●依頼No.899 依頼者:カペルさん(03/10/13)

悪魔が住んでいる家の話について

初めてカキコさせて頂きます。

早速ですが、おそらく10年以上前の作品でタイトルに確か「悪魔」という言葉が入っていたと思います。単行本で読んだ気がするので掲載誌は分かりませんがおそらく少女マンガだと思います。

内容はある一家が大きな家に引っ越してくる。家族はその家に何の不満もなかったが、少しずつ変な事が起きるようになる。主人公の女の子の部屋の目覚し時計が、朝起きると夜寝る前に置いた場所から必ず移動している。最初は気のせいだと思ったがあまりに続くので、ある夜時計が動かないようにセロハンテープで固定した。しかし次の朝、女の子が目を覚ますと時計は何と天井に張り付いていた。怖くなってその女の子はお兄さんと一緒に寝たふりをして一晩中時計を見張る事にする。すると夜中のある時間になると壁の顔の形をした彫刻の目の部分から小さい悪魔が出てきて時計をいたずらしていた事がわかる。そしてお兄さんはその悪魔を退治しようとするが逆に殺されてしまう。その敵をうとうとしたお母さんも悪魔に殺されてしまう。お父さんも殺されてしまい、最後に残った女の子は人間の血を抜かれ、代わりに悪魔の血を入れられ悪魔の一員にされてしまう。そんな感じのストーリーだったと思います。最終的に悪魔は封印されその女の子も元の人間に戻れていたと思います。

何年も心に引っかかっている作品ですが正確なタイトルも作者も分からず途方にくれていたところこのホームページを発見しました。情報をお持ちの方がいらっしゃたら、是非教えて下さい。お願いします。長文失礼致しました。

●かなりの遅レスですが、心当たりを見つけましたのでお知らせいたします。
未読なのですが、いばら美喜さんの『悪魔の招待状』の第一巻だと思います。立風書房、1981年初版
です。

ある一家が大きな家に引っ越してきますが、そこには悪魔が住み着いていました。主人公の由美以外、兄も両親も殺されます。由美は悪魔にされてしまいますが、最後は悪魔の血を抜かれて人間に戻ります。

全2冊ものと、全3冊ものがあります。主要人物の少女が代わっていく作品のようで、由美の一家の次は、由美の友人(の一家)が登場し、最後で三人目の少女が登場します。今では手に入りにくいかもしれませんが、怪奇ものファンには根強い人気があるようです。(ねこパンチさん・05/03/.29)

●ねこパンチ様、情報ありがとうございました。確かにそのタイトルだったと思います。内容も間違いないようです。主人公の女の子が代わっていくというのはねこパンチ様の情報を読んで思い出しました。さすがに、一年半も経っているので半ば諦めていたのですがタイトルと作者が分かって本当に嬉しかったです。これで探す事も出来そうです。本当にありがとうございました。(カペルさん・05/04/02)

(1626) 依頼者:マリポーサさん(07/07/21)

壁の中に悪魔(怪物)がいる話について

子供の頃、姉が友人に借りた少女ホラーマンガ!?のタイトルが分かりません。ご存知の方、情報をお教え願います。

・建物(屋敷)に秘密の部屋があり、その中に住んでいるのは「悪魔」だったと思います。
・その「悪魔の部屋」と「主人公の少女の部屋」とは壁に挟まれた隣同士の部屋になっていて、「悪魔」と「その手下逹」は壁の穴から少女の部屋を観察しています。しかし、少女は「誰かに見られている感じがする」程度にしか最初は気付いていません。
・その「少女の部屋」側の壁には「獅子の彫刻?」の置物が取り付けられていて、それは取り外しができなくなっています。その二つの「目」の部分が「覗き穴」になっています(悪魔が下界を覗く)。
・「悪魔」には「大きな悪魔」と「小さな悪魔」がいて、上述の様な残忍な手法で人を殺すのは、主に「小さな悪魔」です。(140cm位の身長で、目と耳がとがってました。)
・「悪魔の手下」には「人間」なのに「悪魔」に協力している輩もいました。30歳代位の男と、24〜25歳位の女(眼鏡をかけてた)の二人だったと記憶しています。
・段々と異変に気付いた「主人公の少女」は「やはり壁の中が怪しい」と思い、「姉」に話をしますが、「姉」は最初は信じません。
・そこで「姉」が「フェンシング」が得意な事を利用して、「壁から誰かが見ている様な気配がしたら、壁の穴を剣で突いてみよう」と言う作戦を立てます。
・「主人公の少女」が机に向って「本」を読んでいます。その「本」をぱたりと「閉じた」瞬間が「見られている感じがするタイミング」と言うことで「姉」と打ち合わせをします。「今だ!」とか、言葉に出すと、「覗いている側」に気づかれてしまうからです。
・「姉」は「獅子の彫刻」の壁にぴったりとくっついて、「死角」に隠れています。そして、「主人公の少女」が「見られている」と感じ、「本を閉じた」瞬間、「姉」はサッと「獅子に彫刻」の前に飛び出して、「覗き穴」を一突きします。
・「姉」は先端に「手ごたえ」を感じ、「誰かが見ている」事を察知しますが、その時には「主人公の少女」には「何もなかった」と言って心配をかけさせまいとします。「やっぱり、あなたの気のせいよ」と言った感じです。
・ですが、真相を知った「姉」は「小さい悪魔」に殺されてしまいます。それも、「主人公の少女」と「お母さん」が「スイカ」を食べようと包丁で切った瞬間、「スイカ」の中から「姉」の「生首」が転がり落ちて来ると言った、残忍な殺され方です。
・私が見た最後の場面は、「悪魔の手下」の「メガネ女」が「小さい悪魔」に「昇格?」する場面です。
・「小さい悪魔」が「変形?(ゲル状?)」して、「メガネ女」の口から入って行き、「大きい悪魔」が「メガネ女」の体を「一刀両断」します。
・二つに切れた体は、すぐに二つの「小さい悪魔」の姿になり、「やっと望んでいた体になれた」と「元・メガネ女」は喜びます。

単行本で2刊目までが、上記のお話までだったと思います。確か「第3巻」を店頭で見た記憶もあります。……でも「タイトル」が思い出せません。すみません。


いばら美喜さんの『悪魔の招待状』だと思います。ご記憶のとおり、全3巻です。以前も、この作品についてレスさせていただきましたが、作品そのものはまだ読んでおりません。

しかし、「西瓜から姉の首が」というエピソードが、多くの読者の記憶に残るようで、ネットで複数の証言を読むことができます。依頼No.899のご依頼者の書き込みもご参考になると思いますが、ラストのネタばれを含みますのでご注意ください。(ねこパンチさん・07/07/21)

●どうやら調べてみたら、そのようです。有力情報ありがとうございました。(マリポーサさん・07/07/21)