●依頼No.956 依頼者:あきらさん(06/10/18)
1965年頃連載・時代劇の少女マンガについて
おそらく1965年頃に連載していた時代劇の少女マンガで、男装の姫が、小姓のような姿で若侍と旅をする物語です。若侍は時々姿を見せる姫が好きなのですが、小姓と姫が同一人物である事は知りません。2人の命を狙う敵方の忍者が金髪の女で、たくさんの花で相手の顔を覆って窒息させる術を使っていたような記憶があります。今思えば「リボンの騎士」の日本版のような話ですが、近所の児童館で1〜2回読んだ「なかよし」か「りぼん」あるいは「少女クラブ」だったかもしれませんが、気になって忘れられないのです。どなたかご存知の方がいらっしゃったら、タイトル、作者、結末を教えて頂けないでしょうか。
●もしかしたら『ふりそで剣士』かもしれません。「週刊少女フレンド」に1963年(昭和38年)から1964年(昭和39年)まで連載された作品です。タイトルから、主人公の顔とあらすじにたどりつけますので、検索なさってみてください。なお、東浦美津夫さんは作画担当で、梶原一騎さん原作です。
男のなりをして、ふりそで剣士と名乗る雪姫、その正体に気づかない疾風之介、という設定はお探しのものと似ています。ただ野武士集団のリーダーであった疾風之介が、はたして若侍といえる格好をしていたのかどうか…ちょっとわかりません。敵方の忍者に腕の立つ女性がいて、最後の追手となることは請合えます。
結末は、姫のために疾風之介が命を投げ出し、敵の女忍者がそれによって雪姫の味方となり、雪姫が父の仇を討って家臣を救い、国を平和におさめた、ということでした。
忍者マンガあるいは梶原さんファンの掲示板で確認すると早いかもしれません。私は読んだことがないのですが、ご参考までにお知らせしておきます。(ねこパンチさん・06/10/18)
●追記です。
ネットの古本屋さんでみつけました。1963年12月15日号「週刊少女フレンド」掲載分『ふりそで剣士』の表紙に、主人公と金髪の女性が描かれています。その周囲にバラの花が……敵の女忍者が登場する回のようです。(ねこパンチさん・06/10/23)
●どうもありがとうございます。『ふりそで剣士』ですか。これで長年のわだかまりが解けるかもしれません。さっそくネットで探してみます。返信が遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。あつく御礼申し上げます。(あきらさん・07/01/09)