*大掃除*
年末になると必ずやって来るこの行事。日ごろからきれいにしておけばこんなに苦労する事もないんだろうけど・・・なんせ普段がえらいことになっているのでかなりの時間を費やす事になってしまう。
大体何で年を越すのに大掃除が必要なのだろうか?どうせ3日で元通りなのに・・・しかも今日は29日なのできっと1月1日の21世紀には元のもくあみとなる事だろう。でも我が家の実力者、母がやれというからには母以外の父子3人、しぶしぶと取りかかる。父は明日まで仕事なので明日以降に取り掛かるのだが。
掃除をする時のポイントとして何が一番重要なのかを3人で話し合った結果、「捨てる」という行為が上手いと掃除上手といえるのだろうな、という結論に至った。いかに「もったいない」「いつか使うだろう」という考えを捨て、勇気をもって「ゴミ」を出す決断力が必要となってくる。3人ともそれがままならないため、いつ掃除しても結局3日で元通りになってしまうのだ。私はどうもレコード店でもらえる無料雑誌やいろんな店でもらえるカタログなどを収集する癖がある。そしてそれを「いつか読むだろう」とだんだん溜めていくのだが、それも読まないまま捨ててしまう・・・ということが度々なのだ。これでは片付くはずがない。
さらに3人で話し合ったところ「片付けの基本はまず散らかす事だ」という無茶な話も出てきた。でも確かに片付ける時には1度全部をぶちまけてそれから分別をしていく、というのが3人に共通している行動パターンだ。いつも全てをぶちまけて「ゴミ」「いるもの」を分けている。「いるもの」は同時進行で種類分けしているのだが・・・ココで問題が生じるのだ。「これどうしよう・・・捨てるのはもったいないなぁ・・・」この心が出てきたら大失敗である。せっかくの大掃除のはずが結局は「右にあったものを下ろして左に置く」(父上論)というだけの状態になってしまうのだ。これではいかんと今年はかなり捨てた。一気にゴミ袋4袋分のゴミが出た。カタログも雑誌もざっと目を通してかなり捨てた。だいぶすっきりしてきた。
そして片付け始めたらついついどこまでもやってしまう。見えるところがきれいになったらファイル、机の中、ゲームの整理、マンガの整理、あげくの果てにはビデオやMDの編集にまで及んでしまう事もある。仕上げに掃除機をかけモップまで用いて隅々までキレイにして完了。これで無事に年を越せる・・・
・・・と言いたい所だが実際の所はどうしても捨てきれないプリントやいろんなもので掃除したつもりが「右にあったものを下ろして左に置く」(父上持論)というスタイルになってしまっている。やっぱり掃除というものは難しいものだ。母が掃除上手なのは捨て上手、ということなのだろう。しかし、私たちと物の価値観が全く違うため、CDのカバーまで勝手に捨てられた日には激怒したが。私ももう少し「捨て上手」にならないといけないな。