●依頼No.731 依頼者:ダイアンさん(03/12/27)

真珠貝と男の子の話について

1975年前後の「りぼん」「マーガレット」「少女フレンド」あたりの作品だと思います。海外が舞台で、少年が真珠貝を見つけるというか、内容をまったく覚えてないんです。小学生のときだったのですが、難しくてわからなかったかも。おじいさんがでてきたような気もしますが、うろおぼえです。とにかく『貝』しか覚えてません。 これだけではだめでしょうね・・・。うーん。

●「真珠」というキーワードで思いつくのは、上原きみこさんの『カプリの真珠』とか。これは「少コミ」(1972年)の連載ですが。あとは、井出ちかえ『むらさき真珠の岬』(「りぼん」1972年9月号)なんてのもありました。

絵柄とか、もう少し情報がほしいですね。 これだけだと、よくわかんないです〜。(FUMIKOさん・03/12/27)

●布浦翼さんに『地中海の真珠』というマンガがあります。たぶん、1970年代後半に「少女フレンド」あたりに掲載されたのではないかと思いますがどうでしょうか。地中海の島が舞台で野心を抱くどちらかというとワルの少年が主人公、老人もアメリカの大富豪で実は少年の父親とその執事の2人が登場します。昔、講談社のKCフレンドコミックスから出てたと思います。(みゅうさん・03/12/28)

●真珠貝の話ですが、やはり情報が少なくてすみません。絵柄も細かい少女マンガっぽかったかもしれません。1972年は、小二でしたので、まだこの手のマンガは買ってませんでしたので、もしかしてみゅうさんのお話なのかも。地中海の真珠と、いわれてみたらそんな題だったかもでした。FUMIKOさんも、少ない情報(私の)なのに、お答えをありがとうございました。 (ダイアンさん・03/12/30)

●『地中海の真珠』は今手元にないので、登場人物の名前とか判りませんが、参考までに覚えてる内容、挙げておきます。

主人公の少年は物心ついた頃からの孤児で、地中海のとある島で里親の小母さんに育てられて成長した。客船のボーイのバイトをやめて久しぶりに育った島に帰ると、里親の小母さんと同じく里子で義妹として育った少女が迎えてくれる。少年は彼女のことを何よりも大事に思っており、幸せにしたいと考えている。2人の前に島に保養に来たというアメリカの大富豪の秘書が現れる。

野心を抱く少年にその秘書は富豪のかつての恋人によく似た義妹を気に入らせ、養女にさせようと仕組む計画を持ちかける。計画は順調に進むかのように見えたが、富豪が突然、死亡し、秘書は実は少年が富豪が恋人との間にもうけた子供であり、彼が跡継ぎにふさわしいかどうか確かめに来て彼を後継者とするよう遺言されていることを明かす。

富豪の死も永年身を捨てて仕えたのに遺言に何一つ自分のことが書き込まれなかったことを恨みに思った秘書が仕組んだものだった。彼は財産を少年が手に入れる見返りに富豪の会社の実権を自分に渡すことを要求するが、少年は秘書の車に細工し、事故に見せかけて殺してしまう。すべてを手に入れ義妹を幸せに出来ると思うが当の義妹は少年が悪事をたくらんだことを知ると、少年に拳銃をむけ、これ以上、計画を進めるのをやめるよう求める。結局銃が暴発し、義妹は死ぬ。

こんな話だったと思います。真珠は少年にとって富や幸福の象徴みたいな感じで語られてたと思います。(みゅうさん・03/12/30)

●みゅうさん、詳しいストーリーをありがとうございました。残念ながら、ピンとくるストーリーは覚えてなくて、少年とおじいさん(?)だけうすぼんやり記憶があり、真珠貝のアップの画面だけなんです。拳銃とか『物騒』系も一切記憶がありません。ただ、海辺で少年が真珠貝を見つけるといった、ストーリーもそんなに際立ってないぼんやりしたものでした。小学生のときのものだけは確かなので1974年〜1976年です。ただ、わたしの理解力が当時はなく、ほんとはみゅうさんのお話してくださったものだったのに、理解ができてなかったのかもしれませんね。ほんとうにどうもありがとうございました。(ダイアンさん・04/01/04)

●ぜんぜん関係ないかもしれませんがなんとなく気になってネットで検索しましたら、文月今日子さんの『マリーネの真珠』というのが出てきました。1976年「別フレ」掲載の作品です。 内容は不明…。(でも私がこの前後の文月作品『エトルリアの剣』『わらって!姫子』を読んでいたのは確かなのでこれも読んでいたんじゃないかと…)全然関係なくて貝も少年も出てこない作品だったらごめんなさい。(ペリグリンさん・04/01/10)

●ベリグリンさん・・・。どうもありがとうございます。この件、すっごく気になって、ない記憶を引き起こしてみたのですが、もしかして、女子高生の好きな男の子がタバコを吸っていて、その吸い殻をこっそり拾う。その後、教室が火事になり、タバコを吸っていたその男の子が疑われたが、吸い殻を拾った少女が、みんなに吸い殻をみせて潔白をはらす、という話も載っていた雑誌かもしれません。この話の詳しいことを知ってる方もできれば教えてください。っていうか、新たに質問をたてたほうがよいですね。(ダイアンさん・04/01/10)

●こんな時間にこんばんは〜。吸殻を拾う女の子の話は、多分「別冊マーガレット」1975年4月号のまんがスクールデビューコーナーに掲載された、石森和子さんの『炎の誘惑』だと思います。今読み返してみましたから。当時の別マで真珠貝というと、1973年10月号の、美内すずえさんの「はるかなる風と光」連載第1回くらいしか思い浮かばない・・。この号から大体3年ぐらい別マ読んでたんですが、忘れてしまった作品も多いですから、他にもあったかな?。ダイアンさん、私も同い年です・・。(でめきんさん・04/01/11)

●こんばんは。ペリグリンさんレスの『マリーネの真珠』、当方所持のコミックスに載っていました。

冒頭が海岸(入江)で、12歳の少年キーノが仲良しの少女マリーネに、海中で見つけた「真珠みたいに光る貝」を見せるシーンがあります。マリーネは祖父と二人暮しで、祖父は真珠の養殖を一生の夢にしており、マリーネに真珠作りの話をするシーンがありますが、そこに「真珠貝と、それに絡んだ数珠繋ぎの真珠(ネックレスの両端が繋がってないような感じ?)」の絵が割と大きく、横幅が頁いっぱい、縦が頁5分の一くらいで描いてあります。

ダイアンさんご記憶の 「少年が真珠貝を見つける」「おじいさんが出てくる」「真珠貝のアップ」と、
一致しているような、微妙なような……

なにかの参考になれば嬉しいのですが……(ころさん・04/01/11)

●でめきんさん、ころさん、ありがとうございます。でめきんさんのタバコの話はぴったりですね!それですー。私が小4〜小6だったS74〜76年は、主に「なかよし」を読んでおり、「別マ」「別フレ」類はたまーに買ってもらう程度で、記憶は全部ごっちゃになってしまってます。ベリグリンさん、ころさんの『マリーネの真珠』は、主人公の名前も言われてみたらそうだったかも。そのアップのページは見開いて左側では?コミックだと製本の関係で逆になってるかもしれませんが。これも記憶違いかもしれませんが、少年(?)が、ガッガッと貝をこじあけるシーンもないでしょうか。とにかく、皆さんのおかげで懐かしい気持ちにひたることができました!ほんとうにありがとうございました!

管理人のめぐみさん、長くなってしまいすみませんー。 でも、このHPに出会えてほんとにうれしいです。また利用させていただきますね。 (ダイアンさん・04/01/11)

●こんにちは。遅レスですが『マリーネの真珠』について、ダイアンさんお尋ねの「真珠貝のアップ」は、たしかに見開き左側の頁です。ただ、「少年が貝をこじあけるシーン」は見当たりませんでした。以上、失礼しました。(ころさん・04/01/13)