●依頼No.858 依頼者:まひるさん(05/10/06)
29年くらい前の作品・兄妹の話について
タイトル、副タイトル、著者名すら分かりません。今から29年前に、そのマンガを私の姉が持っておりました。その後紛失。当時、私の姉が入手した時には既にカバーはありませんでした。
下記の事しか分かりません。
@ サイズに関すると、細川智恵子著 『王家の紋章』と同じだと思います。
A 単本で3話でした。
B 3話中1話しか覚えてないのですが内容は、
両親のいない兄妹のストーリーで。妹が幼い時は兄が学校へ連れて行き用務員室で妹のオムツを取り替えていたり、連れだって出かけたりと過去を連想させるコマ送りがありますが、兄は明るく親がいなくとも2人で幸せに楽しく暮らしている設定です。
兄は既に社会人になっており、相変わらす楽しく暮らす2人ですが、妹は兄の婚約者の存在を知らず、兄から、優しそうな大人の女性を紹介された時には、自分ひとりだけの優しい兄でなくなった事に戸惑いを感じ落ち込みます。妹の落ち込みをみて兄は『妹の名→○○が嫌なら結婚はしないから』と優しく、でも少し悲しそうに妹に言います。
後日、妹は公園のブランコに座っている兄の婚約者を偶然見かけます。うつむいた婚約者の横顔を見つめながら 妹は”あら?” ”なにかしら?” ”ハッ!” と気が付きます。婚約の頬に涙が流れていました。兄と婚約者は別れたのです。妹は悟り、ちょっと淋しいけれど、少し大人になり2人を祝福します。
そこから先はうろ覚えで、兄が出張するのではなかったかと思います。
(ストーリーを書いていると絵が浮かんできて、マスマス読みたくなりました(汗 )
C 絵が美しく。
例えば、女性を回想するシーンでは、細く長い小首をかしげた女性が髪を空に向かってなびかせながら微笑んでいるという絵が何回か出てきます。
それとくちびるの描き方に特徴があります。下唇のラインを描かずに上唇だけ描いた絵がかなり出てきます。
※知人の代理でこちらに書き込ませていただきました。私にはサッパリ分かりません。ちょっと古めかしい作品のような気もするのですが・・・。お心あたりの方がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくお願いします。
●>まひるさん、こんにちは。
そのお話は文月今日子先生の『フリージアの恋』を連想させます。私が読んだのは1974年の「少女フレンド」でしたが、新書版にはお話が6話載ってます。
妹の名前はみちるで兄には木村さんという恋人がいます。17才の時、両親を亡くした兄は赤ん坊だった妹みちるを学校まで連れて来て世話をします。木村さんの回想場面に用務員室にオシメ
が干してあってみちるにミルクを飲ませている様子が出て来ます。
兄は転勤が決まり、長いこと待たせてしまった木村さんとの結婚の決意を固めます。兄の転勤をきき、失意の木村さんは会社を早退をしてしまいます。そんな彼女を公園で見かけた学校帰りのみちるはブランコを揺らす木村さんの頬に涙をみとめます。
みちるは、長い間見守ってくれた兄に感謝し、二人の幸せを願い祝福します。ひろしというみちる一筋のコミカルなBFと一緒に兄夫婦を見送ります。
木村さんは首が長い大人の女性で憂いを含んだ表情がきれいです。
お探しの作品だと良いですが、『妹の名→○○が嫌なら結婚はしないから』は「みちる おにいち
ゃん結婚してもいいか・・・?」だと思うのですが微妙に違いますね。唇の描き方の部分におきまして印象が異なっているように思います。娘を男手一つで育てるというお話は里中満智子先生の作品にもあったように思います。(恥さん・05/10/06)
●恥さん、早速のレスありがとうございます!こんなにすぐ反応があるなんて驚きです!!!
文月さんの『フリージアの恋』は私も遠い昔に読みましたが、まったく忘れておりました。(^_^;)
押入の奥にコミックがあると思うので、探し出して知人に確認してもらいます。
このサイトに関わるすべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。本当に本当にありがとうございました。(まひるさん・05/10/06)