●依頼No.826 依頼者:カフェオレさん(04/12/27)
髪を二つに結わえた子供っぽい少女が主人公の話について
たぶんデザイナーを目指している女の子の話です。主人公はキャンディ・キャンディみたいに髪を左右二つに結わえていて、子供っぽい感じ。でも巻き毛ではありません。国籍も不明です。なんでそんな頭なのかを聞かれて、「いろいろ試したけどこれが一番私らしいと思わない?」みたいなことを言っていました。
20年くらい前の古い作品で、これくらいしか記憶にないのですが、少しでもピンを来た方、いらっしゃいましたら教えてください。デザイナー志望というのもちょっとあやふやですが、おしゃれが大好きだというのは確かです。よろしくお願いします。
●こんばんは。風かをるさんの『モデル志願は超ミニサイズ』という作品に、該当シーンがあったような気がします。雑誌掲載が「ラブリーフレンド」創刊号('74年5月号)なので、30年くらい前になりますが。
※『平均台のビーナス』という単行本に収録されていたと思いますが確信は持てません。ごめんなさい。
主人公はファッションモデル志願の小柄な女の子、「みどり子」。モデルクラブ(養成所だったかも?)に入会しようとやってきたが「身長が足りない」と門前払いされそうになり、「雑誌やショーのモデルは背が高くてスタイルのいい人ばかり。そんなのおかしい。チビだってガリだって流行の服が着たいんです!」と主張する。その威勢のよさを買われて、彼女は居合わせた新進若手カメラマンの助手をつとめることになる。撮影現場でもモデルのポーズや小物などに光るセンスを見せ、カメラマンに褒められるみどり子。
「おしゃれが大好きで小さい頃からいろいろ研究してきた」と話す彼女に、カメラマンが「それにしては自分はいつも同じ髪型で工夫がないぞ」と言うと、「研究の成果よ。リボンは色も柄もたくさんあるし、私みたいに子供っぽい女の子には、この髪型がぴったりだと思わない?」と答える。(このへんがカフェオレさんご記憶のシーンかな?と思った部分です)
その後、冬の海で撮影があるが、モデルクラブの売れっ子が仕事の過酷さに音を上げて途中で逃げ帰ってしまい、急遽みどり子が代わりを務め、カメラマンとの恋もめでたく成就。ラストは、モデルデビューしたみどり子とカメラマンの婚約発表のシーンでした。
作者さん本人のサイトが「基本的にリンクフリー」とのことなのでURLを入れておきます。「作品リスト」に扉絵の画像がありましたので、絵柄を確かめられるかと思います。まとめるのが下手で、長くなってしまってすみません。それでは失礼しました。(ころさん・04/12/28)
●ころさん!これです!これです〜!風かをる先生のHPに載っていた画像を見て確信しました!そうそう!この絵にあるようにスカートをまくった姿でモデルをした写真をエライ先生か誰かに「なんですか!これは!」とか言われているシーンが本文にもありました。それにしても30年も前の、こんなわずかなセリフでわかっていただけて…。ウレシイです!ありがとうございました。(カフェオレさん・04/12/28)
●カフェオレさん、これでしたか〜!単行本の収録情報に裏づけが取れたので、追記しておきますね。
コミックス名 : 平均台のビーナス
(KCフレンド/講談社、1974年9月初版発行)
作 者 : 風かをる
収 録 作 品 : 平均台のビーナス
モデル志願は超ミニサイズ
お見合い相手はなんと0歳
ヘイ!ユー!気になっちゃうわ
以上です。
それでは、ちょっと早いですが皆様よいお年を……(ころさん・04/12/29)