「Xmasなんて大嫌い」 (2004年12月放送)


私が仁を好きになってからはじめてリアルタイムで観たドラマ、「Xmasなんて大嫌い」。
「役者・赤西仁」を開花させた、記念すべきドラマだったと思います。


湘南方面の風景とユーミンの「瞳を閉じて」が印象的に使われていたこのドラマのロケ地に、いつか行ってみたいとずーっと思っていたのですが、東京方面に出かけてもコンサート会場と駅との往復しかできない日程ではなかなか機会がなく、実現できずにいました。

さて、2006年3月。
新橋演舞場で行なわれた「滝沢演舞城」をみにいく際、観るのは夜の部の公演だけだというのに朝の早い便の飛行機を取ってしまった(そのほうが安かった)私は、その妙に長い空き時間を利用して「ロケ地巡りをする」ことを思いついてしまったのでした。

以下は、その記録です。

寒くて風の強い日だったから、あんまりいい写真は撮れなかったのだけれど。




湘南編



殺風景…
まずは、マスター(ムッシュかまやつ)のお店であり、北川翔くん(赤西仁)のバイト先であり、このドラマの登場人物達が集う場所でもあるお店、「NORTH SHORE」

ドラマでは階段の下にアーチがあったりライトアップされていたりしたので、もっと明るい印象でしたが…
それらを取り払った実際の建物は、見ての通りいたってシンプルな感じです。

中に人がいたのでじっくり確認できませんでしたが、どうやらサーフショップか何かのようでした。





海沿いの交差点
翔とレナ(山田優)と上田(湯江健幸)が、車に乗った冬海(深田恭子)と「コペンハゲ」(金子賢)を目撃した交差点。(2話のラストで登場)
「NORTH SHORE」との位置関係はドラマと同じでした。

ちなみに、赤い車の向こうにうっすら見えるのは「江ノ島」です。

思いっきり海沿いでしかも物凄く風の強い日だったので、サーファーやそれを見に来たギャラリーが多かったなぁ。





「レタス」の街角
内輪では「レタス」で通じてしまう(笑)この場所は、買い出しに行った翔とレナが「朝帰りした冬海」を目撃した所です。(最終話で登場)

「昨日と服、一緒じゃん…」と余計な事を言うレナと、不機嫌そうな顔の翔くんの幻影が見えるようです。

ちなみにここ、場所が特定できてなかったので行く予定は無かったのです。
が、乗ってた電車からぼーっと外を見てたらこの景色がたまたま見えて、慌てて降りて写真におさめたのでした。(ラッキー☆)




「HAIR SALON 栗原」
冬海の家。
翔くんが何度も冬海を送り迎えしていたその場所は、本当に静かでのどかな所にありました。
実際に理容室を営業されてます。

ドラマではひさしの部分に緑のシートを張って店名を表示てましたが、それ以外はほんと、ドラマのまんまです。




この角度がやっとです
酔っ払った(いや、単に眠いだけか?)冬海を翔くんが介抱していた、店の前。

この写真を撮ってる時に中から店主さんと思われるおじ…お兄さんが煙草を吸いに出てこられて、慌てて「すいません、写真撮らせていただいてます」と言ったら「ああ、どうぞー」と仰ってくださいました。(実は怒られるのかと思ってちょっとびびった。)

中の写真も撮りたかったけど、流石に図々しいのでやめておきました。


今回はあんまり時間がなくて、ほんとに主要なところを回るだけになってしまったのですが。
もっとゆっくり鎌倉エリアを散策したかったし、仁や亀が昔雑誌で行ったあたりにも行ってみたかったなぁ。




横須賀編



「ドクロちゃん」を探せ!
この海も場所に確証がなかったので、辿り着いた時には嬉しかったなぁ。
いちばん来たかった場所だったんです。

翔くんと冬海の、大切な場所ですね。
叱ったり、誘ったり、探したり、抱きしめたり。(うふー)


しかし、こんな所であの「ドクロちゃん」のネイルチップを探し出した翔くんは、本当に健気です…。(泣)

でも天候のせいか季節のせいか、砂浜に海草とかがいっぱい打ち上げられていまして。
ドラマで見たほど綺麗な砂浜ではありませんでしたね。

でも、ここで仁(と深田恭子ちゃん)が一所懸命砂を掻き分けてたんやなぁ…と思い…当然のように砂を採取いたしました。(え?)



ボートはありません。
翔くんが寝そべったり冬海が腰掛けたりしていたボートは勿論なかったけど、でもあの景色が広がっている様は感動モノです。

天気があまりよくなくて、綺麗な写真を撮る事ができなかったのが残念でした。


さて。

実は、この写真を撮っている時。
ある「事件」が起こりました。

3話で、ネイルチップを探す翔くんを見ながら冬海がハンバーガーを食べる場面がありましたよね。
…別にその再現をしたかったわけではないのですが、小腹が空いたあたしはここで、持ってた「アンパン」を食べる事にしたのです。

ちょっとした出っ張りに腰掛けて、アンパンをかじり始め。
3口程かじったところでふと「このアングル(↑)の写真も撮っておこう」と思い、右手で携帯を持ち、アンパンを持った左手で携帯を支え、上の写真を撮ったわけですよ。


と。



なにかがあたしの頭上をかすめました。

…それを実感する間もなく、左手に大きな衝撃が伝わると同時に、持ってたアンパンは私の手から消え失せました



Σ( ̄□ ̄;)!?




…なんということでしょう。


その時私の目に映ったのは、その足でアンパンを袋ごと掴んだまま飛び去る、巨大な鳥だったのです。
よくわかんないけど、鷲とか鷹とかそれ系(?)の、ほんとにでっかくて獰猛そうなやつ。




…Σ( ̄□ ̄;)!


しかし、食べ始めたばかりであんこがギッシリ詰まった状態のアンパンは結構重かったのでしょう。

飛び去る鷲(推定)の足にその袋だけを残したまま、アンパンはスローモーションのように、砂の上にぼとりと落下したのです。




…あたしの、アンパン…。


3口しか食べてなかったのに…。



あたしは砂の上に落ちたそれを呆然と見つめ、今起こった出来事をぼんやりと反芻しながら、「これ…砂を掃ったらまだ食べられるんやろか…」と考えていました。(←どんちゃん、しっかり!)(ゆさゆさ)


が。

奴(鷲)は、あたし以上にしぶとかったのです。


バッサバッサと空を旋回して戻ってくると、落ちたアンパンを再度襲撃。
大きすぎて一部しか持っていけなかったそれを、再び戻ってきて襲撃。

私が見守る目の前で、結局4回の襲撃によって、アンパンは跡形もなく消え去っていったのでした




漫画みたいだけど、ほんとの話です。



鳥って、凄いですね。
凄い勢いで飛んできて砂の上のアンパンを確実にしとめるし、携帯とアンパンを並べて持っててもどっちが食べ物なのかちゃーんと判ってるし。
しかもあたし、アンパン持ってた手とかも無傷だったし。

こいつ、デキる…!!Σ( ̄□ ̄;)

しかしまあ、取られたのが携帯じゃなくて、ほんとによかった。
それも今だから思う事で、その時は「あたしのアンパン!!!(怒)」って思ってたんですけど。


でも、それで思った。

ドラマの冬海はゆっくりゆっくりハンバーガーを齧っていたけれど。

あの場所で、あんなに暢気にモノを食えるわけがない!!!
あそこでモノを食うのは命懸けだ!!!

そのあと翔くんから「お前も探せ!」と言われた冬海は、「はっ、食えって言ったのそっちじゃん!」と怒りながらも食べかけのハンバーガーをそこに置いて、ドクロちゃん探しに加わっていたけれど。

おそらくあのハンバーガー、2分後には消えてると思われる。



ちょっと、貴重な体験でした。




階段・その1
翔くんの登った階段。(3話で登場)

ドラマでは右手になにか小屋っぽいものが映ってましたが、多分セットだったんでしょうね。

実際はほんとに、なにも無い浜辺でした。



階段・その2
もすこし登るとこんな感じ。

仁の登った階段を、同じ目線で楽しんでみました。



階段の上から浜を望む
最終話で、コペンハゲの元から戻ってきた冬海が翔くんを見つけたのは、こんなアングルだったかと。

あたしにはボートの上で寝そべる傷ついた翔くんが見えるよ…(泣)。



浜へと続く道
翔くんがバイクを停めてたのは、このへんだったかな。



すぐ近くに休憩所みたいなところがあって、帰る際にふと見るとそこで老夫婦がベンチに座ってお弁当を食べてらっしゃいました。
とてものどかな、いい風景でした。

しかし…私は見てしまったのです。
その老夫婦の上で、3羽の鳥たち(でかい)がゆっくりと旋回しているのを…。


老夫婦とお弁当が無事だったか、ちょっと気になってます。





「瞳を閉じて」
翔くんが冬海をバイクの後ろに乗せ、何度も走ったあの道です。
辿り着いた途端、頭の中でユーミンの「瞳を閉じて」が流れ出しました。

この時は街路樹がシートに覆われてたから、ちょっと感じが違うんですけど…海沿いで、塀のところがペイントされてるこの道路。
車の通行量は少なめで、なんだか外国のどこかみたいな感じがちょっとしました。




反対側
仁が走りながら見たのは多分、こんな景色。



横浜まで31q
ペイントのある道が始まるところ。

真っ直ぐ伸びる、綺麗な道でした。


短時間でざざっと回ってしまったし、ひとりだったので特別笑えるエピソードがあったとかではないんですけど。
赤西仁が演じる北川翔くんを本当にとても好きだったので、その彼のいた場所を巡ることができて、とても満足しています。





オマケ




ばばーん
浜辺にて採取いたしました、です。


これを培養したら…

なんか…
なんか仁みたいなものが育ったりしないもんでしょうか…(←結構本気)


(実施:2006年3月)