●依頼No.734 依頼者:ななさん(03/11/06)

「田舎風〜」という料理を出すレストランの話について

初めてカキコさせていただきます。かなり断片的にしか覚えていないのですが、もしご存知の方がいらっしゃたら、ぜひ教えていただきたいと思います。

私が初めて読んだマンガについてです。12,3年前に読んだマンガです。覚えてるストーリーは、
田舎から出てきた女の子が、レストランで働くことになりました。食器洗い機を使ってることに主人公の女の子は驚きます。でも、女の子はそれを使うことに抵抗があって、自分でお皿を洗います。その子の手を見た男の人が、その子が自分で洗ったことに気づき、褒める(?)シーンがありました。その後、その子のアイディアで、「田舎風〜」という料理を出すことになります。

ここまでで1巻が終わってた気がします。初めて読んだという思い出深いマンガなので、どなたかご存知でしたら、よろしくおねがいします。 

●はじめまして。少女マンガが大好きで色々検索しているうちに偶然このページにたどり着きました。たまらなく魅力的なページですね♪

お探しの作品について書かせてください。おそらく里中満智子先生の『Pinkyピンク(ピンキーピンク)』に違いないと思います。内容を簡単にご紹介いたしますね。

交通事故で牧場主の両親を亡くしたピンクは、財産を放棄しカリフォルニアの片田舎からニューヨークへ旅立ちます。大の仲良しのミンク「ピンキー」を連れて…。そしてお金持ちのお屋敷で女中として働き始めます。食器洗い機を発見し驚きながらも「一枚一枚心をこめて手で洗わなければお皿がかわいそう」と言って丁寧に手で洗うピンク。そこへ、料理人として雇われたジョーという男性が現れ「おお、ここでは皿を感心に手で洗っているのか。」と言ってピンクの頭をなでるシーンがあります。

やがてピンクはお屋敷の息子のプロポーズを断り、ジョーと共に玉ねぎみたいな形の頭をしたおじさんが経営する古びた小さなレストランで働き始めます。三人で力を合わせて店を建てなおそうと奮起した矢先、玉ねぎおじさんが胃ガンで帰らぬ人となってしまいます。悲しみを乗り越えたピンクとジョーは、「都会人に田舎風のあたたかいおもてなしを!」と店を大幅にリニューアル。「いなか風○○」というのが並ぶメニューを見て「いなか風というのがいっぱいあるけど、これ、なあに?」と問う客に「やさいとたまごをたっぷり使った料理です」と元気いっぱいの笑みを浮かべながらピンクは答えます…。

ちなみに、おじさんが死んでしまうところで1巻は終わっています。そして2巻の冒頭に「いなか風メニュー」が登場しています。(全2巻です。) ミミという黒人歌手の存在も印象的です。作品中にかなり露骨な表現で「人種差別」が取り上げられているあたり、時代が感じられます。

中学生の頃、それまで持っていた少女マンガをほとんど処分してしまい、大人になってからは処分したマンガがしばしば夢に出てくるほど後悔しました。しかし、この作品の単行本は奇跡的に残っていたのです。私が持っているのは1976年発行の講談社コミックスKCなかよしです。

ネットオークションでも数回見かけましたが、それほど高額ではなかったように記憶しています。 長くなってしまってすみません。少しでもお役に立てれば幸いに存じます。 (乙女座のジュンさん・04/03/15)

●乙女座のジュンさん、ありがとうございます!!!返信が全くなくてもう諦めてたんですが、ふと思い出してここに来てみたらこんなにしっかりとした情報が…。1ヶ月も経ってしまってましたが^^;本当にありがとうございます!!

里中満智子先生ですかぁ。やっぱり、といった感じです。というのも、私の本名、満智子って言うんですよ。お父さんが大ファンだったとかで。私が初めて読んだマンガが里中満智子先生のっていうのは運命でしょうか(笑)。

さっそく手に入れてみようと思います!本当にありがとうございます☆(ななさん・04/04/16)

●ななさん、お返事有難うございます♪何と素晴らしい“運命”なのでしょう…!?素敵なお父様ですね〜(^-^*)里中満智子さんは、私も大好きです。小さな頃に読んだ里中満智子先生の『ジュンとマリー』という作品がずっと忘れられずにいました。ここに出てくる「ジュン」は、ヒロイン麻理衣の彼氏なんですが、私の本名が「純子」なので、何となく印象に残っていて…。大人になってから、コミックスを入手した時は感激しました♪

☆少しでもななさんのお役に立てたなら、大変光栄です…☆ (乙女座のジュンさん・04/04/26)