●依頼No.727 依頼者:ぴーすけさん(04/03/15)

手作りの誕生日プレゼントを商店の包装紙でラッピングする話について

はじめまして。
30年ほど前の「なかよし」に掲載された作品です。小学生の女の子(男の子だったかも知れません)が、誰かに誕生日プレゼントをあげようと考えます。しかし、貧しい暮らしのためにお店で買うことが出来ません。そこで、手作りの品を用意し、それを包んだ紙が商店の包み紙で、当日周りにいた人たちから、からかいを受ける・・という内容だったと記憶しています。

また、記憶の断片には「夏」「海辺のまち」「手こぎボート」などがあります。いがらしゆみこ作品のような気がしたので、当時の作品が載っていそうな単行本は読みましたが、該当作はありませんでした。そして、その作品が掲載された号の付録に「指でこすると香りのするシール(レモン)があったような覚えもあります。(こればっかりは記憶違いかもしれませんが) このモヤモヤを吹き飛ばしてくださる方、いらっしゃいませんか?

●その作品は丘けい子先生の『ハッピーバースディ』だと思います。「なかよし」1972年8月号の付録として付いてきました。(「なかよし」8月号も持っていますが、香りつきのレモンシールも付録としてあったようです。)

ストーリーは、父親がいなく家が貧しかった小6の美子は、親友の誕生会に招待されるが、お金がないのでプレゼントは手作りのペンケース。それをクラス一番のお金持ちの子に笑われ、美子はついカッとなって自分の誕生日には盛大にパーティを開くと豪語してしまう。が家に誕生会を開くお金があるはずもなく、夏休みを利用して海水浴場でサンオイルを売るアルバイトを始める。そこでは中学生の男の子も同じアルバイトをしていたので、お互い商売敵として販売合戦を繰り広げる。結局美子は最後は男の子の病気の母親の手術費のたしにとアルバイト代を渡してしまったので、豪華なパーティは開けなかったのだが、男の子もお礼に駆けつけ質素だが心温まる誕生会となったのです。(ちばっちさん・04/04/07)

●ちばっちさま

うれし〜〜い!今、はっきりと蘇ってきました。私の記憶もまんざらではありませんでしたね。ほんとうにどうもありがとうございました。ところで、この作品を今読みたい・・場合、コミック化されているのでしょうか?ご存じありませんか?(ぴーすけさん・04/04/08)

●先ほど、丘けい子先生の関連サイトを見てきました。残念ながら、単行本化はされていないようです。う〜ん、それでは付録本を何とか見つけ出すしか手はないですね。(ぴーすけさん・04/04/08)