●依頼No.774(1131) 依頼者:ピイさん(04/05/08)

『雨月物語』のような鬼が出てくる話について

25年くらい前の作品で、掲載誌も思い出せません。「ぶーけ」のようなA6サイズだった気がします。
古典の雨月物語か何かをベースにした作品で鬼が出てくる話です。菊を詠んだ短歌のような台詞があったと思います。ずっと気になっています。よろしくお願いします。

 ●雨月物語のマンガ化で思い浮かんだのは下記の作品です。

マンガ日本の古典28 『雨月物語』木原敏江 中央公論社

ただしこれはハードカバーで書き下ろしだったような気がします。
木原敏江さんには他にも、鬼の出てくる作品が沢山あって菊を読んだ短歌も読んだような記憶があるんですが、うろ覚えですみません。(りりさん・04/05/08)

●りりさんの書き込みを見て思い出しましたが、木原敏江で『雨月物語』を元ネタにしたマンガでは『花伝ツァ』というのがあります。これは『菊花の契り』を下敷きにしていて、鬼が主人公のうちの一人で菊を詠んだ歌も出てきます。多分、『夢の碑』シリーズか何かの文庫に入ってるんじゃないかと思います。(ミュウさん・04/05/09)

●山岸涼子だとばかり思っていましたが、私の中に残っている絵の残像が、そういわれると木原敏江のような気もしてきました。もう一度探してみます。ありがとうございました。(ピイさん・04/05/11)

●すごく記憶があいまいなんですが、山岸作品にもそういうのがあったような気が……。プリンセスコミックスかASUKAコミックスに入っていなかったかしらん。これに関しては全然自信ないのですが、ちょっと見てみます。(めぐみ・04/05/11)

●もう一度読みたくなって、物置からコミックスを引っぱり出したところ、『花伝ツァ』の初出は、「プチコミック」1980年8月号となっていましたので、ピィさんのお書きになられた条件にはピッタリだと思います。でも、山岸凉子さんもお書きになられていそうな、題材ですよね。(たまさん・04/05/11)