●依頼No.915 依頼者:ゆいこさん(05/11/18)
ミュリエル・ギィという登場人物が出てくる話について
こんにちは。たまたまどこかで読んだマンガの「続き」が気になって、今に至っています。
1973年〜78年ぐらいの「週刊マーガレット」だったと思っています。連載で、絵は一条ゆかりさんのような大人っぽい感じでした。
覚えていることは、
@ミュリエル(女性・主人公?)とギィ(男性)という名前の登場人物。
A二人とも髪が長い。ギィは黒ベタ塗り。
B恋人同士だったが何か事情があって別れる(実は兄妹・異母兄妹?)。
Cミュリエルは他の人と婚約するが、ギィのことが忘れられない。
Dその結果婚約披露パーティで、テーブルにあったナイフで「ギィ!」と叫んで自分のお腹を刺す。
E次号に続く‥‥。
ということです。
この後ふたりはどうなったのか、タイトルとか作者・単行本の有無等わかれば教えてください。手がかりが少なくて申し訳ないですが、よろしくお願いします。
●ゆいこ様がお探しの作品は、大矢ちき先生の『回転木馬』でほぼ間違いないと思われます。この作品は1975年発行の「りぼん」4月号から連載開始。偶然ですが実は私、ゆいこ様がお読みになったシーンが掲載されている号の「りぼん」のみ所有しているのです。
母を失い孤児となったギィは、引き取られた家の息子シモオンの婚約者であるミュリエルと愛し合うようになります。シモオンはミュリエルをめぐってギィと争い、ギィは家出。ギィを想って嘆き悲しむミュリエル。シモオンはミュリエルを愛しながらも、ついにミュリエルをギィのもとへやる決心をします。しかし、ギィは自分とミュリエルが異母兄妹であることを知り、ミュリエルを突き放します。
ギィに突然別れを告げられわけもわからず傷心のミュリエルに対し、ひそかにギィを慕う女中のエイメが「あなたたちは兄妹」と告げてしまい、ミュリエルは絶望の底に突き落とされます。
真実を知らずただギィがミュリエルをおもちゃにしたと誤解するシモオンは、今度こそ自分がミュリエルを幸せにすると誓い、ニ人は婚約式を挙げます。けれど、ギィへの想いを断ち切れないミュリエルは式場のテーブルにあったナイフで自分のお腹を刺してしまいます。そしてミュリエルに輸血が必要となったことによって、ミュリエルの両親とミュリエルの血液型が合致しない事実が判明。さらにミュリエルの出生に新たな秘密が…!?と、いうところで“つづく”になっておりました。ちなみにギィは長髪で黒塗りですし、大矢先生の画風は、当時の一条先生と感じが似ていますよね。残念ながら、単行本化されていないようです。
連載が何回続いたのかは私も知らないのですが、私もゆいこ様と同じくその後の展開が気になって仕方ありません。どなたか、情報をお持ちの方がいらっしゃればいいのですが…。(乙女座のジュンさん・05/11/18)
●たびたびすみません。追加情報です。『回転木馬』は「りぼん」1975年4月号から7月号にかけて連載されたようです。私が持っているのが6月号。という事は…最終回の1話前だったのですね!ラストをご存知の方、情報をお待ちしています♪単行本化されていないのは、本当に残念ですね〜!!それにしても、ゆいこ様の記憶力は素晴らしいですね(^▽^*)(乙女座のジュンさん・05/11/18)
●乙女座のジュン様。
早速のお返事ありがとうございます!何かの拍子に思い出す長年の疑問だったので、かなりスッキリしました。当時私は「なかよし」を購読していたので、多分友達の「りぼん」を借りて読んだのでしょう。単行本になっていないとのこと、私も本当に残念です。引き続き、ラストに関してご存知の方がいらっしゃれば教えてください。改めてよろしくお願いします。(ゆいこさん・05/11/19)
●おおやちきさんの『回転木馬』のラストをお知りになりたいということで、書き込ませていただきます。実は私も長年、この作品のタイトルと作者が分からず、探していたことが過去にありました。この『回転木馬』の最終回が掲載されていた「りぼん」(75年7月号のようですね)本誌を、親戚の家で偶然読んだのが記憶に残り、気になっていたのです。
ただ、もちろんその雑誌は手元になく、私も幼少だったので本当にうろ覚えです。以下、そのわずかな記憶を並べます。
ギィとミュリエルはじつは兄妹でなく、いとこ同士だった。(シモォンの妹がミュリエル)赤ん坊のすり替えがあった?そのことをシモォンは知りながら二人は明かさず、結局ギィとミュリエルは亡くなる。二人の死を目の当たりにし、泣き崩れる? シモォン。そのバックには回転木馬……。
確か、形見の手帳で出生の秘密を知るシーンもあったと思います。『……あなたの○才の誕生日には……』『回転木馬に乗りにいきましょう……』こんな感じの台詞が印象に残っています。自分の記憶を補完しようと、いろいろ検索してみたのですが、あまりはっきりしたあらすじが見つかりませんでした。不確かな記憶に頼っていて、ごめんなさい。この作品の載っている雑誌は中古市場では大変高値になっていて、また見つけるのもなかなか難しいようですね。
確実に読むにはやはり国会図書館ということになるのでしょうか。乱文、失礼しました。(showさん・05/11/21)
●show様。
ご回答ありがとうございます。またラストも教えていただいてありがとうございます。なんだか切ないお話だったんですね‥‥。全作通しで読むのはかなり難しいようですが、気長に探してみようと思います。(単行本になっていないのはホントに残念です!)ありがとうございました。(ゆいこさん・05/11/23)