●依頼No.723(1125) 依頼者:U子さん(04/04/30)

1965年頃・吸血コウモリが出てくる作品について

このHPを見つけて感動しています。私の記憶の奥底にある怖いマンガについて、ご存知の方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい。「週刊マーガレット」か「フレンド」だったと思うのですが、ピアノの先生のお宅で読んだ記憶があります。作者は男の先生だった気がします。絵柄は線病質というか、当時主流の丸い絵柄ではなくて、下手(?)な感じでした。夕暮れの山をバックにコウモリが数羽飛んでゆくシーンを覚えています。とにかく絵柄が独特でとっても怖かったです。手がかりが少なくて申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。

●私が覚えているわけではないのですが、別サイトを見ていて同じ作品かな?と思ったので参考までに載せておきます。(同じ方ではないだろうと思ったのですが、もし同一でしたらごめんなさい)

これによると、池川伸司作品のようですね。(はろさん・04/05/05)

●はろ様、ありがとうございます!同じ時期に同じ作品を探している人がいて驚いています。池川伸治先生の作品で間違い無いようです。1966年の「週刊マーガレット」で、『墓場からの手紙』等の作品が載っているので、このあたりかと思います。ただ同じ時期に「別冊マーガレット」にも描いていらっしゃるようなので、作品名についてはまだはっきり分かりません。この作者は貸し本マンガで有名な方のようですが、その当時の絵柄とはずいぶん違うような気がします。病的な絵柄がとっても怖かったです。ちなみに私は1957年生まれなので、9歳頃の記憶ということになり、感慨深いものがあります。管理人様へ、作品名が分かれば嬉しいのですが・・・。よろしくお願い致します。(U子さん・04/05/06)

●私も気になって、はろさんの教えて頂いたアドレスから検索してみたら、池川伸治さんのマンガでこのようなHPを見つけました。U子さんがお探しのマンガは、こちらに載っている『血と少女と血』と言う作品に近い気がします。本の表紙が載っているので、確認できますよ。 ご覧になってみてくださいね。(あずきパインさん・04/05/06)

●あずきパインさん、情報ありがとうございます!教えていただいた作品は確かにコウモリの話ですが、これは昭和30年代の貸し本ではないでしょうか?私は世代的にもう少し後なので、貸し本は読んだことがありません。それに絵柄がちょっと違うような気がするのです。「週刊マーガレット」掲載の『わたしを見ないで』あたりかもしれません。でも池川伸治さんがこんなカルトホラーマンガの大家だったとは・・・。今どうしていらっしゃるんでしょう?(U子さん・04/05/06)

●『わたしを見ないで』は1965年の「週刊マーガレット」51号に掲載、『墓場からの手紙』がその次の年の掲載ですね。この時期の「週刊マーガレット」について、情報がさっぱり手にはいらないので、かわりに「別冊マーガレット」における池川伸治作品を少し調べました。わかるかぎりですが、ご参考までご紹介します。

1965年(昭和40年)
11月号 『血子ちゃん』
12月号 『消えたママ』

1966年(昭和41年)
1月号 『くもの館』
2月号 『首娘』
3月号 『呪いの顔』
6月号 『血の館』

「別マ」の66年の後半はお名前が見当たりませんでした。情報が不確実な可能性もありますが、タイトルからは『血子ちゃん』『血の館』あたりが怪しいと思います。でもこの方のストーリー展開は、タイトルから推測するのは困難かもしれません。(ねこパンチさん・05/04/20)