●依頼No.844 依頼者:きららさん(05/05/25)

自殺を繰り返す女の人の話について

雨の日に流れの激しい川へ飛びこんだ女の人を助けようと、通りかかった兄妹の兄のほうが助けたのですが、力尽きて濁流に飲まれてしまい、妹のほうが助けられた女性に「あなたがまた自殺しようとしていても助けたりしない。それが私の復讐なの」みたいなセリフをいったような気がします。
何年かたって妹が結婚まじかのときに、その女性を見かけ、結局助けてしまい、妹は死んでしまいます。

確か、いくつかの話が1冊になってしまった作品でその中の1つだと思います。作者とタイトル名を教えてください。お願いします。

●お探しの作品は、菊川近子さんの『自殺志願-名前のない少女-』です。(KCフレンド『見えない叫び』に収録)

あらすじはご記憶の通りで、自分を助けた人が目の前で死んでしまう人生に絶望し、自殺を繰り返す少女を助けた兄が急流に飲み込まれて死亡し、復讐を誓った妹(未久)も車に飛びこもうとした少女を助けて死んでしまいます。最後に少女は、どうやっても死ねず人の情けにつけこむように生きている自分は悪魔なのではないかと考えて終わります。

少し古い本ですが、古本屋などでしたら見つかるかもしれませんよ。(サリーさん・05/05/28)

●サリー様!ありがとうございます。さっそく古本屋で探してみます。(きららさん・05/05/30)