが、わずか一日にして解決するなんて感動です!

「別コミ」は、当時高校生の年の離れた姉が買っていたのでしょう。 独特の力強い絵柄で、作者が「もとやま礼子さん」という 確信と、インパクトのあるストーリーの一部のみの記憶以外は、やはりあらすじをおしえて頂いても思い出すところまではいけませんでした。 ただ、男の子が誰もいないのに話しかけてるシーンとか、そういえば暗いオープニングのわりにはドタバタしていたような感じはなんとなく思い出してきました。

主人公が死んでしまうところから始まるのに、ただ陰気な話にならないところが子ども心によかったのかも。 コミックスに収録されているようなので、探してみますね。 (手に入るかな…?) 島本。さま、本当にありがとうございました! (すぅーさん・03/11/07)