Jin Akanishi We'll be together with you! -壮行会-
                               at 日生劇場 2010.10.3〜4
                                

2010.10.3 19:00開演の部


壮行会。
はじめてのアメリカツアーに挑む仁を激励しお見送りすることができる、絶好の機会。
どうしても行きたかった場所でした。

なのにあたしは見事にハズれてしまい、今回は「絶対当たる!」ってなぜか確信していたものだから(飛行機のチケットも取ってた)、その落胆はものすごくて。
ほんとうにガックリしていたところに、いつもならメールのはずの相方ちんから珍しく電話が掛かってきました。

そして、
「当たった。あたしの名義、当たった。」って。

もうその時点で半泣きで、「うそおおおおおお!!!」って驚きつつ。
「それ、あたしが行ってもいいのん…?」って恐る恐る聞いたら「あたりまえやん」ってサラっと言ってくれて。
おかげで、初日の2部の回に連れてってもらえることになりました。
うわあああああん本当にありがとう相方ちん…!!!

それからは早速、ネイルやったり顔剃り行ったりカラーリングに行ったり。(おちつけよ)
ちょっとでも、という思いで身なりを整え、その日を待ちました。

そうこうしてるうちに、相方ちんよりチケットが到着したとの連絡があったんですが。
その番号が、オールスタンディング形式のライブハウスとかによく行ってたあたしからするとびっくりするようないい番号で。
はて、これはブロック分けはどうなってるんだろうと。
LLLの時みたいに真ん中で2分割してA・Bって分けるのか
前からA、B、C…なのか
縦割りで端からA、B、C…なのか。

いろんなパターンを考えつつ、でもがっかりするのも嫌だから、あまり期待はしないで行こうと。
そんな気持ちで、その日を待ちました。


かくして、当日。

グッズ並んでる時に、「入場順はA・B・C…の順です」的な事が書かれた張り紙を目にしてたので、Aの2桁だったあたしたちはかなり最初のほうに入場できる、ということだけはわかりました。
でもまだ、ブロック割がどうなってるかはわからないまま。

緊張しながら時を待って、1部に入っていたお友達を駅で待ち。(友達が使ってたロッカーに自分の荷物を入れるため)
そして1部が終わって戻ってきたSっち(めっちゃニタニタして歩いてきたので、事前に「ネタばれせんといてな!」ってお願いしていたにもかかわらず「アカン、
あの顔が既にネタばれや!!」と慌ててしまったという・笑)達にブロック割を聞くと…「なかった」とのこと。

な、なかった?

みなさんによると、ブロック分けはなくて入った順に好きな場所に行けるので、あとのほうのブロックでも頑張れば前に行ける、とのことでした。

…す、するってーとつまり、Aブロ2桁番台のあたしたちは、ほんとうに早く入れるのでは。なんなら最前列に行けるのでは。
にわかに緊張が高まります。

緊張しつつ会場に向かうと(関係ないけど、途中のイベント会場で河村隆一さんが歌ってた)、すでに入場列がすごいことに。
その中でAブロの列に行き、前後の番号を確認して並びます。
そして、もらったアンケート用紙(ここで持参のボールペン登場)に記入して入場を待ちます。ちなみに用紙は、スタッフの方が巡回して回収してらっしゃいました。

いざ、入場。
1部に入った皆さんによると、並びも入場もざっくりした感じ…だったそうですが。
すくなくともAブロ二桁番号あたりについては、スタッフさんが前から順に番号を照合して並ばせてくださり。(この時にわかったんですが、番号に一桁のものはなく、11番からはじまっていたようで。だから思ってたよりもさらに、入場順序が10人分縮まりました。)
入場時にも片手で「通せんぼ」みたいに2人づつ区切って、混乱のないようにゆっくり入場させていただけました。

そして…

まさか、まさかの
最前列に…!!!!
しかもかなりのセンター寄りに…!!!

いやあ…あたし実は日生の時に一度、自分名義で「協力席」に入ってまして。
しかも数ある協力席のなかでもすごくいい場所に座らせていただけて、だからその時、「こんなすばらしい席で仁を観ることはもう2度とないだろう、あたしはこれで人生のチケット運を使い果たしてしまった…!!」と思っていたのです。

でも、今回はその上をいきました…!!
オールスタンディングのかぶりつきの最前列。さえぎるものもなく目の前にステージ。

しかも相方ちんは、自分が当てたチケットなのに、あたしを先に行かせてくれて、あたしをよりセンターに近い場所に立たせてくれたんですよ。…(´;ω;`)
…そんな言葉ではとても足りないけど、ほんとにありがとね。(私信)


で、そんな場所なので、周りの人たちも私も、喜びつつも動揺のほうが大きくて(笑)
みんな「どうしようー!!」「やばいー!!」って、ガクガクしてました。いやほんとに。
でもって妙な一体感も生まれて、「よかったですねー!」「近いですねー!」「どうしようー!」などと会話を交わしたりもしてました。

開演時間まではもう、ほんとに落ち着かなかったです。


+++

まず、上手側より「つーこさん」(※事務所の方)が登場します。
やっぱり、前説は「つーこさん」でした。登場した瞬間、相方ちんと笑ってしまった。(いや、グッズ並んでる時に、zeppの裏から中に入ってくつーこさんや山田美保子さん達を、目撃はしてたのですが。)
こないだ仁ファンで飲んでて「壮行会って何をするんやろう」って想像してた時にも、「司会はやっぱりつーこさんやろかー」って、みんなでモノマネとかしてたんですよね。(しかもみんないちいち似ていた)
でも、実際にほんとに登場したつーこさんは、あたし達のモノマネよりもはるかに暖かい口調で、笑顔で、あたし達仁ファンを迎えてくださいました。(←あんたらのモノマネどんなんやったんよ、っていうツッコミは無しで。)

あ、そいで、「ファンの集いと思ってやったんだけど、歌も唄ってくれるみたいで」って言ってて。だから、「唄う」っていうのは仁発信だったんだろうなあって、それを聞いて思いました。「逢いたい、逢うなら唄いたい」って、思ってくれたのかなー、って。だから嬉しかったです。すごく。

倍率は「21倍」にもなってたらしい。大変なことです。

それで、オールスタンディングの窮屈な空間ということで…
「今いる場所を自分の席だと思って、そこから絶対動かないで」と注意してくださいました。
さすがつーこさん、的確な心配りが素晴らしかったです。

そして最後に「赤西仁と一緒の空間を楽しんでほしい」っておっしゃってくださいました。



だんだん、「じーん、じーん、」っていうコールと手拍子が会場からあがりはじめ。
そうして、ロスで流れてた映像がスクリーンに流れ始めます。

ロスとほぼ同じ映像だったけど、今回は字幕つき。そして、解説つき。
字幕があったので、「こんなん言うてたんやー」ってのを3ヶ月半を経てようやく知ることができました。(←英語力なし)


解説によると…
5月9日(8日やったかな?)に打ち合わせをして、急遽6人のダンサーを選ぶことになったと。
でもって9日の8時過ぎに各エージェントに連絡をして、5月10日にオーディションを行ったんだそうです。
オーディションには300人を超えるダンサーが集まり、第二次審査からは仁本人も加わり、ダンサーを選んだそうです。
オーディションでは仁の新曲「Bass Go Boom」も使用され、参加者の中には「BIGBANG」の振付師や、ジャネット・ジャクソンのメインダンサーなど、アメリカで活躍するトップダンサーもいたのだそうです。

ここで仁がドラムをかわいらしくパコパコ。…ここで客席から歓声があがるのは、ロスも日本も一緒でした。(笑)

仁が喋って字幕が出ますが、「スカイ・ホフマンと一緒に踊ったんだ!」って出てた。(←そんな言葉すらヒアリングできんかった私)
あと、いろいろ喋ってました。「セクシーなショーになるよ」とか。(←字幕)
「早くみんなに会えることを楽しみにしてます」とか。(←字幕)(←もうわかったから)

再び解説が流れ始めます。
それによると、仁本人がインスピレーションを感じるダンサーを悩んで決めた。とのこと。
そして翌日、スカイ・ホフマンとのダンスレッスンが実施されました。

(いないいない)「ばあ!」のダンスとか、コイントスのパントマイムみたいなのとか、やはりロスと同じ映像。会場の反応も同じ(笑)。
そして何度みても、この時の仁のダンスには惚れ惚れいたします。

ホフマンさんが仁を指差して笑いながら繰り返し何か言って、仁が眉をハの字にして横で笑ってた…
そこでは実はホフマンさんは仁を指して
「こいつヤバいぜ!」「こいつマジでヤバいぜ!」って言ってたのだと、今回初めて字幕で知りました。
(しかも字幕、「ヤ・バ・い・ぜ!」って、ちゃんとホフマンさんの口調にあわせて強調されてた!)


このあとは、見た事ない映像。
ていうか、ロスのLiveの映像が流れました。

で、続いて、本番終了後の50人を前にした記者会見。
初のLAコンの感想を聞かれ、「とても嬉しいです。」「とても達成感を感じています。」「ダンサーもみんな素晴らしかった。素晴らしいショーになったと思います。」と仁。

それから、階段を降りながらのインタビューも。
そこでは「疲れてないですか?」とか「どうやって体力を維持してますか?」とか聞かれて、「お客さんによります」って言ったんだったかなあ。
そいで「(あと一日ありますが)どう夜を過ごしますか?」って聞かれて、振り返って即答で
「寝るよ」って言ってました。

普通に会場を出て、車で会場をあとにした仁。(「出待ち」のファンがロスにもいた・笑)

最後に、「某ホテルにて」のインタビュー。これ前に動画配信されたやつかな?ベッドに腰掛けた状態でカメラの前でしゃべってた仁です。
「昨日、クラブノキアで無事3公演終了しまして…持ってきて3公演やれたってことに達成感を感じてます」って、言ってました。
そのあとちょっと言いよどみながら、手のひらで鼻の下あたりをコシコシとこする仁が可愛かった。


映像を見ている途中から、ステージ上にゆっくりとスモークが流れ出していました。


そして。
いよいよ。


スクリーンに大きな「C L A P」の文字が順に映し出され、
「Bass Go Boom」のイントロが流れ始めます。
いきなり最初っから新曲(日本での)で、しかもめちゃくちゃかっこいいこの曲で…興奮のままに手を叩きまくりました。
勿論LAの公演を観てない人のほうが多いと思うので、最初こそ戸惑いもあったかもしれないのですが…何度も何度も「C・L・A・P」「C・L・A・P」と繰り返されるたびに、会場全体が大きな「CLAP」で包まれていきました。

そして暗いステージの奥に、黒くシルエットが見えてきます。
徐々に輪郭がみえてくるその姿は…仁。どうみても仁。やっとやっと逢えた仁。

その間も「C L A P」の連呼と客席の手拍子がずっと続き。
そしてステージの奥に仁の姿が照らし出され、ゆっくりと前方へと歩き始めます。自らも「CLAP」をしながら。あんなにも、素敵ないでたちで。
もう、うしろからの歓声と言うかなんというか…客席の、仁を大切に想う人たちの「逢いたかったー!!!」の気持ちが、ステージへと物凄い勢いで押し寄せてくるかのようでした。

そして…目の前に、まさに目の前に迫ってくる仁。
その素敵すぎる、そして近すぎる仁に、もうこのときのあたしは「キャー」とかじゃなくて「ヒイイイイイ」でした…。


■ Bass Go Boom

オーディション場面で使われてた、あの曲。
スクリーンにはロスでのコンサート映像が流され、ひとりのダンサーもいない中、仁はひとりで歌い、そして踊ります。

ステージの一番前のところに、仁に向けてモニターが置かれていて。勿論歌詞が映ってるんだと思うんですが、仁はとにかく、それを凝視しながら歌ってました。
左右に移動もするんですが、サササ、と横移動したと思うと下手側モニターの前で止まり、またサササと反対に横移動したと思うと上手側モニターの前で止まり、…ま、パッと見「俯いて歌ってる」「前のほうの客席を見てる」ようにも見えるんですが…いやあれはとにかく、モニター凝視だった。

「じん、歌詞覚えてない…Σ( ̄□ ̄;)!!」

…とは思ったものの、いや、この時はグラサンをしていて、んで「LANDS LAST LIVE」の時とは違い、本当に目が見えない、黒いグラサンだったんですよ。(LLLの時はグラサンの奥の目も見えた。)
だから、下から見上げてるとなんだかずっと目が合ってるような気もして(錯覚です)、ほんとにもう、「ヒイイイ」だったわ。

この曲に限らず、なんですが…あたし、仁がCLAPを煽るときの、マイク持った手の甲をもう一方の手で叩くやり方が、ものすごく好き。


■ WONDER

みんなが知ってる曲だったせいか。出てきたときよりも凄いんちゃうか、くらいの大歓声が起こったこの曲。
そしてそしてそして、この曲の冒頭で、

仁がグラサンをはずした…!!!

こんなに早い段階で…!!!(泣)

もちろん、この時の歓声もものすごかったです。
仁は外したグラサンを胸元にひっかけて、そして歌います。

何て言ったらいいのかなあ…ビクン、ビクン、という感じで仁が、足元から感電したかのようにしなる動きが…すごい独特で、魅了されます。

あ、そいでこの時は、スクリーンにはドームの時に流したクリちゃんとの映像(ロスでも流れた)が流れてました。
んで…仁は自分のパートを歌いながら、上手のほうに移動していて。
そいでクリちゃんのパートになると、上手から中央のほうに戻ってきながら…マイクは外して、ちょっとおどけた感じで踊りながら、クリちゃんのパートを楽しそうに口パクで歌うんです。
そのときの「ちょっとドヤ顔」な笑顔や仕草がほんとうにかわいくて、思わず「かわいいいいいい〜」と悶えてしまいました…。
これまでは隙のない、ガッツリ踊るWONDERしか観たことなかったので…こんな風に、ラフな感じに歌うWONDERは新鮮で、すごく嬉しかったです。

そして途中、ロスでもやってた
魅惑の腰回し(←なんてセンスのないネーミング)が…!!!
うしろのスクリーンにもロスの時のその場面が映ってて、でもステージの真ん中で生身の仁もリアルに腰を回してて、…いやー客席が歓声(てか悲鳴)に包まれるのもいたしかたないじゃろう?

でもでも、ロスに比べるとおとなしめの腰つきだったと思うんだけどもね☆


- MC -

この日の服装は、なんていうかもう、ほんとに素晴らしかった。

白いランニング(タンクトップ?)の上に白いシャツ(最初真っ白だと思ってたけど、よくみると薄〜いグレーのストライプ(やや太め)だった)を着て、その上にグレーのベスト、さらにベストと同じ生地のジャケット。このグレーが…似合いすぎる…!!!
でもってこのジャケット、袖口は4つボタンなんですが、袖口の内側のところが、すごく綺麗な光沢のある水色になっていて。それがほんとうにさりげなく、時折チラッとだけ見えるのがすごく素敵でした。

黒いネクタイをルーズに結び、胸元には例のグローブのネックレス。雑誌に載ってる1部の写真ではさらにライターケースみたいのんがぶら下がってますが、2部のときはありませんでした。

下は、ダメージデニム。日生の時の穴開きまくりジーンズに継ぎをあてたのか?ってしばらく思ってた(←発想が貧乏くさい)くらい、一度穴あけてそれに継ぎをあてた感じのダメージデニムでした。そいで、片方にあの…なんていうんやろ?カナヅチとかを差し込んでおける、なんか引っ掛けるとこ。(←ファッションに疎いので言い回しがわからん)そういうのがついてました。
足元は…実はステージに近すぎて足元がよく見えなかったんで細かいとこわかんないんですが、黒のシューズでした。
そして…
ハットなし!!(泣)(←泣くところらしい)
髪もカットしたうえにすごくいい感じにふわっとなっていて…もうもう、素敵過ぎるビジュアル。

とにかくもう、全体的にものすごく素敵でした。


さて、なんだか仁らしい、あの独特なテンポのご挨拶です。

「久しぶりです。赤西です。お元気ですか。そーですかぁ、元気ですかぁ。」

日本語で喋る仁をナマで見るのは本当にひさしぶりで、なんだかじわーっと嬉しい。
そやって喋りながら仁の眉は時折「ハ」の字になったりもしてて。

そいで、汗だくだく。
そいで、噛み噛み(笑)。
そんな噛み具合すら愛おしい。

今回の壮行会について、「僕的には、僕の曲も発表できるので嬉しい」みたいなことを言っていて。

そいで、このへんかな
話してる途中で、雄叫びがあがったんですよ。なんて言ったかわかんなかったけど。
したら仁が「ちょっとまってもらっていーですか。」ってそっちを見て言うんだけども、その時左手の人差し指を立てて、ちょんちょんってしながら「ちょっちょっと」って言うのが、その言い方が、なんかかわいい上に優しかった。

そいでそのあと、「僕、音楽作りしてるって言いましたっけー。」って言うんだけど。
その、さっき立てた人差し指で今度は自分の鎖骨のあたりをずっと指してて、その立ち姿もまたものすごくかわいかった。

なんか、26歳の男性にかわいかったかわいかった言うのもどうやねんとは思うんですが…
いや、思い出してもこの日の仁は、歌ってる時はともかく、喋ってる時はもうずっとほんとにめちゃくちゃかわいかったんだよ…。(よろよろ)

そいでこのあと、グッズ写真とかの撮影の様子を見せてくれることに。

仁は上手側に移動して、そこに座ります。
あたしのいた場所からは、その横顔がずっと見えてます。

座るなりマイク通さずに「タオル持ってきてー」ってスタッフさんに言って、ちょっと這っていって白いタオルを受け取ると、それでばーっと顔を拭いて。
そのあと丁寧にゆっくりと右目の目頭を押さえ、同じように左目の目頭も押さえ、そしてタオルにバフーっと顔をうずめます。
しばらくじーっとそうやって顔をうずめていて、やがて顔をあげ、一緒に映像を見はじめます。

左手で前髪の先を軽く触ったり、左手に顎をのせて、その左手の人差し指で下唇をにゅーって押さえていたり。(伝わるかしら。)
そんなふうにかわいらしい仕草をおそらく無意識に繰り広げながら、スクリーンをじーっと見てました。時々、ちょっとニッて感じで笑ったりしつつ。

…はい、スミマセン
あたしは生身の仁が素敵過ぎて、見逃したくなくて、スクリーンじゃなく、そこにいる生身の仁をずっと見てました…。
スクリーンに映る映像も気になるし、横目でチラ見とかもしたんですが…生身の仁には勝てませんでした…。

それに、この時の仁はずっと、なんだかすごく優しい空気をまとっていたのですよ…。

最後に見たのは、顔に汚しをかけた仁のアップ。GOLDの涙?みたいな感じの。(←こっちの記憶がおぼろげ)
てなわけで…半裸って何〜(泣)。(←自業自得です)


映像が終わると仁は前のめりになってた体を起こし、タオル持ったままぱちぱちと拍手。この姿がまた、すごい無邪気な「ぱちぱち」で(タオル持ってるから音は出ないんだけど)。…だってなんか、サルのおもちゃみたいなんやもん(泣)。(←かわいすぎて泣く)
そしてくるっ!と会場のほうに勢いよく振り返って、あっけらかんとした口調で「まーこんな感じ!」って。
この時男性から「かっこよかったー!」と声がかかり、仁はそちらのほうを見ながら「ありがとうございます。」って言ってました。

あ、そいで、気付くとステージ上に、赤い薔薇の花が置かれた2人掛けの白いソファーとサイドテーブル、テーブルの上にスタンドとお水…みたいなセット?が置かれてました。


「11月に決まったアメリカのコンサートのために、アルバムを出そうとしてるんです。」って仁が話しはじめ。「日本語の歌詞もつけるつもりです」って言いながらも「できなかったらごめん」って言ってました。(正直なんだかツンデレなんだか)
あと「英語だから」みたいな話で、客席が「ええー」って言ったら、「英語勉強すりゃいいじゃん!」とか言ってました。そんなー!(でも、言うと思った…)

その流れで新曲の紹介。発音が良過ぎて最初聞き取れなかったそのタイトルは、「BODY TALK」。
いやもう…仁のこういうセンスって、いったいどこで培われてるんだろう、って思う。

タイトルを言ったあと、「ちょっと夜ね」って、ドヤ顔で指をくいくいってしてて。「寝るとき聴くのかなあ、あれ」とか言いながら、マイクスタンドを握り、なんかちょっと「にじにじ」って感じに、正面を向いたままマイクスタンドごと後ろににじり寄っていきます。(言うまでもないがかわいい。)
そうだ、このマイクスタンドの色は「Yelow Gold」だったんだよ。

「作詞はノーヘルプで、全部自分で書きました。」って言って。
「まーとりあえず聴いてください。」って言いながら、左の頬をぽりぽりと掻いていました。

このときの仁は、とても緊張しているように見えました。


■ BODY TALK

なんていったらいいのかしら。
ほんとにもう、なんていったらいいのかしら。

ゆったりとした優しい曲調に、仁の優しく伸びる声が重なって…その高音は本当に沁みるように優しくて、切なくて、独特の世界をつくりあげていました。
こんな曲も創ってしまえるなんて…と、仁の未知なる才能にも改めて驚いたりもしつつ。

歌いながらそっとマイクスタンドに添える左手は、まるで女性に触れるときのようにも見えて…なんだかもう、本当に陳腐な言葉だけど…うっとりしてました。

途中でステージと客席のあいだに、黒っぽい、だけど向こうが透けて見える幕が、おりてきます。
その幕にレーザーで地球が描き出されたりします。

最後は、真っ暗になります。


■ A Page

間髪いれずに、「A Page」。
電気が点くとさっきの黒幕はなくなっていました。再び遮るもののない仁です。

全身で、声だけではなく感情すら搾り出すように歌う仁を見て、なんだか締め付けられるような気持ちになってしまいます。
これまで以上にものすごく圧倒されるような気がしたのは、近かったせいだけではないはず…。

ところどころアレンジしながら歌ってたりもして。
なんだかものすごく、「生々しい」感じがする「A Page」でした。


- 亮ちゃん登場 -

どんな流れで登場したんだったか、なんか興奮してて覚えてないんですが。
ここで、イエローを基調にした花束を持って、亮ちゃんが登場します。デニムのシャツにグレーのパンツをはいて、キャップを被った亮ちゃん。

亮ちゃんの登場に(花束に?)仁は素でびっくりしていて、「来てるのは知ってたけど、花って冗談かと思ってたー」とか言って。
びっくりしつつも、なんか仁、ほんとにすごく嬉しそうで…亮ちゃんも、なんか照れくさそうで、でも嬉しそうで。
もう、亮ちゃんの登場に客席も大興奮でした。

仁は受け取った花束を持ってソファーに向かい、右の膝を立てて跪くと、ソファーのまん中にその花束を、ちょっと苦労しつつ立てました。(←嬉しそう)
隣で相方が「誰か死んだみたいやん(笑)」って言うのを聞いて笑ってたんですが、そしたら直後に亮ちゃんが「誰かここで死んだみたいやん(笑)」って。「発想いっしょやー」って、また笑いました。
ちなみに仁は、その亮ちゃんの言葉を受けて花束をソファのすみっこに無造作にポイって置きなおしてました(笑)。

客席はものすごい「亮ちゃん歓迎ムード」で、だからかなあ…亮ちゃんは「なにこの感じー」って胸のあたりをなでなでしながら、でもニコニコとしてました。

このあたりで、日生でRAPを担当していたKEIBOくんが登場。
仁はマイクになんかモタついたりしてました。(←かわいい)

そして「日生バージョンね」って言って。音が出るタイミングが思ってたのと違ってたみたいでちょっと「あれ?」ってなりつつも、

「Hey Girl、どうぞ!」

仁はそう言って、ベタな司会者みたいに片手をサッと出して、「どーぞ」ってします。その顔が凄く嬉しそう。


■ Hey Girl

楽しそうで
嬉しそうで

ほんとにほんとに、嬉しそうで。

そんな、「Hey Girl」でした。

あたしは日生では、亮ちゃん登場の日には遭遇できなかったんです。
だから亮ちゃんがナマで参加するこの曲を聴くのははじめて。

要所要所の声を揃える部分ではいちいちアイコンタクトして、キレイに揃うとこれまたいちいち、みんなして嬉しそうな笑顔になっちゃって。
間奏のギターソロになると亮ちゃんが「これ俺弾いた!」とか言って、二人してエアギターやったりとかして。

最後のほうは亮ちゃんのほうがちょっと怪しくなったのか?ニヤニヤしながら後ずさったりしてたけど…

いつも楽しくなれるこの曲。
だけどこんなに「嬉しそう」に歌うのを観るのは初めてで、なんか観ていてすごい幸せな気持ちになれてしまいました。


- MC -

曲が終わって亮ちゃんがハケようとすると、「ダメだって、ハケたら!」って慌てて止める仁(笑)。
ひとりだと喋りがもたない、と亮ちゃんに縋る仁に、亮ちゃんは「喋ってたやんけお前」と、仁のトークを真似しだしたりします。(←あんま似てなかった)(←おい)
「俺ひとりだったら3分持たないから」となおも食い下がる仁に、亮ちゃんは「俺入っても4分にしかならへんで」って、やっぱりドS。…でもそういいつつ、ちゃんとそこにいてあげてる亮ちゃんなのであります。うふふ。

しばし、2人のトークが続きます。

仁は曲を作ると、いつも亮ちゃんに聴かせてくれるんですって。「亮ちゃん、どお?どお!?」って。(←亮ちゃんが仁の口真似)
そう言いながら亮ちゃん、「いいでしょ。羨ましいでしょ。」ってニヤニヤ。

…ああ、羨ましいさ…!!!!!

そんな話をしてくれつつ…突如亮ちゃん、仁に「おまえ、汗かきすぎやろ!!」

そう…いや、1曲めが終わった時点で既に汗だくではあったけど、ほんとに…この時は、グレイのジャケットの肩や胸元のあたりが、仁から滴り落ちた汗の雫で点々と濃い色に染まっていました。(それすらも美しかった…はうう)

で、仁は亮ちゃんに、「おまえ踊んねえ(から汗かかないん)だろ!やってみろ!!」とか言い出します。(完全に言い掛かりです・笑)
亮ちゃんもさくっと「アホか」とか言ってかわして終わるんかと思ったら、「だって恥ずかしいやん」とか言い出します。(えっ、もしやM?)
そうなると仁やお客さんも「亮ちゃん踊って〜」な空気になってきて、亮ちゃんが「ええっておまえ、やめろやおまえー」ってちょっと本気で慌てていたのがすごい面白かった…。

仁はどうしても亮ちゃんを躍らせたかったみたいで、唐突に「ちぇーりーっしゅ♪」とか歌いだしたんですが。
えっ、仁…「チェリッシュ」ってそんな歌やっけか?

亮ちゃんもちょっとキョトンとしたりして、でも仁は食い下がって、なんかちょっとグダグダしてたんだけども、それもまた可笑しく。
でもそうこうしてるうちに仁が「これ以上やると俺が怒られるからやめよう。」って言って、この話はおしまいとなりました。

ここでおもむろに、セットのソファに2人して腰掛けます。

下手側に亮ちゃん、上手側に仁。
で、可笑しいのが…2人の座り方が、全く一緒なんですよ。二人とも膝の部分をパッカー、って割って、股間(いやズボンはいてますからね)まるだしで、足広げて座ってて。
マイクの持ち方とか腕の組み方とか、座る深さ、っていうのかしら、お尻の位置とかも一緒で…それで2人並んできょとーんと客席を見てたりするもんだから、なんかすごいかわいらしい、面白い「絵」になってました。

でもソファに座っちゃうと、1階の後ろのほうは見えなくなっちゃうみたいなんですね。後ろのほうから「見えないー」って声があがって。
そしたら「あ、座ったら見えない?」って、すぐに2人とも立ってくれました。

で、その時に仁が「座らなければ、この椅子は何のために。」ってポツンとつぶやいたのが、妙に可笑しかったです。


- Q&Aコーナー -

KEIBOくんが、アンケート用紙の入ったBOXを押して登場します。

いやーこのアンケートね。
書く場所もないし、時間もそんなないし、手に持ったまま下敷きもない状態で書くしかなくて、ちょっと苦労しましたわ。(まーでも「ボールペン」って言われた時点で頭働かせるべきやったんでしょうけどね。)
たしか項目は

・好きなタイプ(タレント)
・嫌いなタイプ(タレント)
・あなたの趣味・特技
・赤西仁を工具に例えると
・赤西仁へのメッセージ
・赤西仁への質問


みたいなかんじ。
あと、名前・年齢・都道府県・血液型を書く欄もあって、MCで使うって書いてあるし名前どうしようかなあって思って…本名だと万一知ってるひとがいたら、と思うし、かといってハンドルネーム使うのもなあ。
そんなしょうもないことでずっと「どうしよ、どうしよ」って言ってたら、相方ちんが「でも本名で『○○さん』って言ってもらうほうが嬉しくない?」とナイスなアドバイスをくれまして、おお、そらそーやわ!!と思って下の名前だけ書きました。

…まー、結論を先に言うとくと
使われてませんけどね。


さて、アンケート。
1枚目を引いて、仁は何故かKEIBOくんにそれを読ませようとします。したらKEIBOくん、一旦読もうとするんだけど、戸惑った感じで「漢字ヨメナイ…」って言って。(そらそうや)
それで仁が用紙を受け取って、パッと見て、何がかわかんないけども「わ、スゲー!」って言って。
そいでお名前を「サトウ…」って読もうとしたんですが、そこで止まっちゃって。
眉ハの字にして、ちっちゃい声で、

「漢字ヨメナイ…」

これがもう、困った顔でつぶやいてたのが死にそうにかわいかった…!!(至福!!)

さて、アンケートの主は9歳の男の子でした。2階席(Fブロック?)で、立ち上がって手を振ってました。
で、彼からの質問。

「お母さんと結婚してくれますか?」

場内爆笑。
いいねえ、いい質問だねええ。
仁は「完全に大変なことになるから。」って言ってました。そらそうだ。

続いてのアンケートを仁は亮ちゃんに選んでもらおうとします。
んで、亮ちゃんは左手に黒いグローブ(DAIGOがつけてるような)をしていて、そっちの手で選ぼうとするんですが…そしたら仁が「おまえ、なんで怪我した方で」ってツッコんでまして。(怪我だったのね。)
で、その流れだったと思うんですが…
亮ちゃんが客席に、「皆さん、なんでこんなこいつ(仁)についてくるんですか。凄いな。」って笑って言ってた。

いや亮ちゃん…だって仁はすごいんだよう。

さて、亮ちゃんのひいたアンケート。
これをカメラが後ろから撮ってたんですが、後ろのスクリーンに、「好きなタイプ(タレント)」の項目に「内博貴」って書かれているのが映し出されて、仁の名前じゃないからか、会場がちょと「ああー」って感じになったんですよね。
でも2人はなんでそうなってんのかわかんないので?え?なになに?みたいになっていて。
そいで亮ちゃんが下手寄りのお客さんから聞こうとするんだけども、みんな一斉に喋るから(笑)やっぱりわからないらしく、「ひとりづつ喋って」って言ってて。でもやっぱり何人かが喋り出すので、「ひとりづつ言うてるやろ!(笑)」ってなって。最後には「じゃあ、あなた」ってひとりを指名して教えてもらってました。
その方が亮ちゃんに事情を説明して(やっと)、それを横で仁も聞いてるんだけど、なぜか仁、そのまま亮ちゃんにアンケートを読まさせまして。
で、亮ちゃんが「好きなタレント、内博貴」って言うやいなや、間髪いれずに仁。

「うりぁ〜!」

わはははは。これがやりたかったんか(笑)。(かわいいなあ)

「仁を工具に例えると?」って質問の答えは、
「接着剤。理由は、ファンを離してくれないから。」
うーん!すばらしい!すばらしい回答だよ!!!

そして仁への質問。
「今日のパンツは何色ですか。」
うーん!すばらしい!すばらしい質問だよ!!!(←おまえの感想はいいよ)

で、この質問、ちょっとくらい抵抗を見せるかなと思いきや。
ものすごく素直な感じで腰の辺りを見やると、
「あお。濃い青。」って、後ろ向きに体をよじって、その腰のところから幻の「おパンツ」を見せてくださいました…!!!!(まさかの至近距離でナマぱんつ)
ちなみに仁は「濃い青」って言ったけど…うん、なんていうか、そんなに濃くない、綺麗な青色のおパンツでしたよーう。…はっ、この青は袖口の水色とのコーディネイトなのかしら!(たぶんちがう)

客席はもう、当然ながら大絶叫でございます。そらそうだ。
でも仁はそれが不思議だったらしく、「ちょ、待って!!みんな大丈夫!?」って言ってて。仁からすると、「男が女の子の下着に興奮するのはわかるけど、逆はわからない」って事らしい。…まあ、確かにそれはそうですわな。
そいで、「みんなそんな、男のパンツとか見たいの?」みたいに仁が言ったんだったかなあ。またキャーって客席は盛り上がってて、で、あたしはっていうと「いや普通は見たくないけど、仁のだから見たいんだけどなあ」って思って、「んー?」って首を捻ってたのです。
そしたらそれが目に入ったのか、あるいはほかにもそんな人がいたのか、こっちのほうを指した仁が「ここの人、『わたしはべつにー』みたいにこう(んーって首を捻る)やってた。まじめな人なんでしょうね。」って。
で、いやいやいや、あたしも
仁のパンツなら見たいってば!嬉しいってば!!って、必死で思ってました。
…いやほんと、あたしのことじゃなくて別の人のことかもしれないけど。

そのあと、「亮ちゃんのパンツはー?」的なお声があがったと思うのですが…したら仁が「亮ちゃんは穿いてないから。」って平然と言って。
したら亮ちゃん、「穿いてる穿いてる。
穿いてるけど、黄ばんでる。」って言って、仁にハタかれておりました。(笑)


このあたりで、質問として
「今の心情を俳句にすると?」っていうのがでてきました。
仁は意外にも、思ったよりサラサラっと、って感じで、

「昔から 慣れてないのよ こういうの」

いやー、上手いですよ。上手いですよね!?まさに今の心情ですもん。季語とかともかく。
そう思ってあたしは感心しつつ、凄い満足もしていたのですけども。…そうじゃないひとがいました。それは悪魔っ子亮ちゃん(笑)。

「今のは『Aパターン』ですね」

そう亮ちゃんから『Bパターン』を促され、アンケートの入ったボックスのうえにぱったりと倒れ込んでしまう仁…!!(めちゃくちゃかわいい)
そして「やめよーよ、関西ノリ〜」と抵抗を見せるんですが、亮ちゃんと、それに便乗した感じの客席にさからえず、意を決したように。

「本当に 慣れてないのよ こういうの」

上手い!上手いって!!
でも…でも、亮ちゃんはそんな仁をまだ許してはくれません!!「で、今のは『Bパターン』ですよね」と、更に『Cパターン』を強要します。
流石に今回は仁もめっちゃ抵抗して、「亮ちゃんの悪い癖だっ!」とか「関ジャニは自己満足の為に人を使ってるっ!!」とか、いろいろ言ってじたばたと拒みます。
亮ちゃんはそれを聞いて「じゃあ、皆さんに聞いてみましょうよ」って感じに、ニヤニヤと客席のご意向を伺うんですが…当然客席は「ええ〜(不満気)」ってなりますよね。
仁も「こうやってゆったら、『やだ』って言うに決まってんじゃん!!」ってじたばた。(かわいい。)

そして、「ああー」って呻きながらも観念した(させられてしまった)仁。

「あわよくば…」

そこまで言ったところで「ちょ、ちょっとまって!」って客席に背を向け(背中がすごく焦ってる)、しばし一所懸命考えて、そして客席に向き直り。

「あわよくば AとかBとか…」

ここで客席から「なしにして!」って声があがると、仁はそっちを指差して、「そうっ!『無しにして!』」って。

上手いよー!!仁頑張ったよおおー!!(なんなら涙)
でも、客席のハードルは高かった…。「AとかBとか」が「字あまり」になってるとブーイング(?)です。(※「A」と「B」は言葉にすると「えぇ」「びぃ」とそれぞれ2文字になってしまうので、数えると8字になってしまいます)

それで仁も「AとかBとか、AとかBとか」って指折って文字数を数えて。(←これもかわいい)
で、「あ、じゃあ!」ってことで、『Cパターン』訂正。

「あわよくば AとかBを 無しにして」 ←『Cパターン』完成形

ううう、仁、よく頑張りました…!!!!
AパターンとBパターンを踏まえ、最後はオチつけて締めくくるという高度な技…!!
すばらしい!すばらしいじゃないかああ!!!!(手放しで大絶賛中)(←そっとしといてやってください)

このあと、何の会話やったか忘れちゃってるんですが…仁が「ミコオシテた。」っていう、聞きなれない言葉を使ったんですよ。
んで客席も亮ちゃんも「??」ってなってたんですが…亮ちゃんが「見越してた」か「見通してた」やろ、って説明してくれるんですが、仁は頑なに「みこおして」を押してました(笑)

んで、このあとくらい。
なんかうしろがザワザワしてるな、って思ったら、どうやら前寄りの位置にいたお客さんが倒れたっぽい。客席から「倒れた」って声があがるんですが、2人は最初わかんなくて、仁もいつものように「ちょ、うるさい!」とかって言ってて。
お客さんたちも必死で「違う!人が倒れた!」って伝えようとしてて…亮ちゃんが先に気付いたらしく「え?倒れたん?」ってなって、そしたら仁も「えっ倒れちゃった?」ってステージのギリギリまで前に来て、倒れた人のいるあたりを凄く心配そうに覗き込んで、何度も「大丈夫?」って言ってて。

…こ、このとき…仁が立ってた位置が、ほんとうにあたしの目の前で…!!!!

倒れた人も心配だし、実際前のほうのお客さんもみんなそっちを振り返ってる(ぽい)んですが、でも目のまん前にいる仁が、見上げたところにある顔が、なんか近すぎてすごくて…!!!
不謹慎にも、心配して客席を覗き込んでる仁を、下から凝視してしまっていたあたしでした。

なんか、なんか、美術館でものすごく美しい彫刻を観ているような感じでしたよ…。
しかも気付いたらいつのまにか亮ちゃんも仁のすぐ隣に立ってて、気付くと目の前に仁と亮ちゃん。ただでさえ最前列で「目の前にいる」と思ってたのに、さらなる「目の前」っぷり。もう、ヒイイ、でした…。

やっぱり不謹慎なんだけど、正直…あんな顔で、あんな声で、仁に本気で心配してもらってた「そのひと」が羨ましかったです…。
うう、倒れたひとや周りのひとはそれどころじゃなかったと思うのに、そんなん思ってごめんなさい。(>_<。)

あ、そうそう。
倒れたのは別に、お客さん達が「おしくら饅頭」してたから、とかじゃなくって。むしろこの日のお客さん、すごくちゃんとしてたと思います。(LLLの時はもっと押してくる人とかいた。)
最初につーこさんが注意してくれた、「今いる場所を自分の席だと思って」っていう…それが効いたのもあるかもしれない。あたし正直押されるって覚悟してたけど、ほんとうにイベント中、全然押されることも苦しいこともなく過ごすことができました。

押されなくても、どうしても暑さや人混みに弱い体質のひとはいますからね。これはしょうがない。その人は最後までそこにいられなくて残念だったと思うけど…。
それに「倒れた」ってなって係のひとが来てくれるのを待つ間も、「このひと看護助手です!」だったかな、なんかそうやって、お客さんどうし助け合っていて。仁もその様子をずっと心配そうに見てて、「あっ看護助手なの?あっでもお兄さんが来てくれたから」みたいに終始気を配ってて。…なんか、すごくちゃんとした、あったかい空間やったなあ、って思いましたよ。

亮ちゃんはそのあと、「ちゃんとみんな水飲んで」とか「ツバ飲も、ツバ」とか言ってて…更には
「足りんかったら俺のツバやるから」とか言ってキャーキャー言われてました(笑)。でもって「今すごい気持ち悪いこと言うたな」って自分で言ってました(笑)。


あと、質問には
「大阪のおばちゃんは好きですか?」っていうのもありました(笑)。
「好きですよ」って言う仁に亮ちゃんは「どんなとこが?」ってさらに聞いて、仁は「わーって言うとこ。」って言ってました。…うん、なんか伝わるわ(笑)。

その流れだったか、仁の出身地の話になったんですけど。
仁は「東京出身」ってことになってるけど、「ほんとは千葉だけど。」って言ってて。「(事務所に)入りたての頃に、東京ってゆってしまったんだよ。」って言ってました。
んで「どっちにしようか迷ってるけど。」って言ってました。今も迷ってるのね…。

で、アンケートの続き。
「仁を工具にたとえたら」っていう質問の答えが、
「ドリル。私にぐいぐいくるから。」っていうので。
これ実はあたしも、「ドライバー」って書いたんですが、理由はこの方と一緒でした(笑)。でもドリルのほうがパワー強そうでいいですね。うん。

「ぐいぐいって何でしょうねえ」と、仁はどうしたことか「ぐいぐい」が気に入ったらしく。
「いろんな『ぐいぐい』がありますが、亮ちゃんにとっての『ぐいぐい』はなんですか。」っていうわけわからない質問がとびだします。(仁はニヤニヤ)(←たぶん下ネタにもっていきたかったのかも)
亮ちゃんは「何言うとんねん」みたいな顔をしつつも、「ちょっといこーぜ、みたいな」って、腕をくいっとゼスチャーしたりします。そして、「仁のぐいぐいはなんですか?」って質問がえし。

仁は右の肘で、人のコリをほぐす時みたいに『ぐりぐり』ってしてて。(←こんときの、唇をきゅってしてニヤッと笑ったいたずらっ子みたいな顔が、めっちゃめちゃかわいかった。)
それを亮ちゃんをチラチラ見ながら何度かやったあと、「それ(『ぐいぐい』じゃなくて)『ぐりぐり』やん、ってゆって?」っておねだり。
亮ちゃんが若干めんどくさそうに「ぐりぐりやん」って言うと…仁、
「ひゃっ!」って変な声で笑って、会場はわけがわからずシーンとなっておりました(笑)。(オチなし)

えっと、補足すると…あたしから見ると仁のその『ぐりぐり』は、どっちかっていうと『うりうり』って感じだったです。(←漠然としすぎてて補足になってない)


そのあと、「考えたらあれだね、ステージ上で喋ったの初めてだね。」とか仁が言ってて。
その流れで、こないだ蕎麦を食べにいった、って話になったんですが…とたんに仁が思い出し笑いして。なんでもお蕎麦食べに行って、亮ちゃんが「鴨せいろの鴨抜き」を頼んだらしい。(!!)
2人でめっちゃ笑ってて(いや客席も笑ったけど)、さらに仁が「それってあれだよ!『ウーロンハイ』の『ハイ』抜きみたいなもんだよ!!」って言ったんですが、この時はなんか客席がシーンとなってしまってました(笑)。だって「ハイ抜き」って…。

ここで、Q&Aのコーナーおしまいということで。とうとう亮ちゃんがハケていきます。
亮ちゃんは「こいつ愛想ないけどセンスはあるんで、これからもお願いしますね」って言ってくれて。そうして去っていきました。

…なんか亮ちゃん、ずっとあったかかった。仁に優しいだけじゃなくて、仁のファンにもすごく優しかった。
仁のファンのことも大事にしてくれてる…終始、そんな感じがしてました。

いやー、それにやっぱり、亮ちゃん来てくれて嬉しかった。
ていうかね、なんか、2人の関係性が見られて、なんかすごい嬉しかったし…普段もこんな風にじゃれあってんのかなあとか思って、なんか…「ほわー」って感じになりましたですよ。(←どんな感じだよ)
ありがとう、亮ちゃん。


さて、亮ちゃんもハケて、ひとりになった仁。(あれ、KEIBOくんはいつハケたんやっけ?)(←ひどい)
「俺、結構頑張ったと思いますよ。」ってちょっとドヤ顔してました。…うん、すごく頑張ってましたよ。

そして。

「でも、あれですね。助かりますね。」

そう言って、凄くかわいく、にこー、って笑いました。
嬉しかったんだろうなあ、亮ちゃんの存在が、すごく。
なんかあたしは仁のこの言葉と笑顔に、じーんとなりました…。


そして、ツアータイトルのお話。
「3010年」ってしたことについて、「フューチャリスティックな。…未来的な。」っていうふうに説明してくれました。

次の曲は「Yellow Gold」。
「聴いてもらえれば」って言ったあとに、なぜか「聴いていただければ」って丁寧に言い直し。
その姿勢はなんか、今の仁の素直な気持ちなのかな、って気がして…ここでも、なんかすごく大切にされてる感じがして嬉しかったな。

黒いハットを手にし、マイクスタンドに投げて被せようとするものの、ちょっと失敗。
そのあとマイクスタンドを調整?かなんかしながら「こわれてるの。」ってつぶやいてたのもかわいかった。
このあとはハットを被って歌います。
でも似合ってたし顔みえたし、ぜんぜんオッケイ☆


■ Yellow Gold

LAで初披露されたこの曲。
客席を一瞬で虜にした、この曲。

仁の背後のスクリーンには、LAでの映像。
そしてその両脇の小さいほうのスクリーンには、日本語の歌詞が映し出されていました。

日本語歌詞…!
見たい…!!

でも、
この距離でこの曲を歌う仁はもっと見ていたい…!!!

というわけで、あたしはやっぱりスクリーンをほぼ無視して、目の前の仁に集中してました。
仁は振りを基本にしつつ、でもところどころフリーな感じで踊ってたと思います。

LAの時は、踊るダンサーさん達の真ん中で歌ってた、っていう印象が強かったこの曲。そしてあたしはその感じがすごく好きだったんです。
でも…たったひとりで歌い踊る仁、その感じも、やっぱしどうしようもなくかっこよかった…!!!
そして…切なく響く高音が、やっぱしものすごく素敵すぎた…!!!!


■ My MP3

こちらは、日生でも大好評であっただろう、この曲。
曲を知ってる人が多い分、この曲が始まったときの歓声はものすごかった。

仁はステージ上を左右に移動しながら、そして決して「がっつり」ではなく、でも曲にのって自然にダンスをしながら歌ってくれました。

最後のほう、暗転してるときに、ステージの奥で水を飲んだりしてました。


- MC -

「残念ながらラストになります。」

ステージ上にはセットの、透明なビニール?の大きな球体が4つ、並びました。

「お知らせがあります。」

そう言って仁は左手の人差し指を立てると、

「ひとつ。来年、シングル出します。

もうもう、客席は大絶叫です。
なのに、さらに。

「もうひとつあります。
ツアーもやる予定です。

客席はもう、大大、大絶叫です…!!!

「日にちとか場所とかまだちょっと言えないんですけど。アメリカのあと、来年あたまに。」

ここで客席から「日本で?」って声が掛かったみたいで

「日本です、もちろん。来年あたま、早いうちにやります。」

そう、言ってくれました。

仁のステージがまた日本で観られる…!!!!!
もうもうもう、この日いちばん嬉しい発表でした。
「チケット取りの恐怖再び!!」とかそういうこと(笑)は、3日くらいあとになるまで思いつかなかったくらい嬉しかった…!!!

そして。

「シングルで発売する曲を歌います。」


「『Eternal』です。」


■ Eternal

ものすごく、びっくりしました。シングルがこの曲だってことに。
絶対、英語の歌詞の曲だと思ってた。「Yellow Gold」あたりだと思ってた。ツアータイトルだし。
それが…
仁のソロデビュー曲が、まさかの「日本語」で、しかも「バラード」で、「Eternal」だなんて。
意外すぎて、たぶん「意外…」とかつぶやいてしまったかもしれない。

だけどその「意外すぎる」セレクトはあたしにとって、残念なものでは全くなくて。
なんというか、「そうだったのかあ…」ていうか。「そうしてくれるのかあ…」っていうか。
アメリカ進出っていう大きな野望がありながらも、「日本のファンの人たちに、まずは届けよう」って、そうしてくれたのかな、って、そう思えて…。
きっと、「敢えて」この曲なんだな…って、そう思って。

そいで、目を閉じて全身で歌うその歌声が、あまりにも沁みてきて…。

次第に、背後や左右から、いくつものすすり泣きが聞こえはじめ。
なかには嗚咽レベルの泣き声もちらほらあって。

そして気付くとわたしも、一緒に涙していました…。

「あなたが笑って生きてる、ただそれだけで。」

それはきっと、わたしたちみんなの仁への想いでもあって。
そしてきっと、その気持ちは今、仁に伝わってる。
あの空間で、強くそう感じることができて…とにかくもう、なんだか胸がいっぱいでした。(今思い出しても泣ける。)


歌い終えた仁は「どうもありがとうございました。」と頭をさげ。
「皆さんに会える機会を増やしていくのでまた来てください」と、そんなふうに言ってくれました。

最後はいつもみたいに、「Chao!」って下手側からはけていきました。


- アンコール -

鳴り止まなかったアンコール。
ていうか、「仁コール。」

だめかなあ…
そう思ってたら、出てきてくれました。しかも亮ちゃんが仁の手を引いて!!(なにこの絵!!)

仁は、パーカーを着て、フードまでかぶって、でてきてくれました。
あ、そいで、当日の夜のブログには「霜降りグレーの」って書いたんですが、メモには「きなり」って書いてあって。
なんていうかねえ、「グレーっぽいきなり」、もしくは「きなりっぽいグレー」…そんな感じの、霜降りっぽい色でした。

出てきた仁は、セットの大きなバルーンのうしろに入っちゃう(笑)。
透明なバルーンだから見えてるんですが、なんでしょねえ、このボケ具合っていうか変に奥ゆかしい(?)感じがねえ、なんか、ニヤニヤするくらい嬉しかったりして。
そこで、「これから始動しますので。」ってご挨拶。

そいで亮ちゃんに引っ張り出されて、「おまえ喋れ!」って言われて。
亮ちゃんは「心の底からの言葉を聞かせるから!」ってお客さんに言ってくれて。

あの夜にブログにアップした仁からの言葉は、このときに発せられた言葉でした。
きっとほんとに、仁の心の底からの言葉。
もう一度書きます。

「ほんとにいろいろ、迷惑かけたりした部分もあるかと思いますが、これからもよろしくお願いします。僕を。」

そうして、ぺこりと頭をさげた仁。
照れたように頭をぽりぽりと掻いてた仁。

いつも変なとこで奥ゆかしい仁が言った「僕を。」が、あたしは本当に嬉しかったんでした…。


客席はまだ仁とお別れしたくなくて、もう一回!ってせがみます。
…が、仁はマイクの下のほうのところをわざとらしく(笑)まじまじと困った顔で見つつ、「電池がもう、5メモリ中1ミリしかない。」ってまたボケて。
そいで、

「ツアー、じゃあ来てよ」

っていうもんだから、勿論お客さん達は

「行く〜!!」

って。(隣で相方ちんは「当ててよ!」って(笑)。まったくだ。)


もう一度「よろしくお願いします。」って、顔の横でかわいくピースして。
そうしてなぜか、「押さない、駆けない、白けない。」って言って、去っていきました。


こうして、夢のような時間は終わりました。


いや…なんかもう、ほんとうに夢のようでした。

あんなに笑顔で
あんなに嬉しそうで
あんなに楽しそうで

あんなに一所懸命で

あんなに、みんなに届けようとしてくれて。

あたしたちの想いはきっと仁に伝わった、って思えたし
そして、仁があたしたちを大切に思ってくれているであろうことも、すごく伝わってきて。


本当に、幸せな空間でした。

ありがとう、仁。
そして、行ってらっしゃい。