●依頼No.753 依頼者:はるかさん(04/06/17)

丸ごと1クラスがなくなっている話について

15年位前のKCフレンドで読んだ作品です。

主人公は高校3年生で、1年生のときに転校したのですが、3年になってもとの学校に帰ってきます。その学校で巻き込まれるホラーものの話です。転入のときに、自分の学年のクラス配置図を見て「あれっ1クラス足りないような・・・」気づきます。あとで同じクラスになった人から、主人公の転校のしたあとのバス遠足で事故があって1クラスの生徒全員が亡くなったと聞きます。そしてそのクラスは主人公のいたクラスでした。亡くなった生徒たちの亡霊に苦しまされるのですが、最終的には助かる話です。菊川近子さんの作品だったような気がするのですがはっきりしません。KCでは表題作ではなくて、2番目くらいに掲載されていました。

心当たりのある方、いらしゃったら情報をください。

 ●お探しの作品は、菊川近子さんの『消えたクラスメート』(1984年「ハローフレンド」12月号)です。

内容は書かれている通り、高3の主人公秋庭さとみが父親の海外転勤から帰国し1年の時に通っていた高校に戻りますが、1年の時のクラスメイトはバスハイクでの事故で全員死亡していました。そして、新しいクラスでバスハイクに行く事になりますが、クラスメイトが事故にあった場所で死亡したクラスメイトから「ひとりだけ生き残るなんて許せない」「私たちと同じ目にあうべきだ」との恨みで谷底に落とされそうになります。その時、死亡した親友から転校する時にもらったお守りで命を助けられるというお話です。

KCフレンド『見えない叫び』の4作目に収録されていますので、機会があれば確認してみて下さい。 (サリーさん・04/06/18)

●サリーさん、ありがとうございます。

KCフレンドの『見えない叫び』は覚えています。そして、最後の「お守りに助けられる」というシーンを思い出しました。最終的には死んだ親友に助けられたんですね。結構、「クラスが1つ足りない」という設定の印象が強くて、時々思い出すことがあったのですが、どの本だったかしっかりと覚えてなくて・・・。

ずっとつかえていたものが取れたような感じで、すっきりとしました。古本屋さんなどで探して、記憶を呼び戻そうと思います。(はるかさん・04/06/19)