- 日本での口腔がんはがん全体の約2%に過ぎませんが、この数値は白血病以上です。
- 口腔がんは、初期症状のうちに発見できれば、5年生存率が90%を超え、完治する可能性が高いのです。
- 口腔がんは生命に関わる重大な病気であることはもちろんですが、その最大の特徴は私たちが生きていくうえで必要不可欠な「食べる」「飲む」「話す」「呼吸する」といった口の機能が大きく損なわれるということです。
- 口腔がんの原因としてはタバコとアルコール、口腔内の不衛生、虫歯や入れ歯、食事による慢性的な刺激、また栄養不良やウィルスが挙げられています。
- 口腔がんに最もかかりやすいタイプは50歳以上の男性で、飲酒時にタバコを吸う習慣のある人ということができます。
- 定期的に歯科検診を受け、口腔内の状態をチェックする。
- 破損したり適合の悪い詰め物や入れ歯は早めに修復する。
- タバコを吸わない。
- アルコールを控える。
- 口腔内をを常に清潔に保ち、虫歯や歯周病を予防する。
口腔がんに関する検査には問診や視診・触診。また、画像検査ではCT、MRI、PET-CT、超音波によるものなどがあります。 問診・視診・触診に比べ画像検査は大掛かりな設備も必要となります。
近年予防歯科の観点からも、もっと簡便な検査方法として口腔内スクリーニングが注目されています。
VELscope
薬剤を一切用いない、口腔内に可視光線照射のみの検査のため患者負担が少く、組織の変異を視診で鑑別する医療機器で簡便な検査法のため、従来の検査に加えた補助的なスクリーニングとして用いられ、口腔がんの早期発見、早期診断に役立つと期待されている。
アメリカ食品医薬品局やカナダ保健省から認可を受けている。
2012年現在、日本では厚生労働省の薬事法の認可を受けていない。
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