第18回広島ベイマラソン

25キロを過ぎたころから、足に疲労を感じはじめ、そこまで同じペースで走っていた選手から引き離され、後方からの選手にも追い越され始め、だんだんと、スローペースになり、30キロ過ぎからは完全に失速。

30キロの周回で、栄養補給で、マネージャーからアミノバイタルを受取、一旦足をとめ、ストレッチをおこなう。

スタートは中盤からスタートし、ハーフとは違って、われ先へと前には、誰もでずに、スローペースでのスタート。しばらく走っていなかったせいか、足に疲労もなく、意外と快調な体調に気をよくして、1キロLAPを5分40秒で走るつもりが、5分前半でしばる走ることに。
フルマラソンを走ったことのある人には、お分かりでしょうが、これがあとからじわりじりと効いて来るんですね。

　5キロの周回なので、5キロごとに会場に戻ってきますが、そこには、右の写真のようなテントがあり、そこでは給水と、バナナ、オレンジをとることができます。

ハーフの中間地点まで5分前半のＬＡＰを刻み、1時間49分にて通過。ここまでは快調そのもの。
このころには、ひょっとしてサブフォー達成かと思いはじめる。30キロ以降、ペースが落ちたとしても、この貯金があれば、なんとかいけるだろう．．．．．．．．．．と。

２００８年１１月１６日。
本レースも、東京の出張先から帰ってきて、参加したレースです。
最後に走ったのが、前回のレースの『ひろしま国際平和マラソン』で、それまで、まったく走れてませんでした。
天気予報では、午前中雨で午後より晴れてくるのとのことで、スタート時に雨が降っていたら危険するつもりでいたのですが、朝起きて窓を開けると、
予想に反し、快晴とはいわないまでも、時折太陽が除いてる天気で、出場を当日朝に決意。
まったく、練習はしてなかったのですが、まあ、家でＪＯＧするくらいなら、出場してしまえということで、リタイヤ覚悟で参加してみました。
私にとって、初のフルマラソンとなるのですが、初フルで、いきなりサブ４達成！というストリーを描いていたのですが、ちょっと、まったく走っていないので、
今回は、完走だけが目標でした.。

さて、会場へつくなり、どこを走るのかも未調査だったので、エンントリー時に配られたパンフレットに書いてあった、コースを見たのですが、5キロのコースを8周して、最後の一周で、端数の2.195ｷﾛを走るという、なんとも、難しいコースです。
自分が、何周周回したか、数えてないと、いけないんですね。
そこで、会場で見つけた、周回カウント輪ゴム！
ちゃんと、準備されてありました。
最初に8本の輪ゴムを腕にまきスタートし、一周する度に１本ずつ、回収箱へ輪ゴムを入れていって、腕の輪ゴムがなくなったら、最後の2.195キロの周回コースへ進むらしいのです。なるほどですね。
これで、周回数を数え間違えるリスクもなくなりました。

それと、完走できたとしても4時間の長旅、Ipodで音楽を聴きながら走ることにしました。曲はZARDの『負けないで』この1曲だけをリピートに設定。
さて、42.195キロなんて、今まで走った事もないので、不安と、意外と行けるんじゃないの？のかすかな自分への期待をこめて、スタートラインへ並びました。

まさに、これがマラソンで言う30キロの壁！
それでも、なんとか完走を目指して、走りつづけ、35キロ地点からは、ところどこ、歩きながらも、
腕に巻いた周回をカウントする輪ゴムも、すべて使い切り、最終の2.195キロの周回を迎え、いよいよ、
完走した者だけが通る事のできる、ゲートから会場へ入る。