口腔がんスクリーニング機器

OraI ID ・ CytID 2014 年度最優秀製品に


2014年12月、Forward Science Technologies LLCは新たな賞を受賞した。受賞したのは口腔がんスクリーニング機器であるOralID。 Gordon J. ChristensenDDS, MSD, PhD(米国ユタ州にある国際歯科継続教育団体の創設者)が出したTheClinicians Report には、『2014年の最も優れた機器、OralID ・ CytID』というタイトルで、OralIDとCytIDがあれば完璧な口腔粘膜のスクリーニングを行うことができると書かれている。また、The Clinicians Report の評価では、これまでのスクリーニング機器と比較し、「OralIDは使い方が簡単で安くてすごくシンプルであり、更に軽い」と2014年8月の同書でOralIDとCytIDを推奨している。

同社の社長兼最高技術責任者であるBrian Pikkula 氏(生物光学博士)はこの受賞は非常に意味のあるものと捉えている。 The Clinicians Report はいわゆる工業規格であり、今や何十年にも渡って製品レビューの代名詞となっている。この度この賞を受賞することにより、完璧な口腔がんスクリーニング方法を臨床医に提供するという点で確かに正道を歩んでいるのだと自信を持てたとPikkula氏は言う。

Forward Science Technologies は、簡単・効果的・お手頃な口腔がんスクリーニング機器を、より多<の医院に使ってもらおうというビジョンのもと設立され、その結果として多くの命が救われている。 OralIDのロ腔内病変の発見には蛍光発光技術が用いられているが、これで従来の白色光では発見できなかった病変をも発見できるようになった。 OralIDを使用する際はフィルター付のゴーグルを装着する。 OralIDが発する青色光で、がんや前がん、その他の病変が、暗<なる部位(あるいは蛍光発光されない部位)でわかるようになっている。携帯式で使い易く、受賞歴のあるOralIDは、市場においてすぐさま高評価の対象となった。患者1人あたりの費用をかなり抑えることができるため、従来のスクリーニング機器とは全く異なる次元の製品である。

(Dentistry iQより)

日本の薬事承認取得済み 承認番号 13B1X10047000021


Oral IDでの患部の見え方

細菌感染を伴う形成異常(軽度)

ヒトパピローマウィルス

上皮内癌

形成異常(軽度)

悪性エナメル上皮腫

浸潤扁平上皮癌

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