Gold Plum





第六章


対峙


〜みのり&涼介の場合〜





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「そういえば、集合場所ってどこになってるんだい?」


 みのりへ尋ねると、彼女は怪訝な顔をした。


「集合場所? まずいわ、まだ決めてないじゃない。どうするのよ」


 逆に責められ、涼介は内心で呻く。

みのりのことは好きだし可愛いとは思う。

だが、こういうところは少しいただけないな、

と内心で愚痴っていると、紅が呟いた。


「橋」


 それはいい考えだ。

涼介は紅の言葉に一にも二にもなく同意する。


「うん。それはいいね」


 頷いていると、みのりがテーブルを軽く叩いた。


「ちょっと! 2人で何分かり合ってるのよ! 今はそれどころじゃないでしょう」


 何故か怒っている。

自分は何か彼女の気に触るようなことを言っただろうか。

首をかしげていると、紅がみのりが着ているシャツの袖を掴んだ。


「お嬢さま、違う」


 紅の言葉で涼介は本題に立ち返る。


「ほら、アダルト雪姫がでてきた橋だよ」


 端的に説明するとみのりの頬が若干朱に染まった。










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