●依頼No.732(1047) 依頼者:すみれ。さん(03/11/23

「桃太郎」という女装の男性が出てくる話について

10年近く前に読んだマンガです。
桃太郎という名前の女装をしている男性がいて、幼い頃、村の決まりかなにかで、殺されそうになるのですが、寸前で助かります。村の男性と薬?を雪の中どこかに届けに行くのですが、途中で男性が倒れてしまい、桃太郎が一人で薬?を届けに行きます。最後は桃太郎も死んでしまったように覚えています。

一度しか読んだ事が無いので、うろ覚えなんですが「もしかして」と思う方がおりましたら、よろしくお願いします。

●ちょっと内容的には自身がないのですが・・・「りぼん」で昔、楠 桂さんが『桃太郎まいる』というマンガを書いてました。(なおさん・03/11/24)

●なお様、お返事ありがとうございます。

ただ探しているマンガは『桃太郎まいる』ではないです。『桃太郎まいる』は、単行本もっているので・・・。 もっとシリアスな話だったと思います。訂正ですが、10年前に読んだのではなく、15〜20年前に読んだ作品です。 (すみれ。さん・03/11/24)

 ●「桃太郎」という名前と、「女装した男性」のキーワードで思い出した作品があります。大島弓子さんの『七月七日に』です。ただし、ストーリーはかなり異なっています。

時代は昭和18年。主人公はつづみという名の女の子で、彼女のボーイフレンドが桃太郎です。つづみはお母さんと2人暮らしで、お母さんは本当のお母さんではなく後妻さん、つづみのお父さんはもう亡くなっています。そしてつづみはこの桃太郎に恋心を抱いています。桃太郎にはお兄さんがいます。桃太郎はお兄さんと2人暮らしです。このお兄さんがつづみのお母さんに恋をします。でも、つづみのお母さんはなかなかこの申し出を受け入れることができません。なぜなら、彼女は男だったから・・・。

そうしているうちに、桃太郎のお兄さんには召集令状が来て彼は戦争に行ってしまいます。そして、桃太郎のお兄さんを送り出したあと、つづみのお母さんも実家から召集令状がきているからとの知らせを受け、男性に戻って戦争に行ってしまう・・・というお話です。(まりあさん・04/06/10)

●主人公が桃太郎という男性あるいは両性具有と思われる作品があるそうです。作者は香坂鹿の子さん。

ふしぎな力をもつ桃太郎は、村で嫌われていた。しかし、ただひとり桃太郎を嫌わない男性と恋に落ちる。ある日、山賊が村を襲い、財宝を奪っていく。桃太郎は、ふしぎな力で敵を倒しながら財宝を取り戻そうとする。恋人の男性は途中で倒れてしまう。村へ財宝を持ち帰った桃太郎は、村人に感謝され、村に残るようにいわれる。しかし、倒れた男が自分をまっているといって、桃太郎は雪の中を再び出かける。後日、ふたりのなきがらがみつかった。そして桃太郎をもっとも嫌っていたおばあさんが反省し、この人のことを子供たちに伝えるようになった。
以上のようなお話だそうです。

香坂さんの単行本は2冊あります。ひとみコミックスの『呪い 聖少女』と『不死蝶伝説』です。両方とも発行時期が1989年くらいです。作品が掲載されたのは、ひとみミステリーの増刊の可能性があります。タイトルは不明ですが『桃花童子』という字面に近いかもしれないということでした。
『呪い 聖少女』にはそれらしい作品名のものは収録されていないようです。

文面からおわかりと思いますが、私は現物をいっさい確認しておりません。違っていたらごめんなさい。(ねこパンチさん・05/09/30)