●依頼No.1004(1592) 依頼者:りりあんさん(07/04/15)

紫の花火が出てくる話が収録されたコミックスについて

25年位前に親戚の家で読んだ少女マンガを探しております。
タイトル名・作者名が不明で、読みきりの作品がいくつか収録されていたコミックスだったと思います。

☆紫の花火が出てくるお話☆

とある田舎町、実家が旅館or民宿を営んでいる高校生位の主人公の女の子。時期は夏休み、都会から大学生グループが泊まりにやってきます。ある晩、主人公がその大学生達に誘われて河原の方へ花火をやりに一緒に行きます。しかし火の担当だった主人公はライター(?)を持ってくるのを忘れてしまい、一瞬嫌な空気が流れます。その時、ひとりの男子学生が胸ポケットから1本だけマッチが残っていたマッチ箱を取り出し、タバコorローソクに点火します。 こうして無事花火が出来る事なり、主人公を助けてくれた男子学生 と主人公は仲良くなっていきます。

そしてまた再会を約束しあい、男子学生は都会へ帰って行きます。月日は流れ、男子学生(もう新社会人かも)が約束通り主人公に会い、行こうとしますが……。電車or飛行機に乗る為にタクシーに乗車していたのですが、雨で道が渋滞してしまい乗り遅れたくない男子学生は、タクシーから降りて走って駅へ向かうのですが…事故に……。降りしきる雨の中…道路には男子学生がカバンに入れてあった、夏の日の思い出の紫の花火(多分紫だったと)が散乱してました…。

☆赤い靴(?)がキーワードのお話☆

仕事の都合で遠い所へ行っている主人公のお父さん。お手伝いさんorお祖母さんと二人暮らしの主人公(高校生位)は、お父さんが買ってくれた赤い靴をとても大事にしてました。ある日、同級生の男の子が原因で靴が壊れてしまいます。男の子は新しい靴を購入して弁償するのですが、主人公はこれはお父さんの靴じゃないっと言って受取りを拒否します。でも男の子の家は貧乏で、一生懸命アルバイトをして靴を購入してくれた事や色々な事を通して、意固地だった主人公も変わっていき、最後はハッピーエンドのような話だったと思います。

☆新学期を控え、主人公は美容室へ行きます。ストレートのロングだった髪型は、縦ロールっぽいゴージャスな髪型となって帰宅するのですが、これでは学校へ行けないという事で、お祖母ちゃんorお母さんが一生懸命ブラッシングしてなんとか三つ編みします。(これはストーリーの冒頭部分で、あとは全然記憶がありません)
 
☆小説家志望のお母さんと小さい男の子(主人公)のお話☆

お母さんが作品を書いている間、主人公は一生懸命家事をこなしてお母さんを助けます。途中色々とありますが、最後にお母さんの作品が賞と取りハッピーエンド…のような話だったと思います。

以上、記憶に残ってる4作品を挙げてみましたが、小学生の頃に読んだので記憶が曖昧で多少間違っているかもしれません。他にも収録されていた作品があるかもしれませんが、お心当たりの方いらっしゃいましたら、教えていただけると嬉しいです。。

●こんばんは。
りりあんさんお探しのコミックスは、神坂智子さんの「花とゆめ」時代の作品『夢見るセブンティーン』(白泉社・花とゆめコミックス:1976年3月20日初版)で間違いないと思います。

☆花火の話が『むらさき花火』
☆赤い靴の話が『はだしになった少女』
☆美容室の話がコミックスタイトルにもなっている『夢見るセブンティーン』で、ヘアデザイナーになることを夢見る17歳の少女の話です。近所に新規開店した美容院の店長が外国仕込みの腕と聞いた主人公が 「シャンプーだけ」のつもりで偵察(?)に行き、うっかりオーダーミスでパーマをかけられての ゴージャス縦ロールでした。
☆小説家のお母さんと坊やの話が『ぼくのマギー』

他に、

『苦いコーヒー』  ……  自分が父親の実の娘ではなかったと知った主人公の葛藤
『ザッツ、アシスタント』 …… マンガ家とそのアシスタントの日常4コマ

が収録されているようです。(ころさん・07/04/23)