2004年は、9月24日と25日の2日続けて、愛知県でコンサートがありました。9月24日は幸田町民会館で開催されました。

  この時の構成は、ピアノ+ヴァイオリン+チェロです。ピアノ伴奏だけというのも、美声がひきたっていいですが、私は、美奈子さんの声とストリングスの音とが調和するのが好きなので、こういう構成や弦楽四重奏の構成が気に入ってます。

 曲目は、前半はアヴェ・マリアから、後半はアヴェ・マリアの曲及びミュージカルのナンバーから選ばれていました。

 このころになると、当たり前のごとく、大迫力のTime To Say Goodbyeが聴けました。また、このコンサートで初めて、生の「美しい夕暮れ」を聴くことができました。この曲は、アヴェ・マリアの中で最も高い音'(Cis, ド#)が出てきます。ド#の音は、「ラララ・・・」という部分での音ですが、「うたおう」という歌詞のあるところでも、ドの音を使ってます。生でも見事に綺麗な音が出てました。「美しい夕暮れ」はこの日と、9月25日の小牧市のコンサートでしか聴いた覚えがありません。調子が良い時でないと、なかなかコンサートの曲目に使えないのかもしれません。

 ミュージカルからは、「踊り明かそう」、「愛する我が家をはなれて」、「On My Own」の3曲、歌ってくれました。テレビで見たことがあるかもしれませんが、「踊り明そう」の時に、美奈子さん、ヴァイオリンと一緒に観客席に降りてきてくれました。

 「愛する我が家をはなれて」は「屋根の上のヴァイオリン弾き」で、次女ホーデル(美奈子さんの役名)が、恋人と一緒になるために家を出る時に、父親(テヴィエ)に対して歌う歌です。この歌を美奈子さんが歌うのを聴いたのは、公演の時以来です。しかし、公演は1回しか見たことがなかったので、どんなだったかよく覚えていず、その分、感激しました。この歌は、テレビで「屋根の上のヴァイオリン弾き」の1シーンを放映している時に流れています。
【曲目】

・アメイジング・グレイス
・私のお父さん
・美しい夕暮れ
・シシリエンヌ
・ニュー・シネマ・パラダイス 愛のテーマ
・グリーンスリーヴス
・Time To Say Goodbye
・Memory
・踊りあかそう
 〜ミュージカル「マイ・フェア・レディ」より
・愛する我が家をはなれて
 〜ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」より
・On My Own
 〜ミュージカル「レ・ミゼラブル」より
・ジュピター


<アンコール>
・新世界
・ベラ・ノッテ(マイクなし)

パンフレット

●出演

  山田武彦    ピアノ

  真鍋裕      ヴァイオリン
  笠原あやの チェロ

■本田美奈子.ソプラノ・コンサート〜天使の声による新世界〜

2006.11.18更新