●依頼No.789 依頼者:雅さん(04/09/12)

西炯子・おタケさんという男の人が出てくる話について

西桐子先生の初期の作品で、主人公の男の子は兄弟が沢山いて、おタケさんを好きになってという話です。不思議なアパートに住んでいたような? ネットで探しましたが、分からないので教えて下さい。

●こんにちは。おタケさんのシリーズは小学館のプチフラワーコミックスの『僕は鳥になりたい』『水が氷になるとき』が確実かと。他にもあったかもしれませんが、手元にないので覚えてないのです。中途半端で申し訳ありません。

あと西さんのお名前は桐子ではなく炯子です。単なる書き込みミスかもしれませんが、もし間違えて覚えていらっしゃったら探しても出てこないかと思いますので、念のため。(さりさん・04/09/13)

●さりさん、こんにちは。
西先生のお名前間違って憶えていました。失礼しました。20年近く間違っていたとは、お恥ずかしいかぎりです。 それに、お願いして1日でご回答頂けるとは、本当にありがとうございます。さっそく本を探して再読します。(雅さん・04/09/13)

●こんにちは。おタケさん(嶽野義人)シリーズをはじめこの時期の西炯子先生の作品はとても好きだったので、コミックになったものを何冊か持っております。お尋ねの作品は『ここへおいで』ではないかと思います。

主人公の男の子は長男(藤伸)で、弟が4人いて、一番下の2人は双子です。両親が事故でなくなって、主人公の男の子が受験生ということもあって親戚のお姉さんのツテで、おタケさんが家事の手伝いに来るというお話です。ストーリーは大学の同窓会のシーンで始まり、10年前の回想が本編にあたります。そこで、主人公はおタケさんのことを好きになっています。ラストはまた現在戻り、当時赤ちゃんだった双子の豊と武が物置で「育児日記」を見つけたところで終わっています。

わたしの手元にあるのは何れも小学館のプチフラワーコミックですが、他にもこのシリーズは以下のようなものがあります。コミックには掲載された雑誌等記載されていたたので参考までに書いておきますね。

『水が氷になるとき』収録作品
  『水が氷になるとき』プチフラワー1990年11月号掲載
  『ここへおいで』ジュネ1990年11月号に掲載
『9月−September』収録作品
  『9月−September』プチフラワー1991年5月号掲載
  『ひとりで暮らす理由』プチフラワー、1991年3月号掲載
『もうひとつの海』収録作品
  『もうひとつの海』プチフラワー1992年1月号・3月号掲載
  Teenage』プチフラワー1992年7月号掲載

それでは、少しでも参考になればと思います。(さよさん・04/10/12)

●さよさん こんにちは。
詳しく教えて頂いて本当ありがとうございます。 おタケさんの超越した博愛主義というか、常識とかの枠を超えて伸(たしかそう読んでいたような)の思いを受け入れるんですよね。たしか、友達を亡くして(植物になって?)殺人犯扱いにされた過去を持っていたような?手元に無いので、おぼろげですが・・ 相手を思うおタケさんの心に感動したものです。『水が氷になるとき』はネットで今注文中です。早くこないかな!(一緒に注文した本はもう一週間も前に着たのに) やっぱりいい作品は手元に残すべきですよね。とっても!とっても!反省です。 こういう掲示板があることって本当ありがたいです。最後に管理人のめぐみさんありがとうございます。(雅さん・04/10/15)

●友人が植物になるお話は『水が氷になるとき』ですね。ネットで注文できたということで、早く手元に届くと良いですね。

余談かもしれませんが、おタケさんのシリーズとは別に『ここにおいで』に登場する兄弟(椋本兄弟)のお話しも3本ほどあります。こちらは、

『天使にならなきゃ』収録
 『遂に最後のREQUEST』ジュネ1987年5月号掲載
『僕は鳥になりたい』収録
 『欲望という名の自転車』ジュネ1989年5月号掲載
『水が氷になるとき』収録作品
 『ここへおいで』ジュネ1990年11月号に掲載

何れも手元にあるのはプチフラワーコミックです。「遂に最後のREQUEST」は三男の靭正、「欲望という名の自転車」は次男の波広、「ここへおいで」は長男の藤伸が主役のお話しとなっております。

また、「復刊ドットコム」というサイトで、この2つのシリーズとまとめて復刊させようということで、投票が始まっているようなのでリンクを貼っておきますね。(さよさん・04/10/17)