●依頼No.668 依頼者:さるウキウキさん(03/07/27)
千明初美・ちょっと太めの少女が主人公の話について
ちょっと太めの女の子が主人公のマンガで、クラスの人気者の男子が好きなんだけど全く相手にされず…でも別のちょっとひねた感じの男の子(ガンダムのカイみたいな感じ…って個人的な印象ですが)には思われていた…というような内容の作品のタイトルをご記憶の方いらっしゃいませんか?細かいエピソードとしては、お昼のお弁当を持ってこなかったのにお財布も忘れていて、空腹のあまり倒れる…というシーンがありました。
70年代後半くらいの「りぼん」に掲載されていたのですが、たしかこの作品のあとぱったり登場しなくなり、そのせいか単行本には未収録のはずです。検索しても内容しかわからないので特定できないのです。どうぞよろしくお願いします。
●こんにちは。その作品は私もリアルタイムで読んだ記憶があります。確かお腹が空いて倒れた後に保健室で気が付くと主人公を好きな男の子が傍にいてくれて「ダイエットなんかしなくてもお前はそれで良いんだから」と怒り、女の子が「ダイエットしていた訳ではなくてお昼を忘れて財布も忘れただけ」と言うシーンがありませんでしたっけ?(違っていたらゴメンなさいυυ)
千明初美さんの作品リストが記載されているHPを見つけたのですが、内容までは書いていないのですよね;私もタイトルまでは覚えていないので;;気になって探してみたのですが、単行本未収録&70年代後半の作品&これ以降「りぼん」には登場しない、に近い条件の作品は1979年9月号掲載の『夏のなごり』か1980年6月号掲載の『くわの実』でした。
(千明初美さんは「りぼん」本誌に掲載しなくなった後は「りぼん増刊」や「りぼんオリジナル」で1983年「りぼんオリジナル」7月号まで掲載していたみたいです。私は1978年1月号以降の「りぼん」本誌と季刊誌だった頃の「りぼんオリジナル」しか読んでいませんので、それも考えに入れて。)
『くわの実』は確か子守り奉公に来ていた女の子で、奉公先の若主人(?)を段々慕っていく。実家で食べていたくわの実をその人と一緒に食べるシーンがあって、しかし主人の奥さんと子供(?)が帰ってきてくわの実(その女の子がこっそりカゴか食器に入れて置いておいたもの)に興味を持ち食べたいと言うと「これはあまり綺麗じゃないから」と言って食べさせない。女の子は涙を堪えてくわの実を食べる、と言った内容だったと記憶しています。
そうすると『夏のなごり』ではないかと思うのですが・・・どなたかきちんと覚えていらっしゃる方いらっしゃいませんかねぇ。(そらそらさん・03/07/30)
●79年9月号の「りぼん」を所有しているのでチェックしてみましたが、残念ながら『夏のなごり』はお探しの作品ではありませんでした。『夏のなごり』は少々知的障害がある若い女性と、母のいない少女の交流の物語です。
自分で全部チェックしてみるほどの時間とエネルギーはないのですが、全部ではないものの、この時期の「りぼん」本誌や「りぼんオリジナル」は少なからず所有していますので、可能性の高い作品の号数が特定されれば、確かめることはできるかもしれません。
「これかな?」と思われるものがあったら、お知らせ下さいませ。(FUMIKOさん・03/07/30)
●そらそらさん、FUMIKOさん、情報ありがとうございます。記憶をたどってみたのですが、夏ではなく寒い季節のものだったような印象があります。「りぼん」の年間作品の索引が付録か巻末資料として掲載されていたような気がするので、そうすると12月号?か3月号?が可能性高そうなのですが。もっとも索引が載っていた…というのも不確かな記憶で自信がないのですが。何かの手がかりになりませんか?『くわの実』はストーリーは覚えていませんが、タイトルに記憶があります。「夏のなごり」はたぶん未読です。知的障害…なんて設定にちょっと意外で興味をひかれますが、やはりコミックス未収録なんでしょうね。(さるウキウキさん・03/08/01)
●FUMIKOさん、情報どうも有り難うございました。『夏のなごり』(コミックス未収録作品です)ではありませんでしたか;当時りぼんは毎月買っていた筈ですが、恥ずかしながら「少々知的障害がある若い女性と、母のいない少女の交流の物語」全く記憶に残っていませんでした;;『かじか沢夜話』とかなら付録で暫く持っていて何度か読み返したので結構細かい所まで覚えているのですがυυまた作品一覧を見てみたのですが、さるウキウキさんの御記憶で冬の話だという事でしたら1977年1月号掲載の『灰色の日々』、1977年12月号掲載の『涙がでちゃう』か1978年3月号掲載の『春の来ぬ里』でしょうか?
ただ『春の来ぬ里』はちょっと昔の時代の話だった様な記憶があります。それにタイトルと内容が噛み合わない気もします。それに1977年初冬は「りぼん」読んだ事が無かったので『涙がでちゃう』の方でしょうか?77年12月号のりぼんも買っていなかった筈ですが、友人から借りたとかで記憶にあるのかもしれません。(そらそらさん・03/08/01)
●そらそらさん、情報ありがとうございました。早速77年12月号をチェックしたところ、「太めの女の子が主人公で、お弁当とお財布を忘れて空腹のあまり倒れちゃうシーンがある」ということで、『涙がでちゃう』で間違いないと思います。号数がわかれば、手に入るかな? 私も、うっすら記憶はあったものの、まともに覚えていなかったので、どれだかわかってよかったです。(FUMIKOさん・03/08/01)
●そらそらさん、FUMIKOさん、いろいろと調べて頂いて有難うございました。『涙がでちゃう』ですね!作品名が判明してとても嬉しいです〜。でも雑誌でしか掲載がないとなると、手に入れるのは大変かもしれないですね。「ま●だらけ」とかマニアックなところで探してみます。本当に本当に有難うございました〜!(さるウキウキさん・03/08/01)
●FUMIKOさん、情報どうも有り難うございました。私もようやくここ数日のもやもやが晴れました。千明初美さんの詳しい作品リストをHPにアップされていた方にも影ながら感謝です。さるウキウキさん、1970年代のりぼん雑誌は結構オークションなどにも出ている事がありますので、そちらもチェックされてみては如何でしょうか?もし東京が近ければ新宿区にある「現代マンガ図書館」などにもありそうです。
無事見つかると良いですね。私も何だかあの当時のりぼんを読み返したくなってきました。 (そらそらさん・03/08/01)