●依頼No.767 依頼者:らいついさん(04/06/09)

樹村みのりの「リリカ」掲載作品について

 いつも楽しく拝見しています。またひとつ助けてください。たぶん、樹村みのりさんの作品で、「リリカ」で読んだような気がします。(カラーだった覚えがあるので・・・)

ある家の若奥さん(独身かも)が、庭の花壇に向かって「キミたちは自分が何者だか忘れているのかね?」というような意味の言葉を語りかけています。花壇には、種の袋のようなものが挿してありますが、芽も何も出ていないのです。

早朝に若い女性(上記と同一人物かは不明)がふらふらと散歩に出ます。どうやら違う人格が身体を支配しているような気配で、「彼女(本来の人格?)は眠ってるのよ」というような意味のことを言います。

この2点のシーンのみ思い出されます。ひょっとしたら、同じ作者の別作品かも知れないのですが、なにとぞよろしくお願いします。

 ●リリカ掲載作品なら 『ローズバッド・ロージー』かもしれませんね。詳しい事はよくわかりませんが・・・。樹村みのりさんの作品リストはこちらです。 (なな@さん・04/06/09)

●なな@様、情報ありがとうございます。おかげで「リリカ」掲載作は2点ある、ということに絞られました。何とかあらすじがわかればこのどちらかが判明するのですが・・・。もう少しがんばってみます。(らいついさん・04/06/10)

●(「リリカ」を引っぱり出して確認しました。 お探しの作品は『となりの一平くん』です。

上のエピソードは6号の冒頭で、一平君のおかあさんがほうれん草の袋を見せながら、収穫期になっても芽の出ていない花壇(というかミニ菜園)に向かって、ご記憶どおりのセリフを言っています。

下のエピソードは多分8号ですが、一平君が「雨と晴れの境い目まで行こう」と夜中に抜け出して、雨の中で踊るお菓子屋のおばさんに出会うシーンではないかと思います。「家の中でねむっているわたしが起きちゃうじゃないの 声は小さくね」というセリフがあります。(もちろん夢オチですが、その後そのおばさんに会うと、おばさんははずかしそうな顔をする、というのがラストです。)

両方とも同じ作品というのであれば、これで間違いないと思います。FUMIKOさん・04/06/11)

●FUMIKOさん、ありがとうございます!そうです、ほうれん草でした。間違いないです。あ〜、すっきり〜♪ 大感謝です。

それにしても、FUMIKOさん、「リリカを引っぱり出して確認しました。 」 というのは・・・。うー、超うらやましいですぅ。 「リリカ」掲載作は、カラーや版型ゆえに単行本に入りにくいですね。現在読むことは難しいでしょうね。

でもタイトルがわかっただけでも大収穫です。みなさん、ありがとうございました。 (らいついさん・04/06/12)