●依頼No.760 依頼者:のりさん(04/07/12)

名家の息子が自分のねえやだった女性を回想する話について

お久しぶりです。又お聞きしたい事がありまして、カキコ致しました。内容はタイトルの通りで、マンガは1回の読切物で分厚い本だったので、別冊だったと思います。マンガのタイトルはその姉やの名前でした。

少年(息子の事)と姉やのエピソードの中で鮮明に覚えているのは、少年が育っていくに連れて上の学校へ行き、様々な知識が増えていくのに対して、姉やは最低限の読み、書きしか知らないので、どうしても少年の知識の方が姉やのを上回り、少年が「こんな事も知らないのオ?」と姉やを小馬鹿にした時、姉やが「坊ちゃんがこの事を知る事が出来たのは、坊ちゃんが教育を受ける権利をお持ちだからです、でもだからと言ってその権利を持っていない人を笑ってはいけないのですよ」と諭したシーンです。

その後姉やはある男性と結婚します。その人は革命運動家で、村の若者を先導して、平等な社会の為に戦い、負けてしまい、酒に溺れる無気力な男になってしまいます。この男の人に、村の農婦が「あんたの口車に乗って、家の息子はしょっぴかれて、牢屋に入れられたんだよ!」と罵る場面がありました。

どなたかこの作品、ご存知の方いらっしゃいませんか?単行本になっているのでしたら是非読んでみたいです。 

●それ、読んだ覚えがあります。自信ありませんが、もしかしたら、長岡良子さんのマンガで、『白虹』とかと同じ少年の話だったかも。だとすれば『ヴィラ21』か『セルリアン小曲集』のどちらかのコミックスで読んだはずです。ただし、本当にいい加減な記憶なので全然違う作者のマンガだった可能性も高いです。お役に立たない書き込みで申し訳ありません。(みゅうさん・04/07/14)

●この話、私も読んだ気がしていたんです。
長岡良子さんの修一郎シリーズなら雑誌掲載時に何作か読んでいますから当たってる可能性が高いと思います。 今は亡き「ボニータ」がA5版で厚みが感じられた(B5版になってからより)頃です。(llenaさん・04/07/15)

●『ヴィラ21』をたまたま持っていたので、チェックしてみましたが、この本に収録されている分は違うみたいです。設定がかなり近い『酸漿(ほおずき)抄』という作品が入っているのですが、ご記憶の細かいエピソードが合致しません。
 
私は長岡作品には詳しくないのですが、llenaさんのお話だと、同じ修一郎が出てくる作品が他にもいくつかあるようですから、そちらかもしれませんね。(FUMIKOさん・04/07/15)

●みゅう様、IIena様、FUMIKO様、レスありがとうございます。
私、不勉強でして、長岡良子さんというマンガ家さんのお名前は初めて耳に致します。だからこの方とは違うかもしれません。でも地元の図書館のhpを見てみましたら、何冊か在庫があるようなので借りてみたいと思います。皆様が似ていると思われるのは、長岡先生の何と言う作品ですか?修一郎シリーズでいいのでしょうか?それからその作品の中に出てくる姉やの名前はなんと言うのでしょうか?少年が姉やを呼ぶ時は二文字だった気がします。(たえとかかよとかです)教えて下さい、宜しくお願い致します。(のりさん・04/07/15)

●私、長岡良子さんの別シリーズはほぼ全巻持っているのですが、修一郎のシリーズは雑誌で読んだだけでタイトルも記憶に残っていないんです。検索してみたところ「クレセント」という長岡さんのファンサイトに『大正ロマンシリーズ』として、タイトルや掲載誌のリストがあるようなのですが、拙宅の林檎では文字化けしていて読めないんです。タグミス等でなければWindowsなら読めると思いますので一度ご覧下さい。

一つ質問なのですが、このシリーズでしたら雑誌掲載は20〜23年前になります。のりさんがお読みになられたのは何時頃なのでしょうか。 (llenaさん・04/07/16)

●llene様(昨日はお名前間違えてしまってごめんなさい)レスありがとうございます 早速クレセント覗いて見ました、確かに『酸漿抄』という作品似ていますね、ただ少年にとって姉やは年上の姉やで、年の近い奉公人と言う感じではなかったです。それから拝見した長岡先生の絵よりも、私が読んだマンガの絵は地味(失礼!)というか、現実的というような絵でした。

私がこのマンガを読んだのは、もう少し前23年から27,8年前くらいだと思います。 もし何かご存知の方、いらっしゃったら教えてくださいませ。(のりさん・ 04/07/16)

●UPされてるのに突然失礼します。お尋ねの話は樹村みのり『水の町』ではないでしょうか。
主人公の少年は周三郎、ねえやはルイといいます。「坊ちゃんが知ることのできる境遇にあるからです。だから笑ったり威張ったりしてよいということではありません。」という場面もあります。ルイは革命家の耕作をすきになりますが、戦いに敗れて無気力になった耕作を見て自分が夢に恋していたと気づき、周三郎の兄の友人に嫁ぎます。周三郎もルイが好きだったが、何もできない子供だった…というお話です。
先日たまたま購入した『星に住む人びと』(秋田書店・ボニータコミックス/初版1982.10発行)に収録されていました。

町の酒屋のおばさんが耕作に「あんたのせいで息子が捕まった。どうしてくれるんだい。」みたいなことを言ってる場面もありました。「プリンセス」1977年5月号掲載とあります。(トーコさん・05/10/17)

●トーコ様、まさにこれです。樹村みのり先生の『水の町』です。本日古本屋さんで購入しました。プリンセスとは思いませんでした。(当時私の周りで読んでいる人はいなかった)マンガのタイトルもねえやの名前だと思い込んでいました。記憶違いって恐ろしいですね・・・(ただのボケ?)

めぐみ様掲示板使わせていただいてありがとうございました。情報を下さった方々、ありがとうございました。これからも宜しくお願い致します。(のりさん・05/10/22)