●依頼No.827 依頼者:牡丹さん(04/12/25)

遊園地に行きたい兄妹の話について

25年位前?の短編だと思います。単行本で読んだのかも…。

遊園地に行くこと夢見る貧しい幼い兄妹の出てくるマンガです。あまり詳しいことは覚えていないのですが、確かお金をためて念願かなって遊園地に行くのですが、兄妹は入園料しか払えず(個々の乗り物にお金がかかることを知らなかった)、がっかりする…という内容でした。絵柄からいうと初期の美内すずえ先生か里中満智子先生ではなかったかと思うのですが、この作品のタイトルと詳しいあらすじをご存知の方、情報をお願いします!

●こんばんは!その作品のタイトルは有吉京子さんの『なにクソッ天才!』に収録されている『その朝粉雪がふった…』だと思われます。手元にあるのですが、集英社マーガレットコミックスで1972年発行のものです。

内容はその貧しい兄妹には母と姉が2人いるのですが、貧しくて食べるのがやっとです。ある日、子供に恵まれない金持ちのご婦人がその妹幸子ちゃんを養女にほしいと願います。母は最初は断ったものの幸子の幸せを考えて、養女に出すことを決心します。そして、上の姉2人と一緒に幸子に辛く当たるようになります。そんな妹を兄は何かとかばいます。そしてある日、「こんな役立たずな子はよそにやることにしたよ」と2人に告げます。それを聞いた兄が「幸子が可哀想だ!」といって2人で家を飛び出します。向かった先は遊園地。ジェットコースターのレールに登って落ちそうになっているところを母が助けます。救出した後、幸子が眠っているときに兄に何故辛く当たったかを説明します。「幸子はやさしい子だからそうでもしなくちゃ、母ちゃんたちのこと忘れてくれないだろ」というセリフが印象的でした。そして、兄も最後には幸子を突き放し、粉雪のふる寒い朝に幸子はお金持ちの家にもらわれていきました。

この本はたぶん手に入らないと思いましたので、内容を長々と書かせていただきました。でも見つかるといいですね(ちゃびすけさん・04/12/26)

●ちゃびすけさん、ありがとうございます〜!『なにクソッ天才!』を持っていたのと、タイトルに聞き覚えがあるので、教えていただいた作品で間違いないと思います。あらすじを読んで思い出したのですが、最後のページに「雪の降る朝幸子はもらわれていった…」というようなセリフがありませんでしたか?

単行本を持っていたはずなので、実家を探してみます。今では手に入らないとのことなので、捨てていなければよいのですが…。ともかく、ありがとうございました!(牡丹さん・04/12/26)

●そうです!ラストは「幸子がいってしまったその日は・・・・粉雪のふりつづく12月のある寒い冬の朝のことであった・・・」でした

遊園地に行ったときに乗り物に乗れなくてボーゼンとしていたとき、兄が食べないで持ってきた給食のパンを幸子に食べさせます。これまたツギハギだらけの布で包んだパンだったのがいかにも貧乏くさくて・・・こんな惨めな思いをするくらいなら最初から来なきゃいいのに・・・と子供心に思ったほどです。
どんなに可哀想な話でも最後くらいはハッピーエンドなんですけどね・・・これでもか!ってくらい貧乏で惨めで・・・何か珍しい少女マンガでしたね。おかげで『なにクソッ天才!』のほうは全然覚えていませんよ。
なにはともあれ捨てられずにあったらいいですね(ちゃびすけさん・04/12/26)

●すでに解決してますが、コレ私もすご〜く記憶に残っているので思わず出てきてしまいました。

>兄が食べないで持ってきた給食のパンを幸子に食べさせます。
>これまたツギハギだらけの布で包んだパンだったのがいかにも
>貧乏くさくて・・・

そう!このパンを包んだ布がホントにいかにも!でしたね。ちゃびすけさんのコメントに、深くうなずいてしまいました。

ちなみに『なにクソッ天才!』の方は、天才少女がウ○チを無臭にする薬を研究してて……とかいう話でした。こっちもけっこうインパクトありますが、この2作品のギャップもかなりのものがありますね。(めぐみ・04/12/26)

●めぐみさんの気持ち良く分かります。私もこの依頼を見つけた時、真っ先に飛びついてしまいました。こんなマンガを知っているのは私だけだと思っていましたので。『なにクソッ天才!』のほうは内容は忘れていましたが、全身包帯だらけのミイラ男が出てきていたのを覚えています。
登場人物はみな美形ばかりなのに、この話の内容は・・・・今の有吉京子さんの作品からすれば、想像できませんよね。めぐみさんはかなりのマンガ通とお見受けいたしました。久々に楽しかったです。(ちゃびすけさん・04/12/26)

●(ころさん・04/12/26)解決ずみのところ横から失礼します。『その朝粉雪がふった…』は、秋田書店発行のワイド版コミック『ヴァルナ・コレクション』(プリンセスコミックスデラックス:1994年4月発行)にも収録されているそうです。こちらはまだ絶版ではないようので、比較的入手しやすいのではと思い、書き込みさせていただきました。

※ ついでに『ヴァルナ・コレクション』は作者お得意のバレエもの、同時収録は『その朝粉雪がふった…』の他に『白鳥の歌をきいて!』(やはりバレエもので初期作品)の2作品です。

●皆様ありがとうございます!ころさんの情報を聞いて希望がわいてきました。『白鳥の歌をきいて!』も記憶にある作品です(たしか主人公が黒鳥を、白血病のライバルがオデット姫を踊る話ですよね?)。秋田書店版を中心に探します。感謝!!(牡丹さん・04/12/26)