●依頼No.673 依頼者:ミノ さん(03/09/01)

貧乏学生に食事を届ける話について

70年代後半のマーガレット?だったような気がするのですが(小学生の頃バザーで古本として20円で購入したので表紙がはがれていました)ショートカットのとても幼い主人公が近所の貧乏な学生さんの為にさんまを届けるというようなお話で一人っ子の主人公はそのことがばれて?お父さんにこっぴどくしかられてしまい、貧乏人の学生さんが弁護してくれて最後はその学生さんと主人公は屋根の上でなかよく座っている・・・・みたいな
お話を読んだ記憶がありまして、今でもちらちら思い出すのですが作者、タイトルわかりません。主人公の女の子の名前がみーちゃんだったような気がします。お話は短めで読み切りで新人さんかもしれないです。

●後から思い出したのですが、そのバザーの際、何冊かまとめて「別冊マーガレット」を買ったときに『いらかの波』と『愛のアラフェンス』(外国にいって浮浪者(乞食)のような人に出会う回がありました、その人は足をどうかしていたような)と『伊賀のカバ丸』が連載していた記憶があります。(ミノさん・03/09/03)

●そんじゃあ掲載誌は「別マ」ってことかな?いや、なにも心当たりはないんですが。(紙魚図青春さん・03/09/03)

●んで、その三作が連載されていたのが’79年以降。サンマが出てくるから9月から12月号ぐらいか。(紙魚図青春さん・03/09/04)

●お返事ありがとうございます。79年以降ですか・・・。確かに「別冊マーガレット」のような気がします。確か三冊位買って『いらかの波』と『愛のアラフェンス』が2冊とも連載で残り一冊に『伊賀のカバ丸』連載が入っていた?さんまがあるということは秋頃の号ですか・・・。推理してくれてありがとうございます!自分でももう少し調べてみます!(ミノさん・03/09/04)

●「別冊マーガレット」'80(S55)年5月号に、似た感じの話が載っているのを見つけました。(同誌に『愛のアランフェス』スペインにて足の悪いギター弾き少年登場のシーン、ありました)

平野悦子さん『お月様に祈れば』 30頁 (雑誌の中ほど、ピンク色のページに掲載)

作中に「さんま」は出てきませんが、近所の学生さんが(原田くんと言った)猫に魚を盗られてしまい、「久しぶりの魚が〜」と嘆くのを見た主人公が、自分の家の夕食のコロッケを持っていってあげる、というエピソードがあります。

以下、あらすじです。
主人公は谷口和美、中学1年生。父親は大学の先生。ちょっとしたきっかけで、原田くんという男性と知り合う。最初に出合った時サングラスに長髪だったため、和美は彼を「不良」だと思い込む。だが「悪い人じゃなさそう」とだんだん親しくなり、しょっちゅう彼の住まいを訪れるように。そんな娘を心配した両親が、「自分達の知らない所でのことを心配するよりは、いっそ相手と会ってみたほうが…」と、原田くんを家に呼ぶ。そうしたらなんと彼は和美の父の教え子だった。実は原田くんは不良でもなんでもなく、初対面の時のサングラスも単に寝不足が原因の目の下のクマを隠していただけだった。「だましてたのね!」と怒り、自室に閉じこもってしまう和美。そんな彼女に原田くんは「自分が不良じゃないとわかったら、(自分を更生させようと訪ねてくる和美に)見捨てられそうな気がして言い出せなかった」と懸命に弁解するが和美の怒りは解けず、困り果てる原田くんに和美の母が助け舟を出す。「和美は小さい時から、お月さまに祈ると願いが叶うと信じていたのよ」と。かくして原田君は屋根に登り、「和美が自分を許してくれて仲直りできますように」と大声でお祈りする。和美も、怒りはしたが原田くんを嫌いになったわけではないので、どうやら仲直り。(↑このへんがミノさんご記憶の、「屋根の上で二人なかよく座ってるシーン」ではないかと…)

こんな感じです。長文、失礼しました(ころさん・03/09/11)

●!!!!フラッシュバックのように思い出しました!その作品に間違いないと思います。その時ひっかかていたことがあって『いらかの波』のカラーページに新聞紙のかぶととアヤメ?が掲載されていたなあ、でもさんまだから秋かな?と。さんまじゃなかったのね・・・・。さらに『愛のアランフェス』をアラフェンスだと思ってました。ファンの方々ごめんなさい。確かに足を痛めたギター弾きの人いました!その時ちょっとこわいな・・・と思ったものでした。

確信を得たのは近所の学生さんが「久しぶりの魚が〜」というところです。そこで思い出しました。そして持って行ってあげたのはコロッケだった・・・。なんて記憶違い。最後に屋根にのぼっていたのは月にお祈りしたからだったのね・・・・。ああすっきり。こんな曖昧な文章でも判明してうれしいです。皆様ありがとうございました!

ところで平野悦子さんというかたは単行本などだされているのでしょうか?探してみようかなと思っているのですが。(ミノさん・03/09/12)