●依頼No.743 依頼者:珍 竹林さん(04/05/20)

『元禄かさぶらんか』というタイトルの作品について

名前だけをうっすら覚えているのですが、どなたかご存じありませんか?連載は1981年頃の、「別冊少女コミック」か「フレンド」だった気がします。

主人公は貧乏旗本の次男坊です。お風呂は終い湯だし出来の良い兄上と比べられるけど、優しい青年です。ある日、身投げしようとした美女を助けます。美女はプレーボーイで名高いお侍に恋文を出したことがあり、それをネタに揺すられているのだといいます。今は結婚の約束をした人がいて、その人に申し訳ないと泣くのです。青年は幼なじみの剣術道場の少女と、一肌脱ぐ決意をします。顛末は、ヨードチンキにジャガイモの汁を混ぜて書いた偽の文とすり替えて(←これで書くと時間がたつと消えちゃうんだそうです)、美女の窮地を救うのですが、結婚相手とは青年の兄だったというオチです。

1984年3月頃『東芝日曜劇場』で、まったく同じ内容のドラマをやっていて(1話完結でした)びっくりしました。表紙は着流しの青年が、一輪の花を香りをかいでいる姿でした。ご存じの方、どうかご一報ください。  

 ●珍竹林さんのご記憶どおりの『元禄かさぶらんか』というタイトルの作品があります。作者は山崎典子。これがデビュー作でした。掲載誌は「別冊少女コミック増刊」7月増刊号に掲載されております。(紙魚図青春さん・04/05/24)

●紙魚図青春様、ありがとうございました!20年以上も悩んでいたものが、やっとすっきりしました。早速コミックになっているのか、調べてきます!。もしかしたら、もうとっくに廃盤でしょうか?昔『東芝日曜劇場』というのがありまして、母が毎週楽しみにしていたんです。何気なく見ていた時代劇の内容が、数年前に読んだマンガとまったく同じ内容だったのにはびっくりしました。あとで聞いたら、当時は原作がマンガというドラマが結構あったそうです。『デイモスの花嫁』も、何作品かサスペンスドラマになっていたそうです。見てみたかったなぁ・・・。 (珍 竹林さん・04/05/24)

●残念ながら単行本は出ていないでしょうね。

 >1984年3月頃『東芝日曜劇場』
 というのでこちらもついでに調べていたのですが、二〜四月に放送された作品には時代劇はなかったようです。 (紙魚図青春さん・04/05/24)
 
●紙魚図青春様、情報をありがとうございます。お心遣いを深く感謝しております。単行本にはなっていないのですか。では、幻のデビュー作品なんですね。残念です。

>1984年3月頃『東芝日曜劇場』〜〜作品には時代劇はなかったようです

こちらの情報もありがとうございました。同じ内容の時代劇を見たのは確かなのですが、『東芝日曜劇場』ではなかったのでしょうか?。一話完結の時代劇って、あの当時はそれしか思い出せないのです。どうもすみませんでした。 (珍 竹林さん・04/05/24)

●年数を書かなくてはいけませんでしたね。作者は山崎典子。これがデビュー作でした。掲載誌は「別冊少女コミック増刊」1982年7月増刊号に掲載されております。(紙魚図青春さん・04/05/25)

●紙魚図青春様、詳しい情報をありがとうございました。おかげさまで、長年の記憶のつかえが取れました。掲載誌をどこかで読むことができないか、調べてみますね。本当に、ありがとうございました。 (珍 竹林さん・04/05/26)