●依頼No.1026(1630) 依頼者:ぽこぽこさん(07/07/23)

ユダヤ人の男の子が最後に飛び降りてしまう話について

30年以上前かもしれません。はっきりと覚えてないんで申し訳ありませんが……。

ユダヤ人が国を追われて、隠れて逃げたりしているはなしで、女の子も出てきます(恋人?)最後追われてしまい。がけから海に向かって飛び降りてしまうのですが、鳥になりたい……だったか、鳥はいいな……だったか、鳥に関することを言い残します。それ以前にも男の子が女の子に確か鳥になりたい……みたいなことを言った記憶があります。

これだけでわかる方いらっしゃるでしょうか?大体でもいいですのでよろしくお願いします

●読んだことがないので確信はありませんが、樹村みのりさんの『海へ…』に似ていると思います。ユダヤ人かどうかわかりませんが、兄と妹が最後に海に入水自殺する作品です。ただし、飛び降りるシーンで兄妹は同じページに描かれていたようですから、ご記憶の主人公がひとりで飛び降りるなら、お探しのマンガは別の作品でしょう。

『海へ…』の掲載は、1970年の「りぼんコミック」9月号だそうです。「りぼん」と「りぼんコミック」が合併するのが1971年3月号らしいので、「りぼん」読者がこの作品を読む機会はあったかもしれないと思います。(ねこパンチさん・07/07/23)

●>ぽこぽこさん、ねこパンチさん、こんにちは。

すみません、樹村みのりさんの『海へ・・・』は未読なのですが、ささやななえさんの初期作品『かもめーGULL』のような気がしました。『ささやななえ自選集1』で読みました。初出は1970年「りぼんコミック」1月号です。

短いお話です。崖から落ちそうになった弟をユダヤ人の少年に助けられた女の子がナチスに追われている彼を洞窟へかくまいますが見つかってしまいます。海を愛した者が海で死んだらかもめになるという船乗りの言い伝えをきいていた彼は崖から飛び降りて死んでしまいます。少女が「彼がユダヤ人なのがどうしていけないの!?」「人殺しィィィ」と叫んでいるところで終わります。(恥さん・07/07/24)