空間には目には見えなくてもPM2.5、チリ・ほこり、花粉、カビ菌、ウイルス・細菌、その他が浮遊しています。
しかも、これらの空気の汚れにはアレル物質も含まれているので、健康に悪影響を及ぼすこともあります。
エアコン(エアーコンディショナー)は空気の冷房・暖房・除湿が本来の機能で、外気を取り入れるのではなく、室内の空気を吸込み、熱交換器で冷房・暖房・除湿された空気を室内に送り出します。
近年、エアコンにも空気清浄機能を持ったものが出回ってきました。各メーカの空気清浄の説明を見ると積極的に室内空気を浄化しようとするものと、エアコン内部のカビや雑菌の繁殖を抑制することが主な目的のものがあるようです。
室内の汚れを取除き清潔な空間を作るために医療機関向け空気浄化装置をはじめ、複数の空気清浄機・エアコンの空気清浄機能と換気扇を組合せて清潔空間を追及しています。
パナソニックのナノイー、シャープのプラズマクラスターなど各社が製品化
空気中の水分に高電圧を加えることで生成されるナノサイズの微粒子イオン。 様々な物質に作用しやすいOHラジカル(高反応成分)を含んでおり、繊維の奥にも入り込む。 浮遊・付着しているカビ菌、ウイルス、菌、アレル物質(花粉、ダニのフン・死がいなど)やニオイ原因菌を取り囲み、活動を抑制する。
イオン放出だけでなく、フィルター集じん方式を組合わせた製品が多い。
空気を吸込み、フィルターで汚れ物質を吸着
帯電させた汚れ物質を集じん部で吸着
天井には医療機関向け空気浄化装置のメディカルライトエアーが室内空気を下から吸込んで浄化された空気を天井に沿って送り出します。また、ナノイー発生器がナノイーを室内に放出。
壁のエアコンはパナソニック、ダイキン、東芝、シャープ、富士通の空気清浄機能付きを運転し清浄を補助。
床、棚にあるダイキンのうるさらをはじめ、複数の空気清浄機が稼働し室内の浄化を行っています。
エアコンの空気清浄機能・空気清浄機は室内の空気を取込んでフィルター・電気集じんなどで空気を濾過しキレイな空気を吐き出しており、空気の循環を行います。 (ナノイー、プラズラマクラスターにみられるイオン放出も同時に行われます)。
一方、換気は室内の空気を室外の空気と入れ換えること。人の呼吸で発生した二酸化炭素などのガスや空気の汚れを外に出し、室外からキレイな空気を取り入れることです。
エアコンは室内と室外に機器があるので外気が室内に供給されていると思われるかも知れませんが、ほとんどのエアコンは外気の取込みはなく、室内の空気を循環させているだけです。
治療環境 室内環境の換気扇にあるように換気方法は第一種から三種及びダクト方式があります。
それぞれの特徴を鑑み、ダクトと第三種の方式を組合わせた方法を採用し常時換気を実現しています。