台北食べ歩き一年ぶりに家族旅行を計画
                       行き先は台湾の台北。
                                       食い意地の張った母子がやたら張り切りました。

 


2004年11月22日〜25日
キャセイ航空は新婚旅行以来です
そしてホテルはロイヤル台北
(ウオシュレットが決め手となりました!(^^)!)

11月22日(月)

今回は初のツアー旅行、しかも短期間と言うことで全く緊張感なしで当日を迎えた。
下調べはもう趣味になっているので時間はかけたものの なんだか詰めが甘かったですわ。

朝から洗濯おばさん。着替えを急かして更にもう一回。
ヒンシュクを買うのだけれど どうも汚れ物を洗濯機の中に残していけない。

12時ちょい前に家を出て 12:40日暮里発のスカイライナーに乗る。
車内はガラガラ、さすが平日。
いつも夜便だから 昼間の景色を見るのは初めて。
沿線の紅葉がきれいです。

団体カウンターも初体験。行きの搭乗券と帰りのチケットを受け取って お寿司屋さんへ直行。
“寿司田”を探したけど 第一ターミナルにはないんだって。
“寿司岩”で美味しい雲丹を頂いた。

久しぶりに乗ったキャセイ航空は ピッチがせま〜い。
パーソナルテレビがあるのはうれしいけど、画面が迫りすぎて筋肉の衰えた目にはちと辛い。
楽しみにしていた機内食は 直前のお寿司が祟って食べられなかった(ーー;)
セカチュウを観たらもう着陸。やっぱりアジア、近くて楽チン(^^♪

手荷物だけだからスイスイ通関。でも今日はツアーだからあんまり意味ないじゃん(by 愚息)

オーベル(旅行会社)のガイドは藩さん
親切で面倒見の良いガイドさん。
バスの中で両替してもらう。一万円が3045元。結構レートがいいらしい。三万円分お願いした。

混載バスだからいろんなホテルへ寄って ポロポロ落としていくシステム。
ご丁寧にチェックインをしてあげるようで時間がかかる。
私たちが泊まるロイヤル・ホテルは横付けにすると最後になってしまうからと(一通が多いからだって)
反対車線で降りて道路を横切ってやっぱりホテルのフロントまでエスコート。
その間もいろんな情報を伝えなきゃとものすごい早口。

我が家はフリープランを選んだので往復のバスだけのお付き合いのはずだったんだけど
鼎泰豊の食事券(2500円×3)を購入したら
午後の故宮博物館に連れて行ってもらえるようになった。ラッキー(^^♪

さて 日航系のホテル・ロイヤル、どんなお部屋でしょうね。
11階(高いところが好きだから OK)のエレベーター前?! チラッと嫌な思い出がよぎる。
ルツェルンのホテルでは この私ですら眠れないくらい エレベーターの上り下りと開閉の音に悩まされました)

さてさて、ドアを開けると右手に浴室&洗面所、左はクローク。
又ドアがあって その奥が寝室になっていた。ベッドが三つ入っても狭さは感じない。
大通りに面しているのにとても静か。トイレは勿論ウオシュレット。
だけど、あらら、ウオシュレットが機能してない。ギョッとするK君。
実は スイスの固いトイレットペーパーに泣かされたばかり。
珍しく “部屋を代えて貰おう”と 熱くなるお父さんに、“まあ、まあ”
フロントに言ったら すぐ係りの人が飛んできて 直してくれた。
このきめの細かさが日航系の良いところ(^^♪

晩御飯は 青葉
HPで評判が良かったし、ホテルから歩いてすぐ。
口当たりの良いビールで先ずは 乾杯!
百合の花のつぼみが美味しかったよ(^^♪
夜はこれから!の空気を払うようにホテルへ帰って お風呂で温まってZZZZZ・・・

11月23日(火)

今回も朝食つきのプラン。
1階のカフェ・レストランでブッフェ。
和・洋・中、何でもある。
オムレツを作ってもらったら特大サイズで 主人はちょっと持て余してる。
Dスケは大好きな パン・オ・ショコラで軽い朝食。
私? とっ散らかったミックスご飯。

旅行社からもらったMRTの一日券を使うことにして 9時出発。
最寄り駅は中山
MRTは 台北市が一番力を入れている交通機関で、車内での飲食禁止。
見つかったら高額な罰金があるらしい。ガムを噛んでもいけない。
だから 車内はとてもきれいで、ミラノやパリの地下鉄のような怪しい雰囲気は全くない。
天井の低さが玉に瑕(?)

  

孔子廟を探すのに えらく時間をとってしまった。(“地球の迷い方”の地図には 振り回されっぱなしよ)
極彩色の中国らしい建物を見学。
カメラを構えると人が変わるK君の建築様式の説明を聞いてか聞かずか
Dスケと私はフラフラ人のいる方へ。
太極拳の休憩中のおばさんたちとお話しちゃったりして。(当然 万国共通語、体を張って何とかなります)

お次は龍山寺
駅に隣接してるはずだけど 広場を作る工事中のため グルッと大回り。
バリ島で見かけたお花や食べ物の供物の屋台が沿道にいっぱい並んでいる。
門をくぐるとお線香の香りに包まれる。
人がいっぱい。観光客も多いけど 熱心にお祈りしている信徒さんたちでいっぱいだ。
供物の量も半端じゃない。果物も山のよう。
おみくじをやってる人が多いねぇ。
足早に写真を取り捲っているお父さんを尻目に まったり 人間観察。
のどかで いい表情の人ばかり。


お手前?
公園そばの回留で 入れ方を教えてもらって二種類のお茶を頂く。
香りの高い高山茶と
蜂蜜のような香りの東方美人。
ゆったりと美味しく頂きました。

じゃ、そろそろ鼎泰豊へ行きますか?

案の定 お店の前はものすごい人だかり。
小姐たちが伝票とマイクを持って捌いているけど お客は増える一方。
あッ、藩さん 見っけ!
ツアーの3人組と同席で 何とかテーブルに案内された。
これが噂の小籠包、熱々で美味しゅうございました(^^♪
海老シュウマイも 炒飯も美味。
ほかにも点心が幾つか出されたけど 食べきれなかったわ、残念。
同席の 駄々こねっ子に振り回されてるお母さんが減点5。

昨日のお約束どおり 藩さんがバスに乗せてくれて 故宮博物館へ(^^♪
今、博物館は改装中、だから 主だったものだけを仮設展示場で公開している。

 

30有余年かけて台北に運ばれたという逸品の数々。
駆け足で観るには勿体無いけど こういう時期だから仕方がない。
また 来てね ということ?

何と、帰りは 午前中行きそびれた忠烈祠へ寄るらしい。
そちらもどうぞ だって。 毎時行われる衛兵交替を見たかったから、超ラッキー!
衛兵はエリート中のエリートなんだって。見目形も重要ポイントだとか。
藩さんは 台湾の“靖国神社”と言うけれど ちょっと違う。ちょっと違和感があるもの。
大事にされてる忠烈祠と 何かと物議をかもしている靖国神社参拝。
同じ敗戦国のドイツと 随分 違っちゃったな。

ロイヤルの 隣のホテルにあるDFCまで乗せてもらって ここでツアーとお別れ。
ちょっとお疲れ気味のお父さんは一休み。
元気が取り柄のミーハー母子は 近所にあるお茶屋さん 新純香へ、ルンルンだ。
HPで多くの人が褒めてた通り 感じのいい店員さんたちが丁寧にいろいろお茶を入れてくださるから
もう たっぷんたっぷん。
お茶請けの茶梅が美味しくて即購入。結局 お土産としては これが一番喜ばれた。
パイナップルケーキも ここのが一番好きだった。
お茶を抱えてホテルに戻り、レストランの予約をお願いする。



徒歩圏内の 龍都酒楼
広東ダック(って言うんだって)が有名なお店。
これに 鮑の煮込み、フカヒレと蟹のスープ。
もっといろいろ食べたかったのに 最初のダックが多すぎて ここでギブ・アップ。

足裏マッサージに途中下車。
K君は初体験。
3人並んで足裏と全身 揉み揉みしてもらってる図って ちょっと笑っちゃうかも。
痛・気持ちいいーッ!あ〜、すっきり。


11月24日(水)

昨日 フロントで調べてもらった列車の時刻表を頼りに 九分(本当は人偏が要る)へ。
立席用のチケットだったけど すぐに座れた。
日本の昔の田舎を走ってるような風景が懐かしくてのどか。
うれしくなっちゃう。

瑞芳駅で帰りの券(今度はちゃんと座席指定)を買って バス乗り場へ向かうが、
二人はさっさとタクシーに乗り込んでる。
まったく これだからね。旅行は自分の足で歩いてこそ と思ってる私には非常に不本意なんだけどね。

ヘヤピンもどきのカーブを行くうちに海が広がってきた。
山と海の両方が視界に入ってとても素晴らしい景色。
九分は映画『悲情城市』の舞台になった金鉱の町であるが、
今は急斜面や細い路地に民家や商店が連なって独特の雰囲気。
こういうところに来るとやたら元気になるD。目の色が違う。

海を見下ろすテラスに座り、先ずは一服。
アンティークな家具や鯉が泳ぐ池のある九分茶房 の店内は茶器もたくさんある。
風が少し強くなったので中に移り トイレも拝借してから 路地の探検に出かける。

阿甘姨芋圓で白玉小豆もどきの芋圓はK君お気に入り。
飴屋さんで真っ白い棒状の飴を買い 色彩鮮やかな神社に詣でて 階段を一気に降りる。
所々に残っている古い建物が『千と千尋』の湯やにそっくりでびっくり!(^^)!
バス停に着いたら間の悪いことに(?) タクシーが止まっていた。当然のように乗り込むんだもの、ッたく。
電車の時間まで瑞芳の町を探検。丁度昼時なので市場にも屋台にもたくさんの人。
熱々の胡椒餅一個お買い上げ〜。中から肉汁がツツーッと出て ものすごく美味しかった。
九分はOPツアーもあったんだけど一人5000円(ランチも付いてない)というので ケチなお母さんが却下。
結局一人分の料金で行って来られたんだから、大正解だった。


台北駅でMRTに乗り換えて度小月へ。お腹スキスキの二人を無理やり連れて行ったみたいだったのだけど 大満足げ。
魯肉飯と担仔麺 どっちもいたくお気に入りで良かった、良かった(^^♪
蛤のスープはモツの臭いがきつくて 貝に目がないK君、期待が大きかっただけにガッカリ。

CD屋さんを探すも徒労に終わり、次の目的地 林安泰古?にタクシーで向かうが ウー やられちゃった。
 やたら遠回りの上に
場所がわかってなかったみたいで時間もかかった。
18世紀の大富豪の住居らしいが 訪れる人もなくひっそりした佇まい。わざわざ来るほどのところでもなかったような。
帰りはあっという間にホテル到着。

Y子ちゃんのお土産を探しに 隣のDFSへ。例によってお父さんはホテルでお留守番(お昼寝ね)。
ベルギーで約束したダイヤモンドを買い損なったので、今回は翡翠をと思ったけど デザインがイマイチ気に入らない。
台北ナビでお店を紹介してもらって出直すことにした。

今日の夕飯は 正福縁 
その前にお土産を探さなくては。
手作り感いっぱいの可愛いブレスレットが見つかって一安心。

  さて コース料理しかないって言われて サー困った。

 

ベテランの小姐が雰囲気を察知して 二人分を三人で分けたらいかがですか?って。
胃の無いお父さんにコースはきついから喜んでそうさせて頂いた。
 そして 伊勢海老、フカヒレ、鮑のフルコース。
 結構いいお値段だったけど それなりのものが食べられたから 許可。
食後に又 新純香で お茶とパイナップルケーキなど買い足してホテルへ。
もう一度マッサージに行きたいって言ったのに 却下されちゃった。

11月25日(木)

ツアーだからピックアップが早い。
お決まりの免税店へ寄って ツアー会社からもらってた買い物券も使って乾燥肉やからすみなど購入。
台湾$を使い果たし 空港ではジュースも飲めなくてDスケに冷たい目で見られた。
成田から初めてスカイライナーで帰ったけど
バスより使い勝手がいいかも。
来た時と同じく 最寄り駅からは徒歩で家路に。



気楽に行けるだけに 旅行の達成感がイマイチ
なんかヨーロッパモードになっちゃってるな。
 でも食べ物はやっぱり美味しかった。
お茶にもはまりそう。