(7) クラシック編
美奈子さんが、クラシックの歌を歌うようになったのは、2000年にシドニーで歌った「Time To Say Goodbye」からではないかと思いますが、やはり、アルバム「Ave
Maria」のリリースが原点でしょう。
このアルバムを最初に聴いた時は、真に驚きでした。本田美奈子.さんが歌っているかどうかに関係なく、これほど、聴いていたいと思う歌に巡り会えたことがありません。手に入れたその日、何度も何度もリピートして聴き、その後、ほとんど毎日何回も聴いていました。
もっとも、「Ave Maria」には、「グリーン・スリーブス」や「ニュー・シネマ・パラダイス」など、クラシック曲とは言い難い曲も含まれています。美奈子さんは、それぞれの曲について、歌い方を変えています。
クラシック編では、いくつかの曲を抜き出して、美奈子さんの歌い方について感想を書いてみます。
■ Time To Say Goodbye
まずは、美奈子クラシックの原点とも言える「Time To Say Goodbye」にフォーカスをあてます。
美奈子さんが、クラシックの歌を歌うようになったのは、2000年にシドニーで歌ったTime To Say Goodbyeからでしょう。この曲は、2003年5月21日リリースの「Ave
Maria」に収録されていますが、録音は、2003年4月頃のはずです。