●依頼No.922 依頼者:あいさん(05/10/20)
長髪の男性が主人公の話について
はじめまして!どうしても思い出せないものなので、どうぞよろしくおねがいします。十年くらい前に「なかよし」か何かで読んだ、長髪の男性が主人公のちょっと怖くて不思議なマンガなんですが、どなたの何という作品なのか全然わかりません(泣)。
そのマンガは1話完結の連載ものだったと思います。覚えているストーリーは、
★ニキビに悩んでる女の子がいて、その前に長髪の男性が現れて、魔法のメスでニキビを治してあげる。ニキビが治ると女の子は欲が出てしまい、もっとかわいくなるため魔法のメスを盗んで、少しずつ顔や体を改造する。女の子は結局芸能人になったのだけど、性格は悪くなった。そして写真撮影中に急に顔が痛くなり、ビリッ!という音がして女の子は悲鳴をあげる。最後は長髪の男性が何かつぶやいて終わり…みたいなかなりうろ覚えのものです。
もう一つは、
★父親しかいない女の子がいて、ある日父親が再婚相手を連れてくる。そして女の子の前に長髪の男性が現れて、虫眼鏡をあげる。女の子は虫眼鏡で、お手伝いのおばさんを見るが何も変わらない。しかし、新しい母親をその虫眼鏡で見ると魔女に見える。女の子は継母が焼却炉の扉を開けたとき、力いっぱい押して継母を燃やしてしまう。最後は「悪い魔女は火あぶりなのよ」みたいなことを女の子が言って話は終わる。こちらもうろ覚えです。
他にもいろいろ読んだんですが、忘れてしまいました。どなたか心当たりのある方、よろしくおねがいいたします。
●「なかよし」の増刊「るんるん」で連載されていた上野すばるさんの『アナザードア 異世界怪奇譚』です。”忌野りんね”というミステリアスな女の子が異世界につながる扉を使い、人々の様々な欲望や願いを叶えていくのですが、場合によっては不幸になってしまったりします。
その中にニキビに悩む女の子の話もありました。その話の主人公は彼氏もいる女の子なのですが、いつもニキビのことをからかわれてコンプレックスになっています。彼女の“ニキビさえなければ…”という悩みをりんねは肌を粘土のように自由にいじれるメスで解決してあげます。ニキビがなくなって可愛くなった女の子は調子に乗ってどんどん顔をいじってモデルになりますが、顔をいじりすぎたせいで最後は口がさけてしまう…
というような話です。長髪の男の人は出て来ませんがあらすじはあいさんの記憶とぴったり一致しています。この作者の『アナザ−ドア』以前の作品が長髪の男が出てくるものだった気がしますが読んだことがないのでなんとも…
『アナザ−ドア』はるんるんKCで全2巻。おそらく絶版ですが古本屋などで探せば見つかるとおもいます。(ガチャさん・05/10/21)
●ガチャさま、情報どうもありがとうございます!!
「上野すばる」さんで調べてみたところ、長髪の男性が出てくるのは、上野すばるさんの『赤のカイン』という作品のようです。単行本の表紙を見てみたのですが、私が探していたものでした。ストーリーまでは確認できなかったのですが、たぶん、同じマンガ家さんなので『アナザードア』と『赤のカイン』が私の頭の中で混ざってしまったんだと思います。ニキビの女の子が出てくる話は『アナザードア』なんですよね。古本屋で探してみます!ガチャさま、いろいろ教えてくださってありがとうございました(^_^)(あいさん・05/10/21)