●依頼No.823 依頼者:ねこパンチさん(05/01/12)

リースと呼ばれる双子の姉妹の話について

みなさん、よろしくお願いします。

1968年から73年の間に掲載された作品だと思います。双子の姉妹はそっくりで、ふたりあわせてリースと呼ばれているようです。「リース」が意味不明だったので印象に残っています。でもお姉さんは冷たい、ということを青年が妹に言う場面があります。そして「きみは五月の芝生のようにあたたかい」というせりふに続きます。妹は、姉に対する評価に反発しました。お話はそこで「続く」だったような気がします。
おそらく連載して何回めか、という作品だったのでしょう。

どんな小さな手がかりでもよいので、情報をお願いします。
 
●私は読んだことがないのですが、曽祢まさこさんの『鏡の中の愛』だと思います。

「少女フレンド」に、前後編で掲載された『鏡の中のリー』という作品がありました。シェリーとネリーという双子の姉妹のお話で、周りの人たちは二人のことをリースと呼んでいました。二人は他人が入り込めないくらいに愛し合っていて、とくにシェリーの方は、ネリーが可愛がる動物にまで嫉妬するという激しいものでした。そこに現われた一人の青年、姉シェリーの突然の交通事故死、一人残されたネリーは・・・という感じでサイコミステリーとして書かれた作品でした。

この話は作者さんにも特別に思い入れのあるものだったらしくて、『鏡の中の愛』というタイトルで新しく長くなって、数回連載の作品として「中二時代」か何かに掲載されたらしいのです。ねこパンチさんの読まれたのは、きっとそちらだったのでしょう。

私も大好きな作品なので、どちらももう一度読んでみたいと思っています。曽祢まさこさんの作品は、『幽霊狩り』の続編も作者さんの同人誌として出てるみたいですし、なんらかの形で復刻してほしいですね。

こちらでリクエストなどもしてるみたいで、票が増えればなんとかなるんでしょうか。(李由布さん・05/01/25)

●李由布さん、ありがとうございます!こんなに少ない情報でおわかりの方がいるとは思わず、あきらめ半分でした。そういわれると、シェリーという名前にうっすらと覚えがあるような気がします。きっと『鏡の中のリー』です。読んだのはマンガ雑誌でしたし、私は「中二時代」を読めるほどには成長していませんでした。

曽祢まさこさんの作品だったのですね。思いもよりませんでした。『鏡の中の愛』もぜひ読みたいと思います。『幽霊狩り』ほか曽祢まさこさんの作品、大好きです。復刻を願って投票します。

おかげさまで、三十年以上抱いていた謎がほぐれました。貴重な情報をいただき、本当に嬉しいです。
ご親切に心から感謝いたします。(ねこパンチさん・05/01/26)