●依頼No.718 依頼者:やししさん(04/03/09)

塩森恵子・好きになった男の人が、自分の母親を好きだったという話について

はじめまして。
20年程前だったと思うのですが、好きになった男の人が母親の彼氏(だった?)というのを娘が知ってショックを受けてたり、病院の庭のベンチで秘密の日記を読んでるシーンがありました。登場人物の誰かが重い病気だったような気もします。これぐらいしか覚えてないのですがまたぜひ読みたいのでよろしくお願いします。

『青空ひとりきり』1982年「週刊マーガレット」掲載)ではないでしょうか? ご記憶と少し話が違いますので、簡単なあらすじを書いておきます。

主人公いずみ(中学2年)は、少々デキが悪く心配した両親が家庭教師を付けます。やって来たハンサムな沢木という大学生は、いずみの悩み相談(デキの良い妹との関係など)にものってあげます。

やがて沢木が病気(悪性貧血)で入院する事になります。見舞いに行ったいずみに、沢木は大学ノートを手渡し、「僕が死んだら、これをママに渡して欲しい」と頼むのでした。その後沢木は亡くなり、母親と葬式に行ったいずみは「あれが沢木の思いこがれてた人妻かぁ。家庭教師先の奥さんだってさ」という沢木の友人の会話を聞いてしまうのです。ショックを受けたいずみは、預かっていたノートを部屋で読み、そこに書かれた沢木の思いを知り独り悩みます。結局いずみは、母親にノートは渡さず埋めてしまいます。いろいろ悩んで、いずみは少し大人になりました。

この作品は読みきりなのですが、続編が連載されました。その表題作で『素顔のままで』(マーガレットコミックス全2巻)が発行されています。『青空ひとりきり』は、1巻の最初に同時収録されています。(イナバさん・04/03/16)

●きゃーーー!!それです!!本当にうれしいです!!こんなに詳しく教えていただけるなんて思ってもみませんでした。そうそう、いずみでしたね。子供ながらにドキドキしながら読んだ記憶がよみがえってきました。早速買って読みたいです。楽しみです。有難うございました!!(やししさん・04/03/19)