●依頼No.701 依頼者:ぱぱさん(03/12/13)
戦争で夫と子供を亡くしてしまう女性の話について
15年ほど前に、病院の待合室で呼んだ単行本で、たしか上・下の全2巻だったと思います。タイトル・作者は不明です。心当たりの方、よろしくお願いします。
・舞台は第2次世界大戦前後の日本
・主人公は、好きな人と結婚できた。
・でも、ダンナさんは戦死してしまう(生き別れかも)
・その後、妊娠していることがわかり、主人公は一人で満州(?)で出産する。
・その赤ちゃんも、栄養失調で死んでしまう。
・赤ちゃんの「骨壷」を抱いて日本に帰ってくる。
・・・・こんなかんじの悲しいお話です。戦中混乱期の混雑した汽車の中で、泣き出した赤ちゃんを他の乗客に「黙らせろ!」と怒鳴られるシーンと、灰になった赤ちゃんの骨壷を抱いて、主人公が「私の赤ちゃん、こんなに軽くなってしまった・・・」と泣くシーンをよく覚えています。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
●自己レスです。
確か、『曼珠沙華』とか『菩提樹』とか「日本風の花の名前」がタイトルだったように思います。どうぞよろしくお願いします!(ぱぱさん・03/12/30)
●こんにちは、今更見てらっしゃるかわかりませんが…お探しの作品はイケスミチエコさんの『無花果(いちじく)』だと思います。秋田書店ひとみコミックスでした。
主人公は赤ちゃんを亡くした後、戦災孤児を集めて育てていました。赤ちゃんと出征した夫の影膳を供えていたら、それを食べたいと子ども達が喧嘩していました。同時収録作品に『菩提樹』というのもあったので間違いないかと。ただ、これは全1巻で、主人公が赤ちゃんを抱いて夫の駐屯地に行くシーン(ここで「黙らせろ!」と怒鳴られます)はありますが、満州ではありません。もしかして、里中満智子さんの『あした輝く』と混じっているかも?とも思います。(りりさん・04/02/11)
●りり様 ありがとうございます!ここに依頼をだしてしばらくは頻繁にチェックしていたのですが、最近は「古いマンガだし・・・」とほとんどあきらめていました。久しぶりに覗いてみたら、レスいただいてまして、お礼が遅れてすみません!
『無花果』でしたか! 日本風の花の名前でいろいろ検索していたのですが、『無花果』は思いつかなかった。長年気になっていたので、りり様には感謝感謝です!
探しているとき、ご指摘の通り『あした輝く』が引っかかったのですが、こちらはわりと長編ですし、主人公のキャラにもちょっと違和感があり、?????と思っていたところです。本当にありがとうございました!(ぱぱさん・04/02/26)
●依頼者:momosukeさん(06/05/21)
ある老女の半世紀について
1 タイトルを忘れました。作者も忘れました。でも、たしか庭の菩提樹か無花果かなにかの木のタイトルで、おばあさんが主人公で半生をその木と重ねて振り返るようなストーリー。とても美しくてせつないストーリーだった気がします。絵は優しいあったかい絵。けっこう有名なマンガ家さんだったと思います。1980年代です。お心あたりのあるかた、教えてください。
●依頼No.701と同じ作品だと思います。(蘇枋さん・06/05/22)
●(momosukeさん・06/05/22)蘇芳さん、ありがとうございます!!NO701というのをどうやって見ればいいのかわからず色々やってみたら辿り着けました☆☆
確かにNO701の作品と同じかも。。何か日本家屋のお庭で菩提樹だったか無花果だったか(この辺の記憶が曖昧だったのですが、案外当たってるものですね^^)の大きな木を見上げるシーンが、子供ながらにとてもジンときたのを覚えています。自分自身も35才になり、木に心を重ねることが増えました。記憶の奥の感動の断片に改めて触れることが出来て嬉しかったです。
そっかーイケスミチエコ、イケスミチエコ・・・。うーん・・確かにそんな名前のマンガ家さんを読んでたような気もします。絵柄を見れば思い出せそうなので、イケスミチエコさんの名でちょっと探してみます。
ありがとうございました!