●依頼No.912 依頼者:のりさん(05/12/11)

ノブにハンカチが結んである時は起こすなという合図が出てくる話について

こんにちは、風邪を引いた時に行った病院の待合室で読んだマンガです。週刊マンガで、時代は昭和50年代です。(凄くあいまいでごめんなさい)

父子家庭なのかな、結構若い父と、中学生か高校生の女の子が暮らしています。
父は黒髪、娘はショートカット、制服がジャンパースカート(ちょっとあやふや)。

ある日娘が起きると、タイトルのような事が起こっています。その子は一人で食事して、父に手紙を書いて学校に行きます。その食事の内容が結構おしゃれで、その頃から朝は和食だった私はびっくりした憶えがあります。

マンガのタイトルと、その作ったメニューを教えて下さい。宜しくお願いします。

山本鈴美香さんの『ひっくり返ったおもちゃ箱』だと思います。ちょっと手元に本がないので連載時期などわからずごめんなさい。

離れて暮らしていた27歳の父・剛と14歳の娘・美鈴が一緒に暮らし始める。二人の父娘愛は深いが、実は…という話です。家事は美鈴がこなしていて、「起こすな」の白いハンカチを見た美鈴はひとり静かに朝食を作って食べて、剛に手紙を残して学校へ。

手紙に書かれていた朝食は
・スープ
・サラダ
・ミートペースト
の3品ですね。スープはあたためてください、あとの2品は冷蔵庫に、ミートペーストは「パパの好きな」と前置きがありました。

「『ミートペースト』って何だ?」と当時思ったものです。今も具体的なイメージが掴めない…(汗)。(ワンダさん・05/12/15)

●補足にならない補足ですが、『ひっくり返ったおもちゃ箱』と続編『H2O!前代末聞』の連載時期はだいたいですが、1976〜77年だったと思います。(1978年4月に中学へ入学した時は『エースをねらえ』が連載中か終わったばかりで、テニス部が大人気だった記憶があるので)

どちらもマーガレットコミックスにはならず、その頃出版され始めた集英社漫画文庫になってます。(大波斯菊さん・05/12/16)

●のり様がお探しの作品は、ワンダ様のおっしゃるとおり、『ひっくりかえったおもちゃ箱』ですね。コミックスのワイド版を持っているので久々に開いてみると、「週刊マーガレット」の1976年36号から49号にかけて連載されたと記してありました。

朝食のエピソードが出てくるのはかなり後半なので、全ページ数から推測すると掲載されたのはだいたい47号前後あたりだったのではないかと思われます。

ちなみに私が所有している本は、『ひっくりかえったおもちゃ箱』と『H2O!前代末聞』がカップリングされた集英社ガールズコミックスというちょっと大判のコミックスです。1990年に発行されていますが、現在絶版かどうかは残念ながら不明です。(乙女座のジュンさん・05/12/16)

●2003年に「ホーム社漫画文庫」から出ました。(真奈美さん・05/12/18)

●ワンダ様、大波斯菊様、乙女座のジュン様、真奈美様、情報ありがとうございます。早速図書館で借りて読みました。版は乙女座のジュン様がおっしゃっていた版です。この作品です!ありがとうございました。やっと判ってとても嬉しいです。ただ私も“ミートペースト”が判りません。読んだ当初は、洋食になじみがないから判らないんだろうと思っていましたが…。(のりさん・05/12/18)

●解決のところお邪魔します。ミートペーストですが、市販で見かける「レバーペースト」(ア●ハタの瓶詰め等)の肉バージョンみたいですね。「牛や豚の肉と脂をスープで練って、器に詰めてボイルしたもの」で、パンやクラッカー、野菜スティックなどに塗って食べるディップです。

余談ですが、キッチン雑貨で「ミートペーストジャー」または「ミートペーストポット」なる陶製の保存容器がありますが、カントリー調の絵やロゴが描いてあったりしてなかなかカワイイです。このお話のペーストも、そういうオシャレな容器に入ってるんだろうなー、などと想像するのも楽しいかも。

本筋に関係ない横レスで失礼しました。(ころさん・05/12/20)

●ころ様ありがとうございます。そういう風に教えていただけると、なんとなくイメージ湧きます。なるほど、そういうペーストもあるんですね、ミートペーストっておいしそう。1つ利口になりました。 (のりさん・05/12/21)