●依頼No.751 依頼者:ふーあんさん(04/05/06)
くらもちふさこ・『冬の微笑』について
ふとタイトル思い出したのですが、内容がまったく思い出せず悶々としています。かつて単行本を持っていたような気がするのですが、その情報も探せませんでした。この作品の登場人物、内容をご存知の方がいらっしゃったら教えてください。また、もし単行本になっているのでしたら同時収録作品を教えてください。よろしくお願いいたします。
●検索してみました。1978年(昭和53年)「別マ」1月号掲載『冬の微笑』で、コミックス未収録だそうです。内容についてはどなたか読んだ事のある方、回答お願いします。(NORさん・04/05/06)
●引っぱりだして、読み直してみました。正直なところ、ほとんど記憶に残ってなかったです。『愛のアランフェス』第1回巻頭カラーがインパクトあったのと、『いらかの波』あたりがおもしろくなってきた頃だったせいもあるかな…。
さて『冬の微笑』ですが、けっこう地味な学園ものというか、中学校の時の同級生と3年ぶりに出会った高校生のお話です。
主人公・結城好は、中学生の時は友人も少なく「しらけてる」とクラスで浮いていたのですが、中3で一緒になった篠塚くんという、かわいくて人懐こいタイプの男の子と仲良くなります。でもクラスの中で噂になり、他に好きな男の子がいたこともあって好は篠塚くんを避けるようになってしまい、そのまま卒業してしまいました。
高3になって(性格は変わってないけどまわりの見方が変わって)バスケ部で人気者になっていた好は、久しぶりに篠塚くんと再会しますが、今度は彼の方が避けようとします。彼は父親が亡くなって住んでいた家も手放し、母親が再婚した相手ともうまくいかず家を出て一人で生活しながら、好と同じ学校の定時制に通っていました。手放した土地を買い戻したいと、車の整備の仕事をして頑張っています。義理の妹(再婚相手の娘)も同じ学校で、妹とは接触があり、好はその妹を通じて篠塚くんと会うようになります。妹も篠塚くんを好きだったり、整備工場の社長という若者にちょっかい出されたりといろいろあるけれど、最終的にはうまくいきそう…って感じで終わります。
う〜ん、なんかわかりにくい説明ですね。っていうか、お話自体や人物の関係もけっこうわかりにくく、中途半端に終わっている感じが残るので、説明が難しいんですよ。印象にも残りにくいみたい。コミックスに入らなかったというのも、そのせいかな〜なんて思いました。(FUMIKOさん・04/05/08)
●>NOR様
調べてくださってありがとうございます。コミックス未収録だったとは・・・!単行本持ってたと思ったのは記憶違いだったんですね。
ありがとうございました。
>FUMIKO様
詳しいご説明ありがとうございます。
コミックス未収録なのに読み直しということは、当時の別マをお持ちなのですね!そのことに感動してしまいました。『アランフェス』の初回!『いらかの波』も大好きでした。渡く〜んvv
脱線してスミマセン・・・
FUMIKO様のおっしゃるとおり印象に残りにくい物語っぽいですね。結城という名前と自動車整備工というのが少しだけ記憶に残っているような気がします。そして内容のわかりにくい中途半端さが逆に気になった原因かもしれません。あとは『冬の微笑』というタイトルに心魅かれていたのかな〜
とにかく内容が判明してスッキリしました。ありがとうございました。 (ふーあんさん・04/05/09)